接続を支えるイノベーション:RoomOS 26 の概要

On By Espen Løberg1 Min Read

WebexOne 2025 では、AI を活用した数々のイノベーションをお届けしました。拡大を続けるパートナーシップのなかから、さまざまな企業をお迎えできて光栄です。その 1 つである NVIDIA 社は、10 年以上にわたって シスコ コラボレーション デバイスに埋め込まれている AI エンジンの開発元です。

この 10 年で、私たちは強力なオーディオ、ビデオ、および言語 AI を導入して離れていることの影響を軽減してきました。生成 AI も導入し、従業員の生産性を飛躍的に高めました。最近では、AVoIP 周辺機器をリリースし、Power over Ethernet (PoE)を活用して最先端の AI に対応した会議室をこれまでにないほど簡単に導入できるようにしました。ワンクリックするだけで Distance Zero(距離感ゼロ)を実現できます。未来の AI はエージェント型です。シスコのデバイスは単に AI 対応なのではなく、価値をもたらす AI を搭載しています。

お使いのハードウェアの価値をこれまでにないほど引き出す:RoomOS 26

優れた UI とソフトウェアアップデートという存在をはるかに超えた RoomOS 26 が登場しました。RoomOS 26 では、働き方を変革することでお客様に新たな価値をもたらすコネクテッド インテリジェンスという概念を導入しました。

RoomOS 26 は可能性を根本から変革するアップデートです。デバイスを会議室内の単なるビデオ会議ツールから、AI を活用したデジタルワークフォースへと格上げし、オンライン会議を内からも外からも強力に支援する存在に変えます。デバイスが何でもこなせるチームメイトになると考えてみてください。驚くほど役立つ有能な人をメンバーに招き入れ、会議室にいるときもいないときも、あなたと一緒に、あなたのために働いてくれる。そんな存在です。

AI を活用した議事録作成

これまでの AI による文字起こしと要約には課題がありました。対象となるのは、オンライン会議内で行われた会話のみだったのです。しかし、創造力は、会議への参加ボタンをクリックしたかどうかにかかわらず、突然わいてくるものです。RoomOS 26 では、近くにあるデバイスで AI メモをタップするだけで、AI による文字起こしと要約機能をフル活用できます。

エージェント型の専属カメラ監督

シスコは 2 年前にシネマティックミーティングというビジョンを発表しました。これは、モードをインテリジェントに切り替えて、オンライン会議の特定の瞬間に最適なビューを表示するビデオデバイスを開発するという目的がありました。このビジョンを掲げて以降、People Focus やフレームなど、インテリジェントなカメラ機能の開発を進めてきました。RoomOS 26 のリリースでは、モードをインテリジェントに切り替えて最適なショットを選択するために必要なエージェント型 AI 機能が登場しました。まるで映画監督のようにショットとシーンを選び抜く AI です。最新 OS では、この新しいダイナミックカメラモードがデフォルト設定となっているため、エンドユーザーがルームコントローラでカメラモードを手動選択する必要はありません。

このビデオでご紹介しているシスコの最新デバイス Cisco Room Vision PTZ は、シネマティック ミーティング体験を実現するデバイスです。シスコのカメラインテリジェンスと先進的なパン/チルト/ズーム機能を活用して、静的なビデオフィードを超えた、人の動きや空間的なコンテキストを考慮したミーティング体験を作り出します。Room Vision PTZ は会議室をほぼ 360° カバーし、きめ細やかな自動スイッチングの基盤を提供します。この基盤によって、会議室とリモートの両方の参加者が持つ進化するニーズに、さまざまなデバイスがインテリジェントに対応できます。

頼れる Digital Workspace Advisor

シスコはエンドユーザーだけでなく、これらの環境を大規模に管理している人に対しても責任を果たします。シスコは両方のユーザーを念頭に置いて製品を設計しており、管理者の仕事が楽になるような製品づくりに常に挑戦しています。IT リーダーとの会話の中でいつも挙がるのは、ワークスペースの運用の効率化とユーザー体験を両立させて維持することの難しさです。シスコはこの課題のソリューションとして Workspace Advisor を開発しました。各デバイス内のカメラと AI 処理を活用して、会議室のデジタルレプリカを生成し、会議室の寸法、設備、全体的な構成の効率性を可視化します。それと同時に、データをできる限りローカルで処理することによってユーザーのプライバシーも守ります。

この機能によって、各会議室が絶えず最適化され続けるというモデルに近づきました。大規模な会議室であっても、データに基づく意思決定を下せるように IT チームを支援します。これは自己改善型のワークプレイス実現に向けた基礎となる一歩です。

シスコはポートフォリオ全体に対して、ワークスペースの導入と管理をいかに簡単にするかという考え方で取り組んでいます。ソフトウェアとハードウェアの両方を活用して、タッチポイントを減らし複雑さを解消することを目指します。Ceiling Microphone Pro を例に考えてみましょう。この製品は業界初の適応型 AI マイクを活用し、スペースに合わせて設定を自動で行います。会議室全体の音声をピックアップできるようにマイクを適切に配置するために正確な測定をする必要はありません。WebexOne で発表したように、管理者が会議室の中で音声を聞かれてはならない領域をマップで指定できる機能もリリースされました。音声除外ゾーン内のノイズや音声は除去されます。こちらのビデオをご覧ください。

