この数年を振り返ってみると、多くのことが変化しました。生産性は高まりましたが、従業員の幸福度は低下しました。かつては特定のグループに固有だった問題 (たとえば、1 つのミーティングの後に休憩なしにすぐに次のミーティングに参加すること) は、すべての人に共通の問題になりました。コラボレーション ツールの普及は加速しましたが、これらのツールの管理は IT 部門に問題をもたらしました。画面上では全員にスペースが平等に割り当てられましたが、全員が公平には扱われませんでした。 私たちは、大規模な転換期を 迎えています。ハイブリッド ワークは、この 2 年間の私たちの働き方とは異なり、もっと難しいものです。世界中の労働者の半数以上は、勤務時間の 50% をリモート ワークにすることを望み、オフィス勤務が再開したときも自分が望むやり方で働きたいと考えています。オフィス勤務の従業員とリモート勤務の従業員がいるときに、従業員のエンゲージメントと生産性を保証することは、新たな課題です。種類や規模を問わず、あらゆるやり取りをインクルーシブで魅力あるものにする必要もあります。組織は、従業員のニーズとビジネスの総合的なニーズの両方に対応するソリューションを特定しながら、ワークスペースとツールを変更する必要があります。
ワークスペースの刷新
オフィス勤務の再開に伴い、期待は変化しました。組織は、物理的なフットプリントを見直しています。ハイブリッド戦略を計画している企業では、10% を超えるスペースの削減を期待している割合が 4.5 倍高くなっています。また従業員は、オフィス勤務の再開によって生産性が低下し、安全で効率的に仕事を進めるためにワークスペースが再設計されるだろうと考えています。 Webex は、この両方の課題を解決するために取り組んでいます。私たちは、自宅、オフィス、外出先のワークスペースの完全な刷新を実現します。デバイスおよびアプリケーション スイートも構築しましたので、お客様は従業員がいつ、どこで、どのように仕事をするかにかかわらず、最高のエクスペリエンスを提供することができます。仕事をする場所が自宅、オフィス、あるいは共有スペースや専用ワークスペースでも、Webex がお客様をサポートします。 自宅のワークスペース向けには、Webex Desk Camera とシスコのヘッドホンをご利用ください。明瞭な通話音声、ミーティングの鮮明なビデオ、重要な人の音声に集中するためのノイズ キャンセリングなどの機能によって、どのようなワークスペースにも質の高いエクスペリエンスを提供します。Webex Desk Mini はポータブル デバイスです。スペース間で持ち運んで第 2 のスクリーンとして使用できます。もう自宅のラップトップの前にかがみこむ必要はありません。Webex Desk Pro は、AI 搭載のオールインワン コラボレーション ワークステーションです。HD カメラとダイナミック フレーミングによって、ユーザーは立ち上がって足を伸ばしたとしても、フレーム内に維持されます。詳細情報: ビデオ会議ソリューションを超える機能を提供: ワーク エクスペリエンスを刷新 多くの人がすでにオフィス勤務を再開していますが、オフィスはかつてとは様子が異なるはずです。ホットデスクは新しい概念ではありません。従業員と企業は長年共有ワークスペースを使用しています。しかし私たちは、ホット デスクはその日の作業スペースを超える役割を果たす必要があると考えています。ユーザーのパーソナル オフィスとなって、自宅と同じ、またはそれを超えるエクスペリエンスを提供する必要があります。 私たちは、まさにこの考えを具現化しました。Webex Desk Series 全体に新しい Webex ホット デスク エクスペリエンスが提供されるようになりましたので、従業員に期待以上の優れたエクスペリエンスをもたらしながら、フットプリントの要件に対応する多くの共有スペース オプションを提供することができます。 デバイスへのサインインも簡単です。QR コードをスキャンする、ラップトップをプラグインする、または Webex Deskhub 上でスマートフォンをタップするだけの操作でサインインできます。Webex デバイスはユーザーのパーソナル コラボレーション デバイスとして機能し、仕事、ホワイトボード、カレンダーへのアクセスを提供します。ユーザーは 1 つのボタンを押すだけでミーティングに参加できます。これは Webex クラウド登録に含まれています。 会議室には、居場所を問わずにすべての参加者を公平に扱えるようにする機能が必要です。People Focus がその解決策を提供します。Webex カメラのインテリジェンスは、室内の人を検出し、各参加者のビデオ ストリームを個別に生成することで、リモート参加者向けに会議室のビューを強化します。各参加者は、画面上に平等に表示されます。サードパーティのミーティング プラットフォームに参加するときも同じです。 組織の 85% *は、1 日に 2 つ以上のミーティング プラットフォームを使用しています。そこで Webex デバイスは、Zoom、Microsoft Teams、Google Meet との相互運用に対応しました。 これからは、1 日を通してミーティングにシームレスに参加することができます。デバイスのソフトウェアの切り替えや再設定は必要ありません。使い慣れた、お気に入りの高度な Webex 機能をそのまま使用できます。 