コラボレーションスペースを拡張:AV over IP デバイスと Cisco Catalyst 9200CX スイッチのシームレスな統合

On By Paulo Jorge Correia1 Min Read

現在のハイブリッドワーク環境では、高品質の音声とビデオを届けるインテリジェントデバイスが、効果的なコラボレーションに不可欠です。Cisco Room シリーズのデバイスは、拡大し続けるミーティングスペースの中核を担っています。卓上型マイク天井マイクトラッキングカメラタッチコントローラ、会議室予約デバイスなどの最新 AVoIP(Audiovisual over IP)アクセサリにより、各ミーティングスペースに最適化された
統合体験を、これまでになく簡単に実現できます。

AVoIP ルームを導入する利点は数え切れません。設置、セットアップ、サポートが簡単であるという点から、よりインテリジェントなエンドユーザー体験まで、さまざまなメリットをもたらす IP 接続対応のミーティングスペースによって、IT チームは少ないリソースで多くの成果を達成し、AV テクノロジースタックの総所有コスト(TCO)を削減しながら、モダンワークスペースの可能性を再定義できます。

IP 接続対応の Cisco Room アクセサリは、プラグアンドプレイ(PnP)接続とシンプルなスケーリングで AV 導入を大幅に簡素化します。シスコのビデオデバイスと連携し、ミーティングルームを一体化したエコシステムとして構成。イーサネット上で給電、メディア、制御信号を賢く伝送します。IT 部門や AV チームにとって文字どおりのゲームチェンジャーです。従来の会議室導入で課題だったコストと統合の複雑さを削減し、エクステンダや電源アダプタ、従来型ビデオ配線の制約から解放します。とりわけ重要なのは、暗号化されたメディアや API over IP の利点により、従来型 AV 手法よりも高いセキュリティを実現できることです。

会議室展開を拡大する際の課題

コラボレーションスペースの高機能化に伴い、ビデオ会議システムの導入と管理を担う IT チームは、ルームデバイスに接続できる数よりも多くのカメラやオーディオシステムといったアクセサリが必要になることが増えてきました。そのため、ルームデバイスが標準で供給できる数を超えるポート数や Power over Ethernet(PoE)が必要になることがあります。従来は、追加ポート確保と電力バジェット(電力枠)の拡張のために、設置業者やシステムインテグレーターが会議室にネットワークスイッチを追加してセグメント化ネットワークを構成していました。

さらに、AV 導入の実務面から、ルームアクセサリは会議テーブル上や壁、天井など最適配置が求められます。そのためネットワークスイッチは、テーブル下やメインデバイスから離れた AV ラックに設置されることが一般的です。

そのために、スイッチや接続されたルームアクセサリは AV コンポーネントの中で孤立し、IT 管理、セキュリティ、モニタリング プラットフォームとの統合が進んでいませんでした。端的に言えば、スイッチやネットワーク接続周辺機器はワークスペースやネットワーク管理の視点から可視化されておらず、AV インフラの監視・トラブルシューティングにおける死角となっていました。

組織でハイブリッドワークの採用が進むにつれて、AI を活用した質の高いコラボレーション体験を大規模に提供するためには、企業のネットワークを会議室にまでシームレスに拡張できる機能が重要になります。今日のミーティングスペースに必要なのは、信頼できるオーディオ機器とビデオ機器だけではありません。エンタープライズグレードのネットワーキングにおける柔軟性・セキュリティ・管理性は、ビデオ対応ルームを将来に強いコネクテッドワークプレイスの一部として位置づけるための重要な構成要素です。

まさにここで、最新のフルマネージド Cisco Catalyst 9200CX スイッチによる AV アクセサリネットワークの拡張が要となり、IP 接続型ミーティングルームの次世代展開へと踏み出せます。

Cisco Catalyst 9200CX が AVoIP に最適な理由

Cisco Catalyst 9200CX スイッチは、コンパクト・静音・高性能なネットワークスイッチのラインアップで、狭い設置場所やスマートビル環境向けに設計されています。これにより、Power over Ethernet(PoE)を最新の会議室やコラボレーションスペースに導入する最適な選択肢となります。9200CX スイッチには次のような特長があります。