手元ですぐ利用できるパワフルなワークスペース管理機能

ここ数年、シスコは堅牢なバックエンドの構築に取り組んでおり、デバイスセンサーからデータを管理ツールである Control Hub に取り込むようにしました。デバイスそれぞれのプロビジョニング、モニタリング、トラブルシューティングを一元的に行える機能を提供し、大規模環境の複雑なタスクを簡素化します。

Cisco RoomOS 26 はパワフルな AI を活用した機能を提供するだけではありません。管理と拡張もこれまでにないほど簡単に行えるようにしています。ネットワーク対応会議室では、管理者が AV アクセサリを拡張し、IP 接続型コラボレーションデバイスとシスコのマネージド ネットワーク スイッチを活用して企業全体の導入環境を合理化できます。

新しい Cisco Catalyst 9200X スマートスイッチはシスコの会議室テクノロジーと直接統合されており、各会議室のデバイス、周辺機器、サードパーティ製スクリーン、アクセサリなどすべてを可視化します。管理者は AV コンポーネントと合わせてスイッチも直接管理できます。

AI Canvas はこの構想をさらに進めて、管理者がエージェント型 AI を利用してネットワークパフォーマンスのモニタリング、分析、微調整を行うことができる包括的なダッシュボードを提供します。最終的に、シスコの戦略は、物理ワークスペースとデジタルワークスペースの管理の境界をなくし、ネットワーク全体にインテリジェンスによるサポートを提供し、企業が俊敏性を活かして変化に対応できるようにすることを目指しています。

境界をなくして思いどおりの会議を実現

相互運用性はシスコのミッションの中心です。仕事はサイロ化した状態で行われるわけではないからです。Webex、Microsoft Teams、Google Meet、Zoom など、どのツールでミーティングに参加していても、RoomOS 26 を搭載したシスコデバイスはプラットフォーム全体でシームレスかつ直感的な体験を提供するように設計されています。シスコはオープンスタンダードと緊密な統合に全力で取り組んでおり、どのような場所や方法を選んでも、チームが簡単にコラボレーションできる環境を作ります。

業界初の Microsoft Device Ecosystem Platform 向けインテリジェンス

WebexOne では、シスコ、Microsoft、NVIDIA のパートナーシップにおける大きな前進を発表しました。 AI でワークプレイス体験を進歩させるというミッションに 3 社が一丸となって取り組みます。シスコは NVIDIA の長年にわたるパートナーシップを通して、AI を活用したミーティング体験を形成してきました。また、Microsoft とのパートナーシップにおいても、企業のコラボレーションを大規模に変革してきました。

Cisco RoomOS に搭載される NVIDIA Al に合わせて最適化された Microsoft Device Ecosystem Platform(MDEP)で、相互運用可能なインテリジェント ワークスペースの新たな基準を確立しました。この比類のないソリューションによって、組織が堅牢な AI によるインテリジェンス、エンタープライズグレードのセキュリティ、管理性を活用してデバイスの導入と管理をシームレスに行えるように支援します。これはまさに業界リーダー 3 社のパートナーシップで成し得たマイルストーンです。

MDEP を搭載している Microsoft Teams 向けのシスコデバイスの第 1 弾は 2026 年初頭に登場する予定です。それによって既存のポートフォリオをさらに増強して、お客様の事業継続性を確保します。シスコはパートナーと協力し、組織が今、そして将来の新たな可能性をひらけるように支援してまいります。インテリジェントで相互運用可能なコラボレーションの時代が到来しました。私たちはその先陣を切って進みます。

近日公開:Zoom for Cisco Rooms

シスコは、プラットフォームを問わず直感的でインテリジェントな体験を提供する取り組みをさらに拡大し、先日、Zoom for Cisco Rooms を発表しました。シスコと Zoom の最新の協業により生まれたこのソリューションは、シスコデバイスでフル機能の Zoom ミーティングに参加する際の体験を飛躍的に進化させるものです。詳しくは、シスコの最近のブログをご覧ください。

共に未来を見据える

驚きに満ちていた WebexOne 2025 も閉幕を迎えました。これから先の道のりもさらに楽しみです。今回ご紹介したイノベーションは始まりに過ぎません。どのアップデートも、皆様からのフィードバックと、現在の職場環境の急速に変化するニーズに基づいて生み出されたものです。シスコをコラボレーションのパートナーとして信頼してくださりありがとうございます。これからも、人間を中心としたインテリジェントで柔軟な未来のワークスペースを一緒につくっていきましょう。

関連資料:

  1. IDC MarketScape はシスコを企業向けビデオ会議システムにおけるリーダーに選出しました。
  2. スコの意図ある AI が、未来を見据えたつながる世界を実現
  3. RoomOS 26 のデザインが気に入った方は、 スマートフォン用の壁紙をこちらからダウンロードできます。

About The Author

Espen Løberg
Espen Løberg Vice President & General Manager, Collaboration Devices Cisco
Espen Løberg is the Vice President and General Manager of the collaboration devices business at Cisco.
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