また、Webex Room Navigator 上の統合ワークスペース アプリでワークスペースを管理するためのオプションも増やしました。Room Navigator は、Humly、AppSpace、UMA などのサードパーティ アプリケーションのサポートを開始しました。すでにご利用のワークスペース アプリを使用して、統合された Webex Room デバイスのインサイトから優れたエクスペリエンスを得ることも、デフォルトの Room Navigator を選択することもできます。まもなく、RoomOS を搭載した Webex Desk Series および Webex Board Series デバイスで、人気のある多くの組み込みアプリが使用可能になりますので、併せてお知らせします。 もう 1 つお知らせがあります。シスコと Apple 社は 6 年前にエンタープライズ パートナーシップを開始していますが、このたび Apple AirPlay テクノロジーが Webex デバイスで使用できるようになりました。専用エンタープライズ ビデオ会議デバイスに AirPlay が統合されたのは、これが初めてだと思います。Jeetu のブログで Webex がどのようにハイブリッド ワークの魅力を高めているかをご確認ください。外出先で利用できる機能の強化
現在、私たちは自分の携帯電話だけでほぼあらゆる場所から仕事をすることができます。しかし、仕事でのやり取りのために自分の個人用番号を公表したくはありません。Webex Go がこの問題を解決します。Webex の業務用電話番号を、自分の携帯電話に 2 番目の番号として追加できます。仕事関係者の連絡先は業務用番号に、友達や家族の連絡先は個人用番号に設定することができます。電話が鳴ると、業務用番号と個人用番号のどちらへの電話なのかすぐに把握できます。アプリを別途ダウンロードしたり、起動したりする必要はありません。この機能は、品質の高い通話を実現するために電話のネイティブ エクスペリエンスに組み込まれています。この機能を備えている製品は他にはありません。Webex のエンタープライズ グレードのクラウド電話プラットフォームである Webex Calling だけの機能です。また本日 Webex Calling は、600 万ユーザーという大きなマイルストーンを達成しました。Webex Calling はインドに支店を持つ多国籍企業にも利用可能になりましたので、ユーザー数はさらに増加することが見込まれています。詳細情報: 電話の刷新: あらゆる人とあらゆる場所をつないでハイブリッド ワークをサポート まもなく、車が究極のモバイル オフィスになる可能性が出てきました。 本日 Ford 社は、自社の新型 EV 向けの新 15 インチ スクリーン システム Sync4 で、Webex との連携によるブラウザー エクスペリエンスを発表しました。Sync 4 は HTML 5 を使用して新しいソフトウェア エクスペリエンスを構築し、新機能のリリース時にインターネットを介してアップデートすることができます。まもなく Sync4 スクリーン内で、シームレスなコラボレーション エクスペリエンスを提供するネイティブ Webex アプリの利用が可能になります。Ford 社は安全性を最優先していますので、運転中に起動された場合は Webex ソリューションで利用できる機能は音声のみですが、車の停止中は、より多くの Webex コラボレーション機能を利用できます。 Webex 独自の音声インテリジェンスである Optimize for My Voice 機能は、気になる背景のノイズや会話を除去しつつ、人の声を抽出して明瞭さを高めることで音声を聞き取りやすくして、車内で仕事を行う必要があるドライバーや同乗者のエクスペリエンスを強化します。Ford 社は、このシナリオを「Me Work」および「We Work」オフィスと呼んでいます。柔軟な働き方
労働者の 75% は、自分のスケジュールに柔軟性を持たせることが大切だと考えています。世界中にチームが分散する今、すべての人にとって最適な時間に最適な方法で人々を集めるのは困難です。では、すべての人に本格的に参画してもらうにはどうすればよいでしょうか? 全く新しいスタンドアロンの Webex ホワイトボード アプリは、すべてのタイムゾーンで、リアルタイムでも非同期のオフラインでも、誰もが容易に貢献し、アイデアを次々に出せるようにする高品質ホワイトボードを実現します。 Webex ホワイトボード アプリから直接 Miro、Mural、Slido などのお気に入りの組み込みアプリに アクセスしてプルアップし、使用を開始できます。Webex ホワイトボードは 1 か所に保管できますので、見つけるのも、名前を付けるのも、外部からの参加者を含む他者と共有するのも簡単です。このスタンドアロン アプリは、 現在一部のお客様に公開されています。 Webex は言葉の壁も取り除きます。言語アシスタンスが必要な場合も、単純に字幕を読みたい場合にも、Webex Suite およびデバイスでリアルタイムの翻訳機能を利用できるようになりました。Webex の自動字幕は自然言語処理を使い、英語を 108 言語に翻訳します。最近さらに 13 言語のサポートが追加されましたので (今後もさらに多くの言語をサポート予定)、より多くの人にインクルーシブなエクスペリエンスを提供できます。 ミーティングは必ずしも必要ではないことがあります。Webex の新しい非同期ビデオ メッセージ ツールである Vidcast は、他の人とのつながりを維持しながらミーティング数を減らせる優れた手段となります。私も Vidcast を使用して定期的に世界中の数千名の従業員とつながり、最新情報を共有しています。使い方は非常に簡単です。ブラウザーを使用して、ビデオを録画するか、画面のコンテンツをキャプチャするか、その両方を行います。その後すぐ、自分が選択したチャネルで共有することができます。チームは、リアクションやコメントを追加したり、チャプター間をスキップしたりでき、共感したことへの貴重な意見を提供したりできます。現在は、録画した Vidcast を Slido に統合できるので、イマーシブなフィードバックを得ることができます。卓越したハイブリッド イベント
対面型イベントの増加に伴い、新しい課題が生まれています。参加者の範囲が広いオンライン イベントと、個人的なやり取りを行う対面型イベントをどのように融合させれば、参加方法を問わず、すべての参加者に最高のハイブリッド イベント エクスペリエンスを提供できるのでしょうか? 新しい Webex Events (旧称 Socio) がこの課題の解決に貢献します。Webex Events は、対面型、オンライン、およびハイブリッド イベントをサポートするエンドツーエンドのイベント管理プラットフォームです。そして本日、私たちはその機能強化を発表しました。対面型イベントが再開されていますが、多くの人にとっての最重要事項は健康と安全です。Webex Events と CLEAR 社が連携することで、参加者の有効な ID に紐づけられたワクチン接種証明または検査結果を提供できるため、参加者とイベント主催者は確実に安全手順に従うことができます。 もうすぐ、Webex Events はもっとインクルーシブなツールになります。私たちは Webex Events に、Webex Meetings と Webex Webinars のアクセシビリティ向上に使用したものと同じ音声インテリジェンスを組み込みました。イベントにモバイル デバイスから参加して、リアルタイムの翻訳機能を利用することができます。リアルタイムで文字起こしされる会話を読みながら (英語から 34 か国語)、イベントを最大限に楽しむことが可能です。また、Webex Events と Control Hub の統合により、可視性と制御性が向上しています。詳細情報: エンタープライズ対応ハイブリッド イベント: オンライン イベントと対面型イベント全体でつながりを感じるエクスペリエンスの構築記憶に残るカスタマー エクスペリエンス
カスタマー エクスペリエンスもまた、もっとインクルーシブで、やり取りする個々の顧客のニーズや嗜好を考慮したものになる必要があります。顧客は、「ブランドに大切にされていると感じる」最も重要な要因として、「人とのつながりと対面サービスでのやり取り」を挙げています。顧客は、初回の連絡で問題を解決できる可能性が最も高いチャネルを使用したいとも考えています。 Webex Connect (旧称 imiconnect): 弊社のエンタープライズ コミュニケーション プラットフォームがその実現に貢献します。Webex Connect を利用することにより、企業はエンドツーエンドで顧客とのやり取りをインテリジェントにオーケストレーションして、Whats app、Apple Business Chat、Facebook Messenger などの顧客が選択したデジタル チャネル全体にシームレスでパーソナライズされたエクスペリエンスを提供します。また、リンク、カルーセル、クイック リプライなどのリッチ メディアを通じて、よりインタラクティブなメッセージを届けることもできます。 このようなシームレスなエクスペリエンスをもっと簡単に構築できるように、弊社の Developer Sandbox、Google Dialogflow、そして新しい MindMeld NLU トレーニング エンジンに Botbuilder が追加されました。 Webex Connect の機能は、弊社のエンタープライズグレードのクラウド コンタクト センター Webex Contact Center と統合されていますので、顧客が使用したいチャネルで非常に高速かつ正確に回答を提供できます。私たちは、自宅、オフィス、外出先での仕事にかかわる最も難しい問題の解決に長年取り組んでいます。今週 Webex はさらに多くのニュースを発表します。Webex の新機能と弊社のニュースルームを是非ご確認ください。出典: 意思決定者を対象としたシスコ デバイスについての調査 – 2022 年 ニュー ノーマルの登場: 新たな働き方の時代を定義する [Adecco] 2022 年のビジネスに関するエグゼクティブの見解 [PwC Pulse Survey] カスタマー サービスの向上 [Deloitte Digital] エグゼクティブによるオフィス勤務再開計画の共有 [Deloitte] その他の記事 ハイブリッド ワークをもっと魅力的に ビデオ会議ソリューションを超える機能を提供: ワーク エクスペリエンスを刷新 電話の刷新: あらゆる人とあらゆる場所をつないでハイブリッド ワークをサポート エンタープライズ対応ハイブリッド イベント: オンライン イベントと対面型イベント全体でつながりを感じるエクスペリエンスの構築 クラウド コンタクト センターと将来のカスタマー エクスペリエンス (CX)