Webex で未来へ走行

On By Abhay Kulkarni1 Min Read
Webex Redefining Workspaces With Carplay Integration
コロナ禍によって多くの人々は仕事をする場所について必然的に創意工夫して考えるようになりました。これまで居間や食卓、庭の小屋などをオフィスの代わりに活用してきましたが、これらに留まらず、今では自動車も仕事場として活用できるようになっています。先週、Ford Motor 社と提携し、同社の自動車でセキュアな没入型コラボレーション エクスペリエンスを提供することに関するニュースを共有しました。今回の提携は、ハイブリッド ワークの時代に新たな柔軟性の高いエクスペリエンスを実現する Webex のイノベーションの好例となっています。 ハイブリッド ワークは今後も続きます。どの物理的な場所に腰を下ろして仕事をするかということは、どの方法で仕事を完了できるようにするかということと同じくらい問われなくなってきています。今日では、ホーム オフィスや企業のオフィスでの勤務中に得られていた快適さと技術的な設備の両方を、自動車内でも得られるようにすることが求められています。長期の出張を控えていて、休憩するたびにタスクの状況を把握したいと考えている人もいれば、現場に出向いていて、会社にいるチームと協働する必要のある人もいるでしょう。また、子供をサッカーの練習に送ってから食料品を受け取るまでの間にミーティングをする必要があるときには、どうすればよいでしょうか? さらに、最近の自動車には高性能なカーナビが搭載されていることも多く、複数の没入型ディスプレイによって運転中や駐車時に豊かで安全なエクスペリエンスを提供できるため、外出先でのハイブリッド ワークに関する要件を満たすように最近の自動車を再構築することができます。複数の顧客を訪問する間に仕事を完了する必要がある場合でも、気分転換をしたい場合でも、自動車のタッチスクリーン内で機能するネイティブの Webex アプリによって、円滑に仕事を続行したり、シームレスなコラボレーション エクスペリエンスを実現したりできます。

Bluetooth を有効に活用: 良いものを改善して最良へ

Bluetooth は自動車のマイクとスピーカーをスマートフォンや Webex アプリと接続する際の最も基本的な手法となっており、大半のユーザーは Bluetooth でスマートフォンを自動車に接続することに慣れています。シスコでは Apple CarPlay 向けの魅力的なオプションも提供しており、同アプリの一般的な制御機能のいくつかを車内で安全に利用できるようになっています (近日中に Android Auto にも対応予定)。Bluetooth 接続によって良い効果をもたらし、Apple CarPlay や Android Auto の統合によってさまざまなことを改善できるほか、自動車向けにネイティブでアプリを構築すると最良の効果がはっきりと得られます。運転中にミーティングや電話を安全に行えることはこうしたエクスペリエンスのいずれにとっても重要ですが、問題なく駐車できた際に十分な没入感のあるミーティングを行えるようにすることも同様に重要です。

自動車を通勤以外にも活用

シスコが Webex で目指しているのは、ネイティブでのアプリの構築を通じて没入型のディスプレイをフル活用できるようにして、自動車内で最高レベルのエクスペリエンスを提供することです。こうしたネイティブな統合によって、自動車を通勤以外の用途に活用できるようになります。 自動車を、仕事場として活用できるだけでなく、停電時に家の電力源としても活用できる本格的なホーム オフィスにすることができるとしたら、どうでしょうか?Ford 社は、こうしたことの実現に取り組んでいます。 セキュリティと安全は Ford 社と Webex の両方にとっての最優先事項です。そのため、運転手と同乗者の安全を確保するだけでなく、集中力を高められるようにしています。Webex のソリューションでは、運転中に利用する際に音声のみを使用するようにしています。自動車を問題なく駐車できた際には、セキュアなビデオ会議や統合された音声、コンテンツ共有など、より強固な Webex のコラボレーション エクスペリエンスが得られます。シスコ独自の音声インテリジェンスである 「Optimize for My Voice」機能では、自動車から仕事をする必要のある運転手や同乗者のエクスペリエンスを強化できます。具体的には、人の声を抽出して明瞭さを高めることで会話を聞き取りやすくする一方で、周囲の気になるノイズや会話を消去します。

外出先での仕事の未来

最新の 5G インフラストラクチャによって、顧客やディーラーのほか、サプライ チェーン リソースにもエクスペリエンスを接続できるチャンスがもたらされています。たとえば、場所を問わずにフィールド サービス エンジニアを呼び出し、支援を受けて、トラブルシューティングと技術的な問題の解決を行うことができます。 自動車内のバーチャル アシスタントを介して技術者が自動車の状態確認と修理を行い、速やかに再び運転できるようにして、顧客満足度をさらに高められます。こうしたテクノロジーによって生産性を高めて、通常はディーラーを経由する顧客の修理チケット数を削減することができます。また、予測に基づくメンテナンスとメンテナンス サービスの自動化をさらに推し進められる可能性も開かれています。 Webex は宇宙旅行の推進もサポートしています。NASA のオリオン宇宙船に最新の専用バージョンの Webex を搭載させることで、宇宙の深部を探査する今後のミッションや、地上でネットワーク状態に問題がある場合でも活用できる可能性のあるコラボレーション テクノロジーのテストを支援しています。

変化しつつあるワークフォース向けの次世代コラボレーション エクスペリエンス

シスコが目指すのは、Webex を活用して、ホーム オフィスから自動車のタッチスクリーン、オフィス、そして (宇宙の深部も含めた) その他のあらゆる場所まで、どこで仕事をしても一貫したエクスペリエンスが得られるようにすることです。こうした強化されたハイブリッド ワーク エクスペリエンスによって、ハイブリッド ワーク カルチャーの柔軟性とコロナ後の時代における配慮を兼ね備えたあらゆる環境やパーソナライズされた空間から業務を行えるようになります。 次世代コラボレーションの実現に携わることは本当に刺激的です。シスコは、変化しつつあるワークフォースのために Webex をどのように進化させるべきかを常に考えています。シスコのイノベーションの原動力をクリエイティブな手法と調和させると、組織において、パーソナライズとアプリの認識に対応し、インクルーシブかつセキュアで相互運用が可能な形に仕事場を再構築できるようになります。シスコでは、仕事を行う場所ではなく、仕事の内容を中心に据えた新しいコラボレーション手法の強化に取り組んでいます。こちらはオフィス、自宅、自動車内やその他のあらゆる場所でご利用いただけます。続報にご期待ください。 その他の記事 Webex by Cisco によるハイブリッド ワーク エクスペリエンスの再構築 [プレス リリース] Webex で仕事を刷新 Webex の新機能

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Abhay Kulkarni
Abhay Kulkarni SVP/GM Webex App
Abhay Kulkarni is the Senior Vice President and General Manager of Webex App in the Cisco Team Collaboration Group.
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