1 つのプラットフォームで、あらゆるスペースを「距離感ゼロ」へ

On By Espen Løberg1 Min Read
  • Cisco Room Kit Pro G2:複雑に組み合わされた AV 構成が、AVoIP ファーストの単一アーキテクチャに
  • Cisco Desk Pro G2:プラットフォームを問わず、デュアル 4K カメラをデスクやハドルルームに導入可能
  • Cisco Wireless Phone 9821:AI 機能を備えたエンタープライズ通話で現場スタッフを支援

シスコのコラボレーションデバイスは、単なるスタンドアロン製品の集合体ではありません。ワークプレイス プラットフォームと人とをつなぐインターフェイスです。ネットワーク、セキュリティ、コラボレーションが組み合わさって 1 つのコネクテッドシステムとして機能することで、組織は未来を見据えたワークプレイスを大規模に実現できます。

シスコがインテリジェント コラボレーション デバイス市場でリーダーシップを確立してきた背景には、常に守り続けてきた 3 つの原則があります。それは、使いやすさ、展開のしやすさ、エクスペリエンスの素晴らしさです。これらの原則が正しいことは、お客様自身が証明してくださいました。最小限の IT スタッフで数千の会議室を管理しながら、エンドユーザーが満足する体験と、施設管理チームが信頼する実用的なインサイトを提供できるからです。

これが「One Cisco」のパワー

AVoIP を支えるネットワークファブリック、あらゆる端末を保護するゼロトラストセキュリティ、数百万台規模のデバイスに対応できる Control Hub の AI 主導管理。これらが組み合わさることで、デバイスはより大きな仕組みの一部となります。そして、すべてが 1 つのシステムとして機能するとき、複雑さは解消されます。

現在、このプラットフォームの価値を、複雑な会議室だけでなく、個人用デスクや工場の現場に至るまで、あらゆるワークスペースへと拡張しています。原則は変えず、使用するプラットフォームも同じです。お客様から高い評価をいただいている一貫性も、そのまま維持しています。

デバイスを開発する際、私たちは常に自問します。「このテクノロジーは、人と人との交流をより自然にするのか。それとも妨げるのか」と。この問いを持ち続けてきたことが、会議室分野でのリーダーシップにつながりました。そして今、その同じ問いが、高インパクトなスペースに今だに存在している複雑さを解消するための道筋を示しています。それが、単一ベンダーによってエンドツーエンドで完結する、包括的なワークプレイスエコシステムを提供するというアプローチです。

Cisco Room Kit Pro G2:AV の「つぎはぎ」に終止符

IT チームにとって最大の課題は、高インパクトなスペースの構築と維持における複雑さです。従来の大規模会議室では、複数ベンダーの DSP、エクステンダー、スイッチャを個別につなぎ合わせる必要がありました。

AV のつぎはぎに終止符を打つ

Cisco Room Kit Pro G2 は、エージェント型 AI を中核に据えた、AVoIP ファーストのシンプルな単一アーキテクチャにより、複雑さを根本から解消します。

シスコは 10 年以上にわたり NVIDIA 社と協力して、あらゆる会議室にインテリジェンスをもたらしてきました。そして今、AV のつぎはぎという課題を解決するため、再びパートナーシップを組んでいます。

両社で共同設計した、これまでにない Cisco と NVIDIA の Jetson コンピューティング モジュールは、NVIDIA の業界をリードする AI/ML エンジンを搭載した強力なコラボレーションデバイスであり、前世代比 25 倍の AI 処理能力を実現しています。リアルタイムの空間認識、強化されたノイズ除去、高度な人物フレーミングはすべてローカルで処理され、セキュリティとスピードを両立します。インテリジェンスが本当に必要な場所、すなわち会議室に存在するのです。

  • ワンクリック AVoIP:8 つの PoE ポートで、カメラ、マイク、コントローラへの電力供給と管理を実現。HDMI アダプタ、XLR、パワーインジェクタは不要です。ネットワークベースの音声、ビデオ、電源、制御機能を備え、Cisco 9200 シリーズ スイッチとのシームレスな拡張性を実現しています。
  • シネマティック ミーティング インテリジェンス:Agentic Director により、最大 7 台の IP カメラ(Room Vision PTZ を含む)と 8 個の IP マイクをサポート。高度なスピーカートラッキング、シネマティックなクロスビュー、会議室の柔軟な再構成が可能です。すべてネイティブにサポートされており、最大 8K の HDMI ディスプレイ出力に対応します。
  • 包括的な可視性:Control Hub で、サードパーティ製ディスプレイ、アナログオーディオ接続、HDMI ケーブルを含め、会議室全体を可視化。Workspace Advisor が、会議室での体験を最適化するための提案を行います。​
  • Microsoft Device Ecosystem Platform(MDEP)向けに設計:Webex、Teams、Zoom をフル機能で利用した会議が可能。Google Meet との相互運用性も備えています。さらに、USB-C で即座に接続でき、BYOD や各種会議プラットフォームでも手軽に活用できます。
  • 構造を強化した新設計のシャーシにより、50% の軽量化を実現しながら、パフォーマンスの低下は一切ありません。