  • 静音動作:ファンレス設計により動作音が小さく、会議室など静粛性が求められる環境に最適です。
  • 信頼性の高い電力(PoE):C9200CX は総 PoE 最大 240W に対応し、1 本のイーサネットケーブルで多様なアクセサリへ直接給電できます。
  • PoE ポート容量:8 / 12 ポートの PoE モデルを用意。天井マイクアレイや複数のトラッキングカメラを要する大規模会議室・役員会議室・学習スペースでも、周辺機器を容易にスケールできます。
  • 安定した高性能:堅牢な QoS 機能と 1 ギガビットまたはマルチギガビット速度を組み合わせることで、オーディオトラフィックとビデオトラフィックを適切に優先制御し、途切れのないコラボレーションを実現します。
  • シームレスな管理:Cisco Catalyst Center または Cisco Meraki ダッシュボードとシームレスに統合されており、まもなく Control Hub でも可視化されます。これによりセットアップ、一元的な制御、ワークスペースのモニタリングを簡単に行えます。
  • 内蔵セキュリティ:Cisco Identity Service Engine(ISE)などのネットワーク アクセス コントロール ソリューションとの今後の連携により、802.1X 認証を提供し、コネクテッドデバイスを保護します。
  • フォームファクタ:会議テーブル下、モニター背面、AV クレデンザなどへの省スペース設置に適したコンパクト設計です。

C9200CX スイッチと Cisco AVoIP デバイスの組み合わせは、単なる統合にとどまらず、相乗効果を生み出します。たとえば、専用の分離ネットワークセグメント上でルームアクセサリを動作させ、干渉を防ぎ、円滑な通信を実現します。さらに、AVoIP トラフィック(音声・映像・重要なタイミング信号)を賢く優先制御し、ネットワーク混雑時でも明瞭な音声と映像を確保します。さらに、スマートテクノロジーを活用して、必要な箇所にのみ AVoIP ストリームを送出することで、無駄のない効率的なネットワークを維持します。

このようなネットワーク拡張により、分離しがちだった会議室が、完全統合かつ拡張可能なIT エコシステムの一部へと生まれ変わります。

フルスケールの可視化と管理を実現

会議室に Catalyst 9200CX スイッチを直接導入するだけで、IT チームは完全なコントロールと高い可視性を得られます。

近日中に、Control Hub(Cisco Discovery Protocol 使用)から、他の会議室デバイスやアクセサリと並んでネットワークスイッチを可視化・管理できるようになります。これにより AV 管理の死角が解消され、管理者はどのルームデバイスがスイッチのどのポートに接続されているかなどの有益なインサイトを得られ、在庫管理や診断が容易になります。

管理ワークフローを単一のエコシステムへ統合するシスコの戦略により、将来的には IT 管理者がワークスペース管理ビューからスイッチのネットワーク モニタリング ビューへ摩擦なく切り替え、インフラ全体を俯瞰できるようになります。

たとえば、IT 管理者はネットワーク層から PoE スイッチと接続アクセサリを遠隔で管理・監視でき、迅速なトラブルシューティング、セキュリティ強化、全コラボレーションスペースでの構成を、省スペース性を保ったまま実現できます。

AVoIP アクセサリでシスコが選ばれる理由

Cisco Room デバイスと Cisco Catalyst 9200CX を組み合わせることで、レジリエンスが高く、高性能かつ運用しやすいコラボレーション エコシステムを構築し、ネットワーク認識型の会議室を実現できます。シスコは、会議室での途切れのない高品質なオーディオビジュアル体験を実現するための検証済みデザインを提供しています。 完璧な視聴覚体験

さらに、この統合によってコラボレーション端末にエンタープライズグレードの保護が適用されます。複数のカメラ、マイク、タッチコントローラ、その他の周辺機器が存在する中規模または大規模の会議室、役員会議室、先進的なワークスペース環境であっても、安心してコラボレーションスペースを簡単に拡張できます。

会議室を完全統合型の AVoIP アクセサリ体験に進化させる準備はできましたか?

Cisco Catalyst 9200CX を活用したシスコの AVoIP 検証済みデザインによって環境をどのように合理化し、コラボレーション テクノロジーの可能性を最大限に引き出すことができるのかご覧ください。

また、会議室環境を可視化して、C9200CX スイッチを活用した場合のブループリントをすぐに生成できるツール Workspace Designer を利用して 3D でミーティングスペースのモデリングと設定を簡単に行うこともできます(Designer では [ケーブルビュー(Cable view)] を必ず有効にしてください)。シスコの [AV over IP ソリューション] ページで、ビデオコラボレーションと C9200CX スイッチの情報を今すぐご覧ください。

About The Author

Paulo Jorge Correia Principal Solutions Engineer Cisco
Paulo Jorge Correia has a degree in Systems and Computer Science Engineering from the University of Braga (Portugal).
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