「そこそこの」コラボレーションでは人材の流出は防げない

On By Chris Barwick1 Min Read
Man In Hybrid Work Office With Hands On His Head
かつてないペースで人材が会社を去っています。人や会社とのつながりが希薄で、誰も目を向けてくれないし、声を拾い上げてもらえない。そのような思いを多くの人が抱いています。この問題の一端は、使われているコラボレーション ツールにもあります。今頃には普通の状態、少なくともコロナ禍以前の普通ぐらいには戻っているはずだと、誰もがそう思っていました。残念なことに、大半の人はその普通を取り戻せていません。 Dimensional Research 社が行った 2021 年の調査では、回答者の 32% がテレワークでの会社とのつながりに難があると感じ、38% がテレワークを始めてから疲弊感が増したと回答しています。Microsoft 社の調査でも、テレワークに移行して以降は従業員の生産性やイノベーションの質が落ちているという結果が出ています。 ニュー ノーマル時代のあり方はどのようなもので、いつそれが到来するのか。従業員も経営層も IT 部門も、誰もが不確かな状態に置かれています。ハイブリッド ワークの計画が定まるのを待っている余裕はありません。会社とのつながりを感じられなくなり、疲弊していく従業員が増えつつある中、戦略的決定を下すのは今しかありません。競合他社も待ってはくれないのです。人や会社とのつながりを守り、生産性を刺激し、組織内外でのコラボレーションを可能にするツール。そのような品質面でも妥協しないツールが従業員に与えられて然るべきです。また IT 部門には、ユーザーがどこで働いているかにかかわらず、安全に管理、サポートできる適切なツールが必要です。ハイブリッド ワークは IT 面での問題を解決すれば良いというものではありません。求められているのは企業文化や技術的な側面、リーダーシップのあり方を変えることです。IT 部門、人事部、施設担当チームが一体となって、従業員の支持を得られるソリューションや環境を整備しなくてはなりません。部門間の連携なくしてハイブリッド ワークの問題は解決できません。

わずかなコストよりも従業員の生産性や創造性を犠牲にする方を選ぶか

組織が意思決定を下すにあたっては、コストが重要な要素となっています。企業が新たに従業員を雇用するために必要なコストは平均 4,000 ドルです。しかもこの金額には、仕事に習熟するための研修にかかるコストや時間は含まれていません (ましてや、戦力に加わるまでの期間中に他のチーム メンバーにかかる負担が勘定に入っているわけがありません)。 Webex はエンド ユーザー エクスペリエンスの面で優れ、総合的なコラボレーション ソリューションであるとお客様から評価されながらも、「うちは予算が限られているから」という声をよく耳にします。実際のところ、Webex は皆さんが考えているほど高価なものではありません。前回の記事でも指摘しましたが、コラボレーション製品一式 (Cloud Calling、Meetings、Messaging、Polling、Events) が揃った Webex Suite を、1 ユーザーあたり月額 11.95 ドルで購入できます。新たに従業員を雇用する場合のコストが 4,000 ドルとして、同じ金額でその従業員用の Webex Suite 28 年分を支払える計算です。 世界最高水準のコラボレーション ソリューションである Webex Suite を利用でき、その機能で従業員とのつながりを守り、仕事の生産性を高め、離職率を抑えられるとしたら、それほど非現実的な投資ではないと思いませんか。 Office 365 を契約していて、その契約にコラボレーションの機能や Microsoft Teams が含まれていると思われている方が多いようですが、Microsoft Teams はむしろ隠れたコストが多く、世界クラスのコラボレーションに期待する機能の一部しか搭載されていません。利用料金は流動的で、サービスや製品を追加するたびにそれぞれの料金を支払わなければなりません。電話や PSTN、デバイス、会議室、IT 管理、あるいは従業員がオフィスや自宅環境でシームレスにコラボレーションできるようにするための機能などを追加すれば、総所有コストはたちまち激増します。 Gartner 社のレポートは、Microsoft のソフトウェアの利用料金が 3 年ごとに 25% 上昇する可能性を指摘しています。これは隠れたコストとは別に必要になります。その見極め方についてはこのブログの中で取り上げる予定です。 ですが Microsoft 社のサービスと同じ料金でも、Webex に乗り換えれば、平凡なミーティング アプリや電話アプリの「そこそこの」コラボレーション体験を、遥かに良質な体験に変えることができます。Webex なら Calling や Meetings、Messaging、Polling に Events を加えたスイートの製品群、AI を活かした次世代のノイズ除去のような統合機能に加え、Webex Assistant などの豊富なサービスでハイブリッド ワークでの仕事の効率を改善できます。 1 ユーザーあたり月額 11.95 ドルで従業員の離職を防ぎ、生産性や創造性を高められるという効果には、コストに見合うだけの価値があるのではないでしょうか。 次のビデオをご覧いただき、世界クラスのコラボレーション体験がもたらす効果に想像を膨らませてください。