この Distance Zero(距離感ゼロ)のビジョンが、最も複雑なスペースにも広がります。NVIDIA 社の高速化技術を活用し、シスコが提供します。受注開始は 2 月、出荷は 2026 年第 2 四半期を予定しています。

しかし、重要な意思決定は、講堂や研修室、会議室の中だけで行われるわけではありません。

Cisco Desk Pro G2:より多くのスペースに Distance Zero を

これまで、デスク環境から大規模会議室に至るまで、コラボレーションをシンプルにできることを実証してきました。そして今、迅速な意思決定や重要な対話が行われる新たな場である小規模なハドルルームにおいても、同様にシームレスな体験を提供します。

Cisco Desk Pro G2 は、さまざまなワークプレイスシナリオに適応する単一デバイスです。重要な 1 対 1 のミーティングでは、デュアルカメラがエグゼクティブプレゼンスを的確に捉えます。複数の同僚が集まれば、瞬時にコラボレーションスペースへと変化。重要な業務が行われるあらゆる場所で、NVIDIA AI により高速化された AI インテリジェンスを実現します。

  • あらゆるシナリオに対応するプロフェッショナルなビデオ機能:デュアル 4K カメラシステムは、エグゼクティブプレゼンスを高める 48MP の望遠レンズと、小規模なグループに最適な 105° の広角レンズを搭載しています。2 つのレンズを同時に動作させることで、自然な奥行きと立体感のある映像表現を実現します。Agentic Director により、Frames モード(参加者それぞれに専用ウィンドウが割り当てられる表示モード)とグループ全体モードが自動的に切り替わり、あらゆる瞬間を最適なビューで表示します。このデュアルカメラは、Apple Vision Pro で Cisco Spatial Meetings を利用する際にも、その性能を発揮します。
  • 終日利用できるディスプレイ:27 インチの 4K 画面は、2000:1 のコントラスト比と DCI-P3 色域 98% のカバー率により、臨場感あふれる映像美を実現します。ブルーライトや目の疲れを軽減する設計で、長時間の使用でも快適さを保ちます。
  • ケーブル 1 本、ワンタッチで完結: 1 本の USB-C ケーブルで 80W の充電と PC ポートのレプリケーションが可能です。2 台目の 4K ディスプレイや周辺機器、ストレージも接続できます。さらに、ワンタッチ操作で Webex、Teams、Zoom、Google Meet など、あらゆるミーティングに参加できます。
  • 拡張性を考慮した設計:Control Hub を通じたゼロタッチプロビジョニングにより、迅速なグローバル展開を実現します。Wi-Fi 6E と Deep Sleep モードによってエネルギー効率を高め、さらに消費者使用済みリサイクル材料を積極的に採用することで、ESG 目標の達成を支援します。

世界中で 100 万台以上のデバイスを支えているプラットフォームを、今まさに、あらゆる小規模スペースへと拡張します。今すぐご注文いただけます。

私たちは、常に移動しながら働く人たちを含め、すべての人に Distance Zero の価値を届けたいと考えています。

Cisco Wireless Phone 9821:現場スタッフのためのコミュニケーション

看護師や倉庫スタッフ、製造チームなどは、過酷な環境下を移動している最中であっても、常に信頼性の高いコミュニケーションを必要としています。コンシューマー向けデバイスでは、エンタープライズレベルの統合は活用できません。サードパーティ製ソリューションは、管理が複雑になります。そして、安全確保のために一瞬の判断が求められる現場では、わずかな接続遅延さえ許されません。

Cisco Wireless Phone 9821 は、コラボレーション インフラストラクチャを拡張し、現場スタッフがシスコの通話プラットフォームに組み込まれた業界最先端のエージェント型 AI を活用できるようにします。

  • エンタープライズ統合と現場スタッフ向けの設計:Unified Communications Manager(CUCM)および Webex Calling とのネイティブ統合により、プラットフォームをシームレスに拡張できます。共有デバイスの展開にも対応しており、シフト制で働く現場スタッフに最適です。タクタイルキーパッドと交換可能なバッテリーを備えた堅牢な設計により、過酷な現場環境にも対応します。
  • 数ミリ秒を争う環境に対応:Wi-Fi 6E により、工場、倉庫、医療施設など、刻々と状況が変化する現場でも超低遅延かつクリアな音声通信を実現し、リアルタイム性が求められる重要なコミュニケーションを支えます。AI を活用したノイズ除去と統合転倒検知機能により、安全性と聞き取りやすさがさらに向上します。また、設定可能なアクションボタンとプッシュトゥトーク機能により、即時の応答が可能です。
  • 大規模管理に対応したエンタープライズ設計:電話機は PhoneOS で動作し、9800 シリーズとの一貫した管理を実現します。CUCM または Control Hub を通じて展開・管理でき、Cisco ThousandEyes によりエンドツーエンドのアシュアランスを確保します。セキュアで信頼性が高く、エンタープライズのニーズに合わせてカスタマイズ可能です。

