あらゆる規模や地域のビジネスに対応する Webex Calling の PSTN オプション

On By Teney Takahashi1 Min Read
自宅、オフィス、出先で仕事を進めるハイブリッド ワーカーへの対応を必要とする企業にとって、クラウド電話システムが欠かせないソリューションであることは明白です。ただし、ソリューションの柔軟性が乏しい場合、世界各地のユーザーをつなごうとする際に何らかの点で妥協せざるを得ず、クラウドのメリットは低下します。同様に、いくつもの管理対象があり、ビジネスの成長を鈍らせるような複雑さを抱えているソリューションを採用した場合、クラウドの俊敏性が失われます。

Webex Calling の 3 つの PSTN 接続オプション

ビジネスには強力なエンタープライズ グレードの通話機能と、それらの機能を世界各地のユーザーに提供するための柔軟なオプションを兼ね備えたクラウド電話システムが必要である、と Webex では考えています。また、地域の規制に適合すると同時に、国境を越えたユーザー同士の接続を安定した状態で保つシステムでなければなりません。とりわけ、煩雑な管理によってビジネスの成長が遅滞することのないよう、管理しやすいことが必須となります。 このため、Webex Calling では、PSTN 接続に関して、85 か国のユーザーに対応した 3 つの柔軟なオプションを提供しています。最も重要な点は、これらのオプションがいずれも管理しやすく、多くの場合、一元的に管理できることです。 Cisco Calling Plans Cloud Connected PSTN ローカル ゲートウェイ

Cisco Calling Plans

企業の多くは、何社ものサービス プロバイダーとの関係を管理するための時間、リソース、専門知識が不足しています。そのようなお客様に最適となるのが Cisco Calling Plans です。利便性の高い PSTN 接続プランが Webex Calling に追加されることにより、お客様は、単一のベンダーから提供される包括的な企業用電話システムを利用できます。また、シスコのパートナーが全面的にサポートします。Cisco Calling Plans を導入した場合、PSTN 番号を Control Hub から直接発注、移植、プロビジョニングできるため、いくつもの管理対象を抱えることに伴う負担が解消されます。 Cisco Calling Plans は、米国、カナダ、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、リトアニア、ルクセンブルク、スウェーデン、英国でご利用いただけます。ギリシャ、ポーランド、アジア太平洋地域についても、近日中に提供を開始する予定です。

Cloud Connected PSTN

グローバル規模で事業を展開している企業は、いくつかの課題に直面しています。世界各地の従業員と顧客に対して、高品質で費用対効果に優れる通話エクスペリエンスを提供するために、さまざまなサービス プロバイダーを (多くの場合、国別に) 選択できる柔軟性を企業は必要としています。さらに、管理しやすいソリューションであることも欠かせません。管理者が、いくつものサービス プロバイダーにわたる関係と電話番号を管理することに労力を費やしているようでは、ビジネスの成長速度や働き手の生産性が低下します。 Cloud Connected PSTN では、お客様は、65 を超える国でサービスを提供している多彩なシスコ認定プロバイダーの中から柔軟にプロバイダーを選定することができます。シスコの認定パートナーは、世界有数のサービス プロバイダーであり、サービス品質、信頼性、サポートに関して、きわめて厳格な基準を満たしています。 ほとんどの国では、Cloud Connected PSTN の導入に際して、数多くのシスコ認定パートナーから選定できます。サービス提供範囲、番号の空き状況、機能、パッケージ、料金体系の面で、お客様の要件に最もよく合致するプロバイダーを柔軟に選択することが可能となっています。 最も重要な特長は、このソリューションの大部分を一元的に管理できることです。番号を調達した後、管理者は、世界各国の複数のプロバイダーの番号を Control Hub から直接割り当てて管理します。シスコはこのプロセスの合理化を進めています。システムに統合されているシスコ認定プロバイダーをお客様が採用した場合、プロバイダーの選定と番号調達のプロセス全体を Control Hub で管理できます。 Cisco Calling PlansCloud Connected PSTN で新しい電話番号を設定するプロセスがどれほど容易であるかについては、こちらのビデオをご覧ください。

ローカル ゲートウェイ

企業が通信事業者を柔軟に選ぶことが必要となる理由は、いくつかあります。たとえば、次のようなものです。
  • 現在の通信事業者またはトランクを引き続き利用したい
  • 現在の通信事業者と長期契約を締結している
  • リモートの支社でサービスが必要
このような場合は、Webex Calling をローカル ゲートウェイと組み合わせることにより、オンライン上で世界のあらゆる PSTN プロバイダーを採用できます。既存のプロバイダーとの関係や構内設備を活用しつつ、Webex Calling の強力な機能をユーザーに提供できます。

サイトやサービスを問わない運用

これらのオプションによりビジネスに卓抜した柔軟性が与えられますが、お客様の選択肢が 1 つに限定されることがあってはなりません。複数のサイトを運用している多くの組織が、複数の PSTN 接続オプションを駆使することによってメリットを得られます。 Webex Calling は、そのようなお客様に応えるため、PSTN 接続をサイト単位で選択できる機能を備えています。お客様は、複数のサイトにわたり、Cisco Calling Plans、Cloud Connected PSTN、ローカル ゲートウェイ ベースの PSTN を任意に組み合わせて使用できます。たとえば、米国とヨーロッパのサイトでは Cisco Calling Plans の簡潔さを活かしつつ、世界の他地域のオフィスでは、Cloud Connected PSTN またはローカル ゲートウェイによる広大なサービス提供範囲を活用できます。どのような構成であるかにかかわらず、システム全体の管理は Control Hub で一元的に行います。
 
詳細情報 世界で 3,900 万人が利用しているクラウド通話プラットフォームについては、こちらをご覧ください 世界の 65 を超える国で Cloud Connected PSTN による接続を提供しているシスコ認定パートナーについては、こちらをご覧ください Cisco Calling Plans の急速に拡大を続けるサービス提供範囲については、こちらをご覧ください

About The Author

Teney Takahashi
Teney Takahashi Product Marketing Manager Cisco
Teney is a Product Marketing Manager in the Webex Calling team.
Learn more

Topics


More like this