「そこそこの」コラボレーション ソリューションの継ぎ接ぎ導入が重荷になっていないか

シンプルかつユーザーの目につかないというのがテクノロジーのあるべき姿です。ハイブリッド ワークの成功にはコラボレーションの助けが不可欠ですが、テクノロジーが異なるツールの統合がベンダーの手には負えない場合、状況を打開するために何ができるでしょうか。 製造元が異なる部品で組み立てられた飛行機を思い浮かべてください。それも会社間のコミュニケーションは皆無という状態です。私の想像では空を飛ぶのも難しく、波乱に満ちた旅になるだろうと思います。Microsoft Teams だけを利用している組織にも同じことが言えます。これはもう問題だらけです。 多くの企業は Microsoft 社から包括的なコラボレーション ソリューションを購入する想定でいますが、それは叶いません。というのも Microsoft 社のソリューションは必要な機能を網羅しているわけではないからです。大抵の場合、6 社から 12 社程度の無関係なコラボレーション ベンダーの製品を接ぎ合わせて利用することになります。そうなれば飛行機を飛ばすのも、エンドユーザーの使用感を気にかけるのも、大量のベンダーのソフトウェア アップグレードの影響を心配するのも、すべては IT 部門任せです。利用するベンダーの数が何社にもなるとコラボレーション ソリューションのセキュリティを確保するのも一筋縄ではいかず、会社の最高セキュリティ責任者を苦しめます。一方、財務部門では「生産性向上アプリケーション」にかかるコストが年々増加している状況に疑問を抱くようになります。こうした影響は人事部にも波及し、対策をしているにもかかわらず従業員が疲弊した果てに会社を去っていく理由を求めるばかりという状況に陥ります。 多くの企業が Microsoft 社や Google 社の生産性向上ツールを使用する一方で、シスコに求めるのはリアルタイムのコラボレーション機能であることもわかっています。だからこそシスコは、Webex が Microsoft 社や Google 社、その他の大手のビジネス アプリケーションとシームレスに連携できることに力を入れています。シスコでは常に新たな統合を追加するように取り組んでいます。Webex の最新情報や今後の予定についてはこちらをご覧ください。 Webex Board Pro 75 シスコも含め多くの企業が Microsoft 社の Exchange や Active Directory、Sharepoint、Windows、Azure、Office を利用しているのは確かです。ですが、その事実によって Microsoft 社がリアルタイムの音声サービスやコラボレーションに精通していると言うことはできません。この分野には Meetings から Events、Contact Center、Audience Engagement をはじめ、実に多様な種類があります。ハイブリッド ワークの重要性は明らかなことから、組織は早急に対応し、安全性の高い世界クラスのコラボレーション ソリューションを用意して従業員に提供することが求められます。Webex とシスコという組み合わせが、その答えです。

利用しているハイブリッド ワーク ソリューションの安全性は十分か

Webex は米国政府の国家安全保障局から、エンドツーエンドのセキュリティのコラボレーション サービスの中では最高の評価を獲得しています。

Webex は米国政府から最高の評価を獲得

従業員はハイブリッド ワークのおかげでどこからでも働くことができます。その分、いつ何どき攻撃に見舞われるかわからず、セキュリティで保護しなければならない場所の数は桁違いに増えています。 昨今 Microsoft 社のリアルタイムのコラボレーションを支持しているお客様も、Webex の方がセキュリティや信頼性が高く、ユーザー エクスペリエンスが優れているとして、「重要なミーティング」には Webex を使用されています。この戦略には難があると思いませんか。 組織のどこで優れたアイデアが生まれるのかは、どうしたらわかるでしょうか。アイデアは組織内のあらゆる場所、あらゆる会話の一場面から生まれる可能性があります。最近行った重要な意思決定を思い返してください。おそらくはリアルタイムのコラボレーションの中で、偶然そのような機会に恵まれたのではないでしょうか。内輪のミーティングで行った画期的な意思決定の内容が、外部に漏れるようなリスクを冒したいと思いますか。 Microsoft Teams が会社にとって最適なソリューションなのかを不安に思い始めているのであれば、そのセキュリティや使い勝手を詳しく調べてみることをお勧めします。特に社外の相手とのコラボレーションを始めるときやサードパーティ製のアプリケーションを利用する場合には、是非検討してください。シスコなら自社のコラボレーション ツール内だけでなく、ネットワークとつながるあらゆるユーザーやデータ、デバイス、アプリケーションをより安全に保護できます。

シスコのコラボレーション ツール

今こそ世界クラスのコラボレーション体験を

コロナ禍が終息したときのことを考えると、オフィスへの完全復帰にはまだためらいがあります。組織としては、ハイブリッドな働き方への投資をこれ以上保留しておくことはできません。ビジネスの成功も、人材の離職防止も、その投資にかかっているのです。ハイブリッド ワークへの移行には戦略的な計画が必要ですが、会社の人材にはその労力に見合う価値があります。 IT における課題を軽減し、組織のセキュリティを支え、従業員の生産性や組織との信頼関係を維持できるような、品質に妥協のない、世界クラスのコラボレーション体験を提供できれば、ナレッジ ワーカーはその本領を発揮できるはずです。そしてそのような安全、シームレス、インクルーシブと 3 拍子揃ったクラス最高のコラボレーション ソリューションは、わずかな投資で利用できるのです。 「そこそこの」コラボレーションではもはや不十分です。従業員の働く環境が整って初めて、カスタマー エクスペリエンスの質も高まります。ハイブリッド ワークの成功を願うなら、今こそコラボレーション プラットフォームを次の段階に進めるときです。Webex がお客様の力になります。
3 月 8 日に公開予定のライブ ウェビナー「「そこそこの」コラボレーションでは人材の流出は防げない」への参加登録はこちらから行えます。コラボレーション戦略部門の VP 兼 GTM である Chris Barwick が、セキュリティを保ちつつ簡単にコラボレーションを行う方法としての Webex の有用性とシスコの強みについてご紹介します。
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Chris Barwick
Chris Barwick Vice President Cisco
As Vice President for Cisco Collaboration Strategy and GTM, Chris leads a team building and executing a plan to grow Cisco's Collaboration subscription business within the next few years.
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