2026 年第 2 四半期に受注開始予定です。

1 つのプラットフォームで包括的な可視性を実現

これらのシスコデバイスが他社製品と一線を画すのは、統合プラットフォーム上のインテリジェントノードとして機能する点にあります。デバイスは同一の Control Hub インターフェイスから展開でき、アップデートも資産全体にわたって自動的に適用されます。さらに、ネットワーク インフラストラクチャに組み込まれたセキュリティによって、ワークスペース環境を最適化するためのインサイトを取得できます。

デバイスがネットワークにネイティブに統合されていることで、IT チームはワークスペースポートフォリオ全体を横断した包括的な可視性を獲得できます。デバイスの正常性、会議室の利用状況、ネットワークパフォーマンス、セキュリティの状態、さらには環境条件に至るまで、すべてを単一のインターフェイスから一元的に把握できます。

これこそが、シスコを際立たせるエコシステムの優位性です。他社はハードウェアを提供しますが、IT チームは分断された複数のプラットフォーム上で異種の管理システムを統合し、トラブルシューティングを行わなければなりません。シスコなら、コラボレーションデバイス、ネットワーク インフラストラクチャ、セキュリティが一体となり、1 つのシームレスなシステムとして機能します。

これらのデバイスとこのプラットフォームによって、あらゆるスペースで Distance Zero を実現できます。しかし、可視性だけでは十分ではありません。必要なのは、次のアクションへとつなげるインテリジェンスです。

AI エージェントの統合:ワークフローの中で機能するワークスペース インテリジェンス

これまでシスコは、Control Hub を通じて包括的な可視性を提供できることを実証してきました。そして今、そのインテリジェンスを、生成 AI によって実現される新たなワークフローの中へと拡張しています。

IT 管理者がワークスペースのパフォーマンスを把握するために、ツール間でコンテキストを切り替える必要はありません。だからこそ私たちは、AI エージェント統合機能を活用し、Amazon Quick Suite、Microsoft Copilot、Cisco AI Assistant など、すでにご利用のプラットフォームに、Control Hub のインテリジェンスを直接組み込みます。

「ロンドンオフィスで十分に活用されていないスペースはどこか」、「東海岸エリアの拠点におけるコラボレーションのパターンを可視化してほしい」。こうした重要な問いを、そのまま投げかけることができます。AI がワークスペースのポートフォリオを分析し、利用状況、パターン、キャパシティ、最適化に関する実用的なインサイトを提示します。

一般的な AI ツールとは異なり、これらの統合では Control Hub に集約されたリアルタイムのデバイスデータ、利用状況メトリック、環境センサー情報に直接アクセスし、実際のワークスペースのパフォーマンスに基づいた回答を提供します。データの安全性は確保されたまま、これまで信頼してきたエンタープライズグレードの管理性を維持できます。

この力は、全体像を捉えたときにこそ真価を発揮します。会議室を個別に管理するのではなく、組織全体におけるコラボレーションのパターンを把握し、体験改善につながる機会を特定するとともに、次の投資先について戦略的な意思決定を行えるようになります。その結果、単一拠点の管理から、グローバル全体のポートフォリオを横断した管理へと移行できます。

2026 年第 1 四半期より開始されるベータ版に参加するユーザーは、既存のワークフローの中で提供される AI インサイトを通じてワークスペース管理の変革を実体験できることでしょう。

Workspace Designer:一度の計画で確実な展開が可能

スペースを長期にわたって最適化していくには、インテリジェンスが必要です。最初から適切なスペースにデバイスを配置するためには、計画が不可欠です。Workspace Designer を活用すれば、機器が届く前の段階で展開に伴うリスクを排除できます。会議スペースを 3D で可視化し、カメラの最適な配置や視野角を調整。機器を注文する前に、バーチャル空間内を歩きながら視界を確認し、その会議室が実際にどのように機能するのかを事前に検証できます。

Samsung 社とのパートナーシップにより、現在では検証済みのディスプレイ(LCD、大型 LED、ウルトラワイド 21:9)から選択できます。これらのディスプレイは、会議室に入った瞬間に、解像度、カラーバランス、リフレッシュレートを自動的に設定します。単に高性能であるという理由だけで推奨しているわけではありません。シームレスな互換性が事前に検証されています。

一度設計すれば、すべてが検証済みの状態で確実に展開できます。

継続的なイノベーションと一貫した原則

これまでにシスコが開発してきた中で最も高度なコラボレーションデバイスの特長として、NVIDIA による高速化、Control Hub を通じた一元管理、Workspace Designer を活用した計画、そして AI による最適化をご紹介してきました。これらすべてのイノベーションの根底には、常に変わらない 3 つの原則があります。それは、使いやすさ、展開のしやすさ、そしてエクスペリエンスの素晴らしさです。

この規律があるからこそ、お客様は単一のプラットフォームで何百万ものシスコデバイスを管理し、最も重要なスペースをシスコに託し、将来にわたるインフラストラクチャの適応力に確信を持って投資できるのです。

デバイスを開発する際、私自身も常にこう自問しています。「このテクノロジーは、