真にインクルーシブなエクスペリエンス
オンラインで共同作業を行うようになると、誰もが同じようにアクセスできることが今まで以上に重要になります。 なかでもオンライン ミーティングへの参加、特に障害のある従業員が障壁なく参加できるようにすることは極めて大切です。 視覚、聴覚、運動機能に障害のある人には、それぞれ異なるニーズがあります。Webex は、あらゆる人のニーズに対応した、真にインクルーシブなエクスペリエンスの提供を目指しています。 多様なアイデアや働き方をシームレスに統合できれば、きっと実現できるはずです。 Webex は、常にアクセシビリティ、ユーザビリティ、インクルージョンを念頭に置いて、コラボレーション ソリューションを構築し、改善を続けています。
クローズド キャプション
Webex Assistant は、自動で字幕を作成します。これで聴覚障害のある方もミーティングに参加できるようになります。 誰かが発言すると、マイクがすべての音を拾い、Webex Assistant がミーティングのコントロール画面の上にテキスト キャプションを表示します。 テレビの字幕のようなものです。 Webex Assistant for Meetings サブスクライバー用の Webex デバイスでも、クローズド キャプションを利用できます。
リアルタイム翻訳
Webex Assistant は、リアルタイムの翻訳機能も提供します。 ミーティングの参加者は、追加でサポートされている 100 以上の言語のどれかを選び、英語からの翻訳をクローズド キャプション表示できます。 言語を選択すると、ミーティング中の発言がリアルタイムで翻訳されます。 リアルタイム翻訳は、発言の理解を促すとともに、インクルージョンを今まで以上に意識したミーティングを実現します。もう、実りあるコラボレーションが言葉の壁に阻まれることはありません。
自動文字起こし
ミーティングでの発言内容の記録が重要な理由はさまざまですが、聴覚障害のある方にとっては特に重要です。 誰の発言なのかがすべて分かるミーティング全体の議事録があれば、細かいところも漏らすことなく、必要な情報を自分のペースで見直すことができます。 これでもう、Webex ミーティングで話し合われた内容を聞き逃すことはありません。必要な情報を探してミーティング全体を聞きなおす必要もありません。
音声コマンド
ミーティングで Webex Assistant を使えば、メモを取る、フォローアップするなど、よくあるミーティング関連作業を音声で処理することもできます。 使い方は簡単です。「OK、Webex。 そこをハイライト表示して」、「メモして」などと言うだけで、自動のアクションがトリガーされます。 キーボード操作が不要なので、体の不自由な人には特に便利です。
レイアウトのカスタマイズ
Webex では、自分の見たい人に集中できるように、表示とエクスペリエンスをカスタマイズできます。 ミーティングの表示をカスタマイズして、手話通訳など特定の人のビデオが常に表示されるようにすることも簡単です。 どの参加者が話している場合でも、常に特定の参加者にフォーカスを固定できます。 見たい相手を、ミーティングやイベントの間ずっと前面の中央に表示させておくことが可能です。 Webex には、ズームイン/ズームアウト機能があり、グリッド ビューを 5 X 5 から 2 X 2 までの間で調整できます。 右上の簡易なスライダーを使用すると、ズームインして画像を拡大表示したり、限界までズームアウトしてできるだけ多くの人を表示したりできます。
ジェスチャー機能
Webex のジェスチャー機能を使えば、一言も発言しなくても会話に参加して自分の考えや意見を簡単に表明できます。 Webex AI は、言葉で表されない自然なジェスチャーを自動的に認識してアニメーション画像へと変換します。画像は、ミーティングの参加者全員の画面に表示することができます。 しかも、手動でミュートを解除したり、キーボードやマウスを使用する必要もありません。 体に不自由があって表情を浮かべたり手でジェスチャをしたりできない場合は、手動で絵文字を選択できます。[手のジェスチャを認識する(Recognize hand gestures)] ボタンをオフにして、表示したい絵文字をクリックするだけです。
キーボードのショートカット
Webex ではキーボードのショートカットがサポートされています。体が不自由な人でも、マウスの代わりにキーボードを使って操作したり機能を利用したりすることができます。 また、時間の節約やマウスのクリック回数の削減にもなります。 これらの機能は、アクセシビリティを重視した Webex の機能のごく一部にすぎません。 追加のキーボードのショートカットやスクリーン リーダー通知などの新機能と拡張機能も、近日中に提供される予定です。 ミーティングは、あらゆる人が平等に参加できて初めて最大の効果を発揮します。だからこそ、今後も開発のスピードを落とすことはありません。 Webex は、あらゆる能力やバックグラウンドを持つ人々が利用しやすい包括的なコラボレーションを実現できるよう取り組んでいます。 これこそが、Webex の機能を開発するうえで掲げている最優先事項です。あらゆる人々が平等にミーティングに参加できるようになるこれらの高度な機能をぜひ使ってみてください。
詳細情報 Webex の新機能: 2021 年 5 月 小さなブレイクアウト セッションで的を絞った会話への参加を実現することで、集団講義の枠の外へ すべての Webex 出席者の意見を聞く: Webex でオンラインのミーティングやイベントを活気づける 3 つの方法