シスコは過去 10 か月にかけて、リモートワークやコミュニケーション、コラボレーションの分野で数多くの新製品を発表してきました。 ハイブリッド勤務への移行が急速に進む中で、ニーズと期待もまた変化しています。 リモートワークの課題を解決することや、安全なオフィス勤務再開を実現することだけでは今や不十分なのです。 最新のハイブリッドソリューションには、ハイブリッド勤務への対応が求められます。一貫性があり、多様な人がいつ、どこからでも参加できる、魅力的なコラボレーションの場となる必要もあります。 そうしたハイブリッド勤務の最新ニーズを満たせるのが Webex ソリューションです。その仕組みをご紹介します。
視覚を活用した、より柔軟なコラボレーションを実現
昨年のリモート勤務で生産性が大幅に向上したケースもあるでしょう。その反面で、創造力やイノベーションの著しい低下も指摘されています。 コロナ禍の初期では、ビデオ通話でお互いに顔を見られるだけで称賛に値していましたが、ハイブリッド勤務が当たり前になった今、それだけでは不十分です。 そこで活躍しているのが、Webex のデジタル ホワイトボードとビジュアル コラボレーション ソリューションです。 Webex のビジュアルコラボレーション機能により、チームメンバーが居場所を問わず、いつでもブレインストーム、共同制作、問題解決に参加できます。 ビジュアル コラボレーションは Webex にネイティブ統合されており、アプリやタッチ対応デバイスに対応しています。別のアプリや複雑なデバイス構成は必要ありません。 タッチ対応の Webex Board、Webex Desk Pro および Webex Desk は、単体でコラボレーションに必要な全機能を備えたデバイスです。新しいホワイトボードの作成も、既存のホワイトボードの編集も簡単です。ドキュメントや画像などのファイルを開き、リアルタイムで注釈を付けることもできます。 ホワイトボードのコンテンツは Webex 経由で保存、共有、アクセス可能なので、場所や時間を問わないコラボレーションが実現します。 そして今月、Webex が Mural と Miro に対応。ビジュアルコラボレーションの可能性をさらに広げます。 複雑なプロジェクトを作成する場合でも、テンプレートを利用できるほか、Mural や Miro の新規 / 既存ボードを Webex スペースに追加できるため、視覚を活用したコラボレーションがかつてなく簡単になります。 さらに一連のワークフローが製品に統合されているため、コラボレーションの合理化と生産性アップも実現します。 Webex のバーチャルホワイトボードは個人的にも大好きな機能です。Muralと Miro の統合は柔軟性をさらに高めてくれるでしょう。 ハイブリッド勤務環境を引き続き改善するための重要な要素は、間違いなくバーチャルコラボレーションです。今後も新機能をお届けする予定ですのでご期待ください。
全ユーザーを情報に基づいて管理できる Webex Control Hub
Webex Control Hub は、ユーザー、デバイス、サービスを使いやすい画面で一元管理できるソリューションです。必要な情報の提供と、複雑さを軽減した使い勝手が特徴です。 豊富な分析情報に基づいてサービスとユーザーを管理し、デバイスをプロビジョニングし、セキュリティとコンプライアンス ポリシーを設定し、詳細な分析とレポートを確認できます。 しかし分析レポートを全員が同じように活用できるとは限りません。 たとえば色覚異常を抱える人は世界で推定 3 億人にのぼります。そうしたユーザーにとって、チャートの色分けはデータを読む際に役立ちません。 そこで昨年に Webex Control Hub の一部機能を見直し、色覚異常を抱えるユーザーにも配慮した、新しいチャートカラーパレットを追加しました。 新しいパレットにより、色覚異常を抱えるユーザーにも色分けされたデータが見やすくなり、Control Hub エクスペリエンスをより快適に利用できます。この点が認められた結果、先日は 2021 年の San Francisco Design Week Award を受賞しました。 アクセシビリティとのバランスを両立させた、優れた画面デザインをお届けできることを嬉しく思います。
公的機関向けにコラボレーションオプションを拡充
ハイブリッド勤務で組織内だけでなく組織外とのコラボレーションも必要になることは言うまでもありません。 Webex のソリューション全体で重視されているのは、まさにそうしたコラボレーションです。つまり、従業員、顧客、サプライヤー、パートナーとのセキュアで効果的な通話、メッセージング、ミーティングにより、安全かつシームレスなコラボレーションを実現することです。 そして Webex が公的機関のお客様にもご利用いただけるようになりました。 Webex for Government FedRAMP のお客様は今月から、FedRAMP ライセンスを持っていない他の Webex ユーザーと安全にメッセージをやり取りし、ファイルを共有できるようになります。 Webex ユーザーにとって、組織の内外でコミュニケーション方法の選択肢が増えることになります。こうした優れた柔軟性は業務効率を高め、コラボレーションの成果も引き上げます。これらのメリットを、公的機関も含めたすべてのお客様に提供できることは Webex チームの誇りです。
ハイブリッド勤務のために構築された Webex ソリューション
ハイブリッド勤務における Webex はすでに高い完成度と充実度を誇りますが、多様性への対応や、コラボレーションの魅力と生産性をさらに向上できるよう、今後もさまざまな改良を続けていく予定です。
ハイブリッド勤務の変革を Webex が先導している理由について、こちらをご覧ください。
詳細情報 Webex 新機能:2021 年 7 月 Webex アプリの新機能:2021 年 7 月 ハイブリッド勤務の時代に対応する新しいイノベーションを発表