2023 年春、シスコはシスコのコラボレーションデバイスで Microsoft Teams Rooms をサポートすると発表しました。 シスコと Microsoft 社との前例のない新たなコラボレーションは業界を驚かせ、ここ半年で本機能への関心や注目は著しく高まっています。 シスコの Microsoft Teams Rooms デバイスによって、高品質なカメラ、オーディオ、ビデオ、ハードウェアが Microsoft Teams ミーティングでも利用可能になりました。 ただし Microsoft Teams Rooms の初期のリリースでは、Cisco デバイスの非常に強力で人気な機能の一部にいくつかの制限がありました。統合とカスタマイズが不完全だったのです。 現在では、これらの機能が利用可能になっています。
Microsoft Teams Rooms デバイスをデュアル登録
Teams 管理センター(Microsoft)と Cisco Webex Control Hub 管理プラットフォームの両方に、Microsoft Teams をサポートする Cisco デバイスをデュアル登録できます。 Control Hub に登録すると、高度なデバイス管理、使用状況、占有率、環境センサーのインサイトや、ThousandEyes と Meraki の統合機能といった利点を享受できます。 また Webex Cloud に接続することで、お客様もパートナー様も、一連の強力なデバイスとサービス API にアクセスすることもできるようになります。 これらの API は Microsoft Teams Rooms デバイスでも利用できます。 例として挙げられるのが人感センサーイベントです。お客様は Microsoft Teams Rooms を使いながら Cisco デバイス センサーのデータを活用できるようになります。
サイネージプロバイダーとの統合
11 月の RoomOS リリースで、シスコは Microsoft Teams Rooms にサイネージ機能を追加しました。 これによりお客様は Cisco デバイスを活用し、アイドル状態のときにデバイス画面にウェブベースの企業メッセージを表示できるようになりました。 このソリューションでは、展開モードにかかわらず AppSpace や Cisco Spaces のようなサイネージプロバイダーとも統合できます。 シスコが Cisco Rooms エクスペリエンスと Microsoft Teams エクスペリエンスのギャップを埋めることで、お客様は機能を中断することなくどちらにも移行できます。
コントロールパネルの拡張機能で Microsoft Teams Rooms UI をカスタマイズ
12 月、シスコはカスタマイズ機能をさらに向上させました。 コントロールパネルの拡張機能を導入し、お客様は Cisco デバイスに UI 拡張機能を追加できるようになりました。 UI 拡張機能によってカスタマイズを可能にし、フレームワークを使用してマクロをトリガーし、デバイスの画面にパネルを表示できるようになりました。 このコントロールパネル機能は、Microsoft Teams エクスペリエンスでも Cisco Rooms エクスペリエンスと同様に、右側から左にスワイプすることで起動します。 コントロールパネルに表示された UI 拡張機能を使用すると、お客様やインテグレータ、パートナーは RoomOS のカスタマイズと同じツールで構築できます。すなわち、トグル、入力フィールド、スライダーパネルなどです。
シスコの Microsoft Teams Rooms デバイスでは、Control Hub にデュアル登録した場合、ここで説明した拡張機能が自動的に利用できます。
シスコは RoomOS の今後のリリースで、Microsoft Teams Rooms の画面上の通知やウェブ表示のコンテンツなど、カスタマイズの幅を広げる予定です。 1 月 31 日から 2 月 2 日まで開催される ISE で、デバイスや一連の強力な統合機能を紹介できるのを楽しみにしています。 場所は Hall 2、boot M500 です。
それまでは自由にデバイスの API や機能を使ってみてください。 資料はこちらをご覧ください。
RoomOS、シスコと Microsoft のパートナーシップ、Cisco デバイスの詳細については、以下をご覧ください。