学びの場を広げる Webex Education Connector
Blackboard Learn と Webex Education Connector を利用することで、学校でのコラボレーションがより簡単になります。 Blackboard Learn を学習管理システム(LMS)として利用している教育機関であれば、Webex を Blackboard Learn に統合できるようになりました。統合には、Webex Education Connector を使用します。 これにより、インストラクタと学生は、Webex アプリをダウンロードしなくても、Webex の機能や性能を使用できるようになります。インストラクタは、Blackboard Learn インターフェイスからミーティングをスケジュールでき、学生はミーティングに参加したり、これまでに録画されたセッションを視聴したりできます。
使用できる機能には、以下のようなものがあります。
- ミーティングのスケジューリング
- ミーティングの開始と参加
- 過去のミーティング録画の視聴
- 業務時間のスケジューリング
- チームとスペースの作成
- 学生とのコラボレーション(メッセージ、通話、ファイル共有)
それだけではありません
Blackboard Learn に加えて、豊富な録画ライブラリも利用できるようになりました。 教育においては、記録媒体にはさまざまな利用価値があります。 既存のセッションの録画は、今後の学習過程で再利用したり、補足資料として他のクラスで利用したり、世界中でゲスト講師によるコンテンツとして利用したりすることができます。 また、反転学習(授業の前に教材を使用して予習する教育手法)を取り入れる機会が増えたことで、録画教材によって、教材の深い理解や問題解決のための活動に焦点を当てるなど、これまでとは異なる方法で授業時間を使えるようになります。
録画ライブラリでは、インストラクタが録画教材を作成し、他のクラスの学生にも公開できます。公開にあたり、以下のような機能を使用できます。
- インストラクタが自分の録画教材の名前を変更、表示、削除できる機能
- コース内で Webex ミーティングを主催し、Webex 録画を行う機能。ミーティングをその場で学生に表示する必要はありません
- プライベートな Webex ミーティングを録画し、単一または複数のクラスの学生と共有する機能
- インストラクタが共有した録画済みの Webex ミーティングを学生が閲覧する機能
今後の展開
すべての教育機関が同じ方法で運営されているわけではありません。そのため今後は LMS の管理機能の強化や、クラスのグループ分けの詳細な管理機能などが追加される予定です。 管理者は管理パネルを使用して、ユーザーが表示できる範囲や、Webex Education Connector で利用できる機能(すべての機能または一部のみ)を制御できます。 これにより、教育規制に準拠できるほか、不要な機能を削除して操作性を向上させることができます。
Canvas で「クラスのセクション(sections in classroom)」コラボレーション機能(仮想チームの作成)を使用している学校の場合、管理者はセクション分けを適用できるようになり、あるセクションの学生が他のセクションで作成されたスペースを見てしまうといったことがなくなります。 これにより、学生は自身のグループでのみ学習を続けることになり、グループが集中しやすくなります。
コラボレーションでクラスをまとめる
Cisco では、Blackboard のような教育プラットフォームと提携して協力することで、学生、教師、保護者がさらにシンプルかつ簡単に、グローバルにアクセスできる環境を提供できないかと常に考えています。 教室から卒業まで、Webex はすべての関係者にご活用いただけます。
コラボレーション教育に関する最新情報については、Webex Education Connector のサイトをご覧ください。
Webex Education Connector の詳細については、以下を参照してください。
- 教師用の Cisco Webex Education Connector
- 学生用の Cisco Webex Education Connector
- 学習管理システムに Cisco Webex Education Connector をインストールする
追加情報