Cisco Webex は、次世代のコラボレーション プラットフォームである、 新しく生まれ変わった Webex を発表しました。 この意味するところは何でしょうか? 具体的に、ユーザーにとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
10 倍のエクスペリエンス
12 月 8 日に開催された WebexOne のオープニング Keynote で、Cisco のセキュリティとアプリケーション部門の GM、ジーツ・パテールが、新しくなった Webex を発表しました。通話、メッセージ、ミーティング、作業を 1 ヵ所で安全かつ簡単に行うことができるアプリです。
一新された Webex は、人と人とが対面で行うよりも、10 倍効率のよいエクスペリエンスを作り出すことを目的としています。 そんなことが可能なのかと思われるかもしれません。
それでは、詳しく見ていきましょう。
インクルーシブな設計
この 1 年で、私たちの働き方は大きく変わり、何百万人もの人が在宅勤務に慣れることを余儀なくされました。 オフィスのドアは長期間閉じられました。一部のオフィスが開いたり、再開の計画が立てられたりしていますが、「将来的には職場の形はどのようになるのだろう?」という大きな疑問が生じました。
この 1 年で、未来は予測できないものだ、と誰もが実感しました。 しかし、リモート ワークが職場のニュー ノーマルとして引き続き大きな部分を占めるであろうことは、誰の目にも明らかだと思います。 結果として、ビデオ会議や画面共有だけでなく、バーチャルにコラボレーションを行う手段をさらに進化させ、誰がどこにいても、コミュニケーション手段に関係なく、全員が参加できるようにする必要があります。
Webex は、バーチャルコミュニケーションを促進するために構築されました。 これは、地理条件、人物の特性、使用言語に関係なく、誰でも参加でき、自分の意見を言い、コミュニケーションの障壁を破ることができるようにするためのアプリです。 新しいミーティング テンプレートを使えば、ミーティングの手段、時間、所要時間を選択でき、出席者全員に発言の機会を設けることができます。 またリアルタイムに 10 の異なる言語に翻訳できる字幕を使用すれば、コミュニケーションの障壁を取り除くことができます。 簡単に言うと、Webex があれば、すべての人が参加できるのです。
働き方を変える
今日、いつでも、どこでも働ける環境づくりが必要となっています。 一貫性のある単一のコラボレーション エクスペリエンスにより、世界中のどこにいても、素早く効率的に仕事をすることが可能です。 具体的には、次のような機能を利用できます。
ミーティング、メッセージング、通話を組み合わせた Webex では、同期コミュニケーションと非同期コミュニケーションの両方が可能になり、今まで以上に素早く、簡単に人とつながることができます。
個人またはグループに対し、メッセージを送信します。 必要に応じて、ドキュメントの共有や通話への飛び入りも可能です。 すべて、同じ場所から操作できます。
さらに、エクスペリエンス全体をパーソナライズすることもできます。 配色、背景、写真を変更できるほか、 新しいビデオ レイアウトでは、自分専用のステージを設定し、表示する参加者の数を調整し、自分に合ったビューで参加者を配置できます。 そしてまもなく、AI 対応のミーティング内リアクションによって、絵文字と自然なジェスチャーを使用して、言葉以外でも瞬時に自分を表現できるようになります。
まったく新しくなった Webex を使用すれば、生産的で、魅力的で楽しいチームワークの魔法と力を引き出すことができます。
よりスマートなエクスペリエンスを生み出す
新しくなった Webex には、働き方を変革するためのインテリジェンスと機械学習が組み込まれています。 Outlook、Google、Box などとのインテグレーションから、パーソナライズされたミーティング エクスペリエンスや自動化タスクまで、ミーティングの生産性をかつてないほどに向上させることができます。
また、誰もが仕事部屋を持っているわけではないため、ミーティングはどこでも行える必要があります。 ミーティングには、ノイズ除去とスピーチ強化テクノロジを活用できます。 ミーティングに入り込んでくる（掃除機や芝刈り機などの）不要な音を検出し、取り除くことができるため、ミュートする必要がなくなります。邪魔な雑音の入る対面でのミーティングよりも、より効果的なエクスペリエンスを得ることができます。
つまり、新しくなった Webex ならば、すべてのユーザーに平等な機会を提供することで、ユーザーが協力して、優れた仕事ができるようになるのです。 私たちはこの Webex リリースによって、お客様の働き方が変化し、対面で行うよりも優れたコミュニケーションが可能になることを期待しています。
Cisco Webex による Slido 買収の意図などの詳細については、こちらのアパイ・クルカルニのブログをご覧ください。
WebexOne についての豊富なオンデマンド セッションのライブラリは、こちらでご覧いただけます。
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