ハイブリッド コラボレーションを支える電話サービス

On By Amey Parandekar1 Min Read
電話サービスは、あらゆるビジネスと従業員、顧客、パートナーをつなぐ重要な役割を果たしています。このハイブリッドワークの時代において、電話サービスはこれまで以上に重要な意味を持つようになりました。Cisco の電話サービスは 4500 万人以上のユーザー同士をつなぎ、毎月 80 億回以上の通話を提供するなど、お客様の大切な瞬間を支えています。そして、本日はうれしいご報告があります。この度 Webex Calling のビジネス ユーザー数が 700 万人を超え、昨年の 2 倍の成長を遂げることができました。当社は今後もこの勢いを止めることなく、さらに進化し続けたいと考えています。 Webex は、イノベーション (革新) とインクルージョン (包括性) をあらゆる活動の中心に据えています。長期的なハイブリッドワーク戦略を構築する企業が増えるなか、当社はオフィスやリモート、あるいはその両方で働くハイブリッドワーカーに、使いやすいコラボレーションツールをお届けしたいと考えています。多くの場合においてコラボレーションを充実させるためには、まずしっかりとした電話システムを導入しなければなりません。その需要に応えるのが業界最先端のクラウド電話システム Webex Calling であり、このシステムがあればハイブリッドワーカーのようにパワフルで柔軟な環境を実現することができます。 Webex のサービスは、どんな環境にも対応します。オフィスでも、自宅でも、外出先でも、さまざまな環境でコラボレーションを充実させ、自分に合ったワークスペースを確保することができます。当社のビジョン「Hearing to Seeing to Doing」(聴いて、見て、行動する) は、コミュニケーションの障壁を取り除き、すべての通話が対面での会話と同じように生産的、効率的、そして包括的であることを目指しています。当社はこのビジョンに基づいて洗練された製品を世に送り続けることで、ビジネスの成長、優れたカスタマー エクスペリエンスの提供、事業運営の最適化に貢献したいと考えています。 現在、世界中で Webex サービスの利用者が増加しており、当社がサポートしている業種は医療、金融サービス、小売、政府、教育など多岐にわたります。オンプレミス、ハイブリッド クラウド、パブリック クラウドのいずれをご利用の場合でも、当社は実績ある Webex プラットフォーム上で強力な企業向け次世代クラウド電話ソリューションを提供しています。サードパーティ製デバイスも含め、どこからでも、どのデバイスでも利用可能です。お客様のペースに合わせたクラウド移行を支援するため、当社では柔軟な移行オプションと使いやすい管理ツールをセルフケア ポータル Control Hub を通じて提供しています。 現在、Webex Calling には次々と新しい機能が搭載されており、チームからも熱意が伝わってきます。火曜日、当社は 6 つの新しい機能を発表しました。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
  • グループ コール マネジメント: 追加費用なしで簡単に利用可能なコール センター機能です。コール ルーティングやコール アナリティクスを高度化し、インバウンド コール処理チームのパフォーマンスを向上させることができます。
  • ビジネス テクスティング: Webex アプリから直接、顧客やパートナーにテキスト (SMS) を送信することができ、組織のコンプライアンス ポリシーや規制をサポートします。
  • Microsoft Teams との連携: Microsoft Teams 内で充実したコミュニケーションとコラボレーションを行うことができ、1 つのアプリ内で作業を完結させることが可能です。
  • 複数回線サポート: 管理者は 1 人のユーザーに複数回線を割り当てたり、多くのユーザーが使用する共有回線を定義したりすることができます。新しくライセンスを追加する必要はありません。
  • Cisco Video Phone 8875 を使用した次世代型のホットデスク: これまで以上にパーソナライズされたオフィス復帰体験を提供します。
  • Webex Calling for Chrome: エンタープライズグレードの Webex Calling を Google Chrome ブラウザでご利用いただけます。
また、当社は業界最先端である Webex Calling のグローバル展開を継続しており、現在は世界 120 以上の市場でサービスを提供しています。PSTN 接続には、Cisco Calling Plans、Cloud Connect for Webex Calling (Cloud Connected PSTN の新名称)、Local Gateway の 3 つの柔軟なオプションを用意しており、当社のグローバル展開は業界内でもトップレベルを誇っています。 最後に、モバイルファーストのビジネス コール ソリューション Webex Go の新機能をご紹介します。この度 Webex Go では、音声通話だけでなくビデオ通話やミーティングが利用可能になりました。これまで以上に魅力的なサービスをご体験ください。これらの機能は、Webex Go の英国市場への展開とともに、来月から利用可能となりますので、今後は外出先でも安心してご利用いただけます。 充実したコラボレーションと電話の機能を最大限に活用しましょう。

グループ コール マネジメントを活用し、インバウンド コールのパフォーマンスを改善する無料のコール センター

多くの企業では、特定のトピックや機能を専門に担当するコール チームまたはグループが設置されています。例えば、IT や HR などの社内ヘルプデスクがそれに該当します。また、顧客、取引先、患者からの問い合わせに対応する外向きのチームもあります。いずれの場合も、版図や通話キューを使用して通話がルーティングされます。グループ コール マネジメントは、こうしたコール チームの運営を支援するものです。主要な機能はもちろん、通話キュー分析 (リアルタイム/履歴) が重要な機能として搭載されているため、常に最高のサービスを顧客に提供すること、進捗状況を把握するために必要な指標を得ることができます。好評のエージェント管理機能には、通話キューに基本的な優先順位システムとスキルベース ルーティングが用意されています。通話者はコールバック要求を行うことができるため、キューを待つ必要がありません。これらの機能は Webex アプリと Cisco MPP フォンに直接組み込まれており、Control Hub で簡単に管理できるため、手軽に使用することができます。さらに特筆すべきは、グループ コール マネジメントが Webex Calling に追加料金なしで搭載されていて、すぐに使用できることです。ぜひこの素晴らしい機能をご利用ください。

Webex Calling のビジネス テクスティング機能

現在、世界中で毎日 230 億通以上のテキスト メッセージが送信されています。テキスト メッセージは、ビジネス関係者と即座に会話するための重要な手段です。実際、この 1 年間でお客様やパートナーからの要望が最も多かったのがビジネス テクスティング機能でした。Webex Calling のビジネス テクスティング機能では、Webex アプリから電話番号に直接、テキスト メッセージを送信することができ、その逆も可能です。したがって、法規制を完全に順守しながら、顧客が好むコミュニケーション手段で連絡を取ることができます。本機能は今後数か月以内に利用可能となり、Cisco Calling Plans (US、カナダ) に追加料金なしで含まれる予定です。

Microsoft Teams との連携でよりパワフルな Webex Calling エクスペリエンスを

シスコはオープン エコシステムをとても大切にしています。どこでも、どのデバイスでも、そしてお客様が選んだどのような仕事環境でも電話サービスを提供することが Webex Calling の使命です。 現在、多くのお客様が Microsoft Teams を利用しています。そこでこの度、Webex Calling に Microsoft Teams とのネイティブ連携機能が追加され、アプリを切り替える必要のないスムーズな通話環境が整いました。ダイヤル パッドで簡単に電話をかけることができ、重要な連絡先にはスピード ダイヤルを使用することができます。通話履歴やボイスメールもワンクリックで確認可能です。 また、既存の機能に加え、快適なユーザー体験を提供するためにランディング ページのデザインを一新し、ライブ プレゼンス機能、通話設定へのアクセス、または内蔵オーディオ インテリジェンスなどの通話中の操作機能を追加することで、さらなる利用価値の向上を目指しています。シスコのクラウドおよびオンプレミスをご利用のお客様は、今後数か月間で、追加費用なしでこれらの機能をご利用いただけるようになります。

サイト サバイバビリティ ベータ プログラムの発表

Webex Calling のサイト サバイバビリティは、さまざまな種類のダウンタイムが許されない施設 (病院、派遣センター、学校、政府機関) の冗長性を高めることができます。サイト サバイバビリティは、物理または仮想の Cisco ルーターで実証済みの技術 (SRST) を活用し、ネットワーク停止時でもお客様のサイトを公衆回線網 (PSTN) に接続し続けることができます。そのため、ミッションクリティカルな施設内通話や PSTN 通話に対する高い耐障害性を実現しています。 サイト サバイバビリティは Webex Calling Dedicated Instance (DI) で利用可能になります。そして本日、マルチテナント サービスに向けた Webex Calling サイト サバイバビリティの新しいベータ プログラムを開始することになりました。ベータ プログラムはすでに公開されていますので、本機能を真っ先にご利用になりたいというパートナーの皆様は、ぜひご利用ください。マルチテナント サービスに向けたサイト サバイバビリティの一般提供開始は、2023 年初頭を予定しています。詳しくはベータ プログラムのページをご覧ください。

Webex Calling での複数回線対応

受付担当者、役員管理者、通話キュー管理者、グループマネージャなど、電話を多用しなければならないユーザーは、組織の歯車をスムーズに動かす役割を担っています。彼らは複数の回線にまたがる大量の通話を効率的に管理しなければなりません。そこでまもなく、Webex Calling に複数回線サポートが実装されます。複数回線に対応することで、IT 管理者は 1 人のユーザーに複数回線を割り当てたり、多くのユーザーが使用する共有回線を定義したりすることができます。新しくライセンスを追加する必要はありません。ユーザーは Webex アプリのマルチ コール ウィンドウ、または Cisco IP 電話から直接回線を選択することができます。

Webex Calling を活用した Cisco 8875 による次世代ホットデスク

6 月の Cisco Live では、主力製品 Cisco Video Phone 8875 を発表しました。これは 7 インチのタッチスクリーンと 1080p HD カメラを搭載した最新のデスクトップフォンであり、最高の電話体験および会議体験をお届けすることができます。そしてこの度、オフィスに復帰する方々をサポートするため、本機器に次世代ホットデスク機能が搭載されます。携帯電話で QR コードを読み取るだけで、Cisco Video Phone 8875 に法人番号、通話履歴、ボイスメール等を記録したり、ワンボタンで会議に参加したりすることができ、簡単にパーソナライズを行うことが可能になります。この機能の利用開始は 2023 年初頭を予定しています。

Webex Calling for Chrome

仕事用に Google Workspaces のエコシステムを採用し、Google Chrome を主要ブラウザとして、Chromebook をメイン ラップトップとして使用する企業が増えています。Webex Calling for Chrome では、Chrome 拡張機能をインストールすることで、Chrome ブラウザ内で直接 Webex Calling を利用することができます。このソフトフォンはデスクトップ アプリケーションと同じような見た目と操作性を兼ね備えています。クリック通話、内線ダイヤル、ディレクトリ統合、ライブ プレゼンスなど、必要な電話機能をすべて Chrome 拡張機能で提供するため、追加のダウンロードは必要ありません。デモ版はこちらからご覧いただけます。このプレビュー機能の詳細については、App Hub のページをご覧ください。

Webex Calling を利用するパートナー エコシステムの拡大

Webex Calling は、まさに成長するパートナー エコシステムの中心的存在です。パートナーはお客様の電話とコラボレーションを充実したものにするため、求められるすべてのカスタマイズ機能や連携機能に簡単にアクセスできるような環境を整え、効率的な作業を支援します。シスコでは、通話録音やコンプライアンスから、アテンダント コンソール、デジタル ファックス、UC サービスの有効化と展開まで、具体的なビジネスニーズに対応するために、パートナーとの連携機能を豊富にご用意しています。詳細は Webex App Hub ページでご確認ください。

新しいサービスプロバイダー オプションを含む、業界屈指のグローバル展開

シスコは世界中の企業がシームレスに重要な情報に接続できるよう、PSTN 接続オプションの拡充を続け、より簡単でコスト効率の高いサービスの提供を目指しています。当社のグローバル展開と提供する価値は業界内でもトップレベルを誇っています。今回は 3 つの接続オプションをご紹介します。
  • Cisco Calling Plans:Webex Calling の便利な接続プランをシングルベンダーでご提供します。Cisco Calling Plans は 19 か国で利用可能であり、大半のお客様にご利用いただいています。
  • Local Gateway with Webex Calling は現在、世界 120 以上の市場で利用可能です。この中には、中国の支社やインド、パキスタン、中東のヨルダン、オマーンなど、新しい販売国への展開も含まれています。
  • Cloud Connect for Webex Calling:大好評の Cloud Connected PSTN プログラムは、新しく Cloud Connect for Webex Calling と命名されました。この新しい名称は、世界トップクラスの認定通話プロバイダーについて、お客様に幅広い選択肢を提供するという、シスコの継続的な取り組みを反映したものです。本プログラムには、ローンチ パートナーである Ribbon Communications を始め、新たな種類のイネーブルメント プロバイダー パートナーが加わる予定です。イネーブルメント プロバイダーは、新しい通話プロバイダーのオンボードプロセスを合理化し、Webex Calling を利用するお客様にプロバイダーの選択肢を拡大することができます。
Webex Calling でビジネスに進化をもたらしましょう。 この数か月、シスコはさまざまな職種や業種に対応できるように、Webex Calling のあり方を再検討してきました。本記事でご紹介した機能は、今後数か月のうちに一般利用可能となりますので、ぜひご利用ください。Webex Calling は安全性、信頼性、国際性のすべての面で優れた最新のクラウド コール ソリューションです。さらに詳しく知りたいという方のため、以下に資料をご用意しています。また、具体的なご要望や機能のデモについては、当社のセールス チームまでご連絡ください。 その他の記事:

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Amey Parandekar
Amey Parandekar Senior Director Cisco
Amey leads Product Management for Webex Calling, an enterprise grade, globally available and innovative calling, and phone system.
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