Tags: IT ソリューション, Webex Suite, クラウド コミュニケーション, 人工知能
ハイブリッド ワークへのパラダイム シフトが進行する中で、金融や保険から公共や医療まで、規制の対象となる業界の組織では、コラボレーション ツールやチャット ツールが、コミュニケーションと情報共有の主要な手段として導入されてきました。コミュニケーションの方法は変わっても、電子的に記述されたコミュニケーションを取得、保持、管理するための基本的要件は依然として適用されます。たとえばミーティング中のチャットや投票、ホワイトボードといった、電話中やビデオ会議中に作成されたデータです。サイバー セキュリティへの懸念が高まり、規制へのコンプライアンスの義務も果たさなくてはならない今日、組織が必要なコミュニケーションを安全に取得し、必要に応じてアクセスできるようにすることは簡単ではありません。
コンプライアンス担当チームはミーティング中の電子的コミュニケーションのうち、音声録音やビデオ録画を除く、チャット、音声テキスト、メッセージなどを取得するよう要求する場合があります。管理者によっては、そうしたデータを個別に保存、管理、保護することができないために、機能をオフにしていることもあります。しかし Webex ユーザーは、ミーティングのビデオや音声コンポーネントを取得したりアーカイブしたりすることなく、Webex ミーティング中にチャットやメッセージを取得できるようになりました。シスコのパートナーである Theta Lake 社が導入した選択的アーカイブ機能により、Webex 管理者は Webex ミーティングの個々の要素を選択し、後で検索できるようにして保存できます。
Theta Lake 社のセキュリティおよびコンプライアンス スイートの統合拡張により、規制対象となる企業は、Webex ミーティングのミーティング内チャットや音声テキストなどの充実した機能を活用することで、こうしたコミュニケーションを取得して特定の規制要件を遵守できるようになりました。
Webex のお客様は Theta Lake 社のアプリケーションを Webex Messaging、Webex Meetings、Cisco Meeting Server とともに使用できます。さらに最近 Webex ミーティング チャットと Webex ミーティング音声テキストへと対象が拡張されたことで、次のようなサービスが可能になりました。
Webex スイートへの統合拡張に加え、シスコは Theta Lake 社と提携して、Webex のお客様向けに Theta Lake 社のアーカイブ、セキュリティ、コンプライアンス スイートの無料版を提供します。
無料版を使用することで、規制対象の業界で Webex を利用するお客様が Webex のすべての機能セットを容易に利用し、その真のパワーを活用できるようになります。高度なアーカイブ機能や eDiscovery 機能を利用することで、記録されたコンテンツを検索して確認する場合も、コンプライアンスを維持しながら運用効率を高めることができます。
シスコと Theta Lake 社のパートナーシップにより、統合をますます拡大し、Webex の技術的進歩を強化していきます。これにより Webex をより安全かつ規制に準拠しながら使用できるようになるだけでなく、規制対象の業界のお客様に、コンプライアンスのために用意された Webex の強力な機能を余すところなく活用していただけます。Theta Lake 社とシスコが Webex 向けにどのように製品開発を行っているかについて詳しくは、YouTube でビデオをご覧ください。
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