政府版 Webex の新機能: 2021 年 12 月

On By Thomas Wingfield1 Min Read
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政府版 Webex の機能の拡充

政府版 Webex の今月の機能強化は、ミーティング、メッセージ、Webex App を対象としたもので、機能がさらに拡充されます。新たに、FedRAMP 認証取得済みのサービス以外も含め、組織外部の関係者とのコミュニケーションを管理する機能、ミーティングのスケジュールをすばやく設定する手段、さまざまなアプリケーションの間でメッセージのやりとりを実現する機能が提供されます。

ミーティングへのアクセスを管理して、知的財産のセキュリティを強化

組織のセキュリティを強化するため、サイト管理者は、自機関または自組織に所属していないユーザーのミーティングへの参加をブロックできます。さらに、ミーティングにおける制限を有効にするためのポリシーを作成でき、ユーザーが情報を共有できないように設定できます。 Webex のミーティングを他の組織からホストすることを組織のポリシーで禁止している場合、管理者は、この条件を Control Hub で設定して、ポリシーへの違反および外部でホストされているミーティングへの参加を確実に防止できます。ただし、承認済みリストの設定に特定の Webex サイトを登録すれば、それらの Webex サイトでホストされるミーティングにユーザーが参加することを許可できます。または、外部組織でホストされるミーティングへの参加を許可されているユーザーがいる場合、Webex サイトの管理者は、次のミーティング内機能を設定できます。
  • チャット: ユーザーにチャット ボックスを表示しない。
  • ファイル転送: ユーザーがミーティング中にファイルを共有できないようにする。
  • 画面共有と注釈: ユーザーが画面を共有できず、注釈機能を使用できないようにする。
  • Q&A: ユーザーに質疑応答 (Question & Answer) パネルを表示しない。
  • 投票: ユーザーに投票 (Polling) パネルを表示しない。

Webex App からミーティングのスケジュールをすばやく設定

ミーティングへの招待が、より一層簡単になります。自分が現在スペースにいるかどうかにかかわらず、Webex App からミーティングのスケジュールを設定できるようになり、カレンダー ツールに切り替える必要がなくなりました。人数を問わず、スペースで行う任意のユーザーとのミーティングについて、日時を指定してスケジュールを設定します。また、Webex App を使用して、スペース以外で行うミーティングのスケジュールをカレンダー上で設定できます。カレンダーの招待を任意のユーザーに送信して、ミーティングと参加方法を通知します。カレンダーに接続されている場合は、Webex App からミーティングへの参加を「承諾、暫定的に承諾、または拒否」します。この操作は、ミーティングをクリックしてカレンダーのタブで実行できます。これまでも、Microsoft Outlook や Google カレンダーを利用して、スペースからミーティングのスケジュールを設定できました。ミーティングのスケジュールを設定する方法として、今回、さらに Webex App のスケジューラを利用できるようになりました。Webex App をスケジューラのリストに追加すると、柔軟な方法でスケジュールを設定でき、生産性が向上します。 ミーティングのスケジュールを設定

Webex ハイブリッド メッセージ サービスに新たな機能を実装

Webex サービスと Jabber サービスの間でメッセージをやりとりする機能が実装され、メッセージの活用範囲が広がります。Jabber アプリケーションのユーザーは、Webex のサービスを使用しているユーザーとの間でメッセージを送受信できます。このハイブリッド サービスは、Jabber メッセージ クライアントのユーザーとメッセージをやりとりすることが必要な政府版 Webex のユーザーがいる組織に最適です。ハイブリッド メッセージ サービスでは、Cisco Webex クライアントと Cisco Jabber クライアントの間で 1 対 1 のインスタント メッセージを交換できます。また、クライアントのアクティビティに基づいて、Cisco Jabber のユーザーが Cisco Webex のユーザーの在席状況を確認できます。 この相互運用性により、オンプレミスのメッセージ サービスから、FedRAMP 認証取得済みでクラウドベースの安全な Webex メッセージ サービスと、すべてのコラボレーション ワークロードに対応する統合型の Webex App への移行が一層スムーズになります。

商用ユーザーと通話する政府機関ユーザーのコラボレーション改善を促進

政府版 Webex ユーザーは、すでに商用 Webex ユーザーを 1 対 1 の個別スペースに招待できますが (こちらのブログを参照)、メッセージとファイルの共有に加えて、スペースから 1 対 1 の通話も開始できるようになりました。これにより、集約的なライセンス管理やアカウント管理を行うことなく、政府機関と多数の政府請負業者や共同事業者との間で、組織横断型の効果的なコラボレーションが実現します。FedRAMP のセキュリティは、通話相手の場所または所属組織にかかわらず、すべての参加者に適用されます。FedRAMP 機能に招待されるゲストの詳細については、こちらのブログをご覧ください。

最高レベルのセキュリティと最適な機能を備えた政府版 Webex は、従業員のインクルーシブな働き方を実現しながら生産性の向上を支援

政府版 Webex は、作業者の効率を維持および向上させながら、最強のセキュリティを提供します。Webex プラットフォームは、作業の生産性を高める機能を提供しながら、セキュアな環境を強化するために、継続的に新しい機能で更新されています。
米国政府機関と政府請負業者のための政府版 Webex のコラボレーション ソリューションについてもっと知るには、また詳細情報について営業担当者にお問い合わせいただくには Cisco Webex | 営業担当者へのお問い合わせをご覧ください。
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Thomas Wingfield
Thomas Wingfield Consultant Cisco
Tom Wingfield is a consultant to Cisco managing product marketing for Webex’s government and public sector markets.
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