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Tags: RoomOS, エンタープライズコネクト, エンタープライズコネクト2023, ビデオインテリジェンス
円滑に会話を進めるコツとは何か、落ち着いて考えてみましょう。ハイブリッド会議を構成しているものは何かということです。オンライン会議にオフィスから参加するにしてもリモートから参加するにしても、効果的にコミュニケーションを取るためには、根本的に次のことが必要になります。
会議室のテーブルの端にカメラが 1 台だけ設置してあるような場合は特に、最後に挙げた項目を実現するのは簡単なことではありません。必ずカメラに向かって話すと決めておかないと、オンラインで参加している人は話し手の横顔や後ろ姿を見ることになってしまいます。これを解決する方法の 1 つが、複数のカメラを使用することです。
とても良いアイデアですが、これまでになかった課題が増えます。例を挙げると、カメラが 1 人の参加者をさまざまな角度からとらえるので混乱が生じるかもしれません。リモートから参加している人は、認知能力を上げる必要があります。会議室にいる人が位置関係を無視してオンライン会議スペースに映し出されたら、リモート参加の人は会議室内の状況がわかりません。誰が誰と話しているのかわからなくなってしまうからです。
いずれの場合も、言うまでもなく情報過多に陥る可能性があります。どんな場面であっても、オンライン会議で見るべき一番重要なやり取りは何でしょうか?対面で話す場合、何を見るかは自分で選べます。積極的に発言する人に注目することもできれば、会議室を見回して参加者の反応を見ることもできます。さらには、こそこそ話をしている人を見ることも可能です。
オンラインで参加している場合、見たいものを自分で決めて見ることはできません。では、AI クラウドがすばやくインテリジェントにこうした決定を下して、いつでも会議の見たい場面を見せてくれるとしたらどうでしょうか?
RoomOS が制御するシネマティング ミーティング(映画のような会議)では、見たい場面がいつでも見られます。映画監督がショットとシーンを切り替えていくように、会議の場面が次々に切り替わって、いつでも要望に応えてくれます。これが RoomOS で実現していることです。シスコとサードパーティ製のカメラがあれば、こうした体験が得られます。
実際によくあることですが、会議室の設定は複雑になりがちです。ここでも、Webex はイノベーションを実現しています。もう自社のオフィススペースがそうなっているという方もいらっしゃるかもしれません。そう、オープンフロアの会議スペースです。なぜ複雑になるのでしょうか?理由は、会議スペースの境界を定義する方法にあります。次のような状況を考えてみてください。あなたはリモートからオンライン会議スペースに参加しています。同僚はオープンフロアの会議スペースにあるデバイスから参加します。背後で誰かが通りかかったとします。するとカメラは、その人があたかも会議の参加者であるかのように映し出します。これと同じ状況がガラスの壁で区切られた会議室でも起こり得ます。通りかかった人が誤ってオンライン会議スペースに入り込んでしまうのです。突然、招待していないゲストが画面上のフレームに現れたりしたら、もはやシームレスなテクノロジーとは言えません。注意が逸れてしまいます。
オープンスペースやガラスの壁で区切られた会議室でコラボレーションできるよう徹底したイノベーションを図った Webex のデバイスでは、定義された境界の外側に立っている人はインテリジェントに除外されます。「ミーティング ゾーン」という境界を手作業で描くこともできますが、 AI を駆使した RoomOS は会議スペースの境界を実地でインテリジェントに学習して的確に判別します。会議室の物理的なレイアウトを変えるときも、心配する必要はありません。この境界はいつでもリセットして描き直すことができます。
シスコは、どこにいても最も自然で効果的な対話ができるように取り組んでいます。ぜひシスコの Web ページをご覧になり、カメラのインテリジェンスで実現したイノベーションの詳細をご確認ください。
シスコデバイスのビデオとカメラのインテリジェンスについて、シスコの担当者にお問い合わせいただければ詳しくご説明します。
Enterprise Connect 2023 で発表された Webex の詳しい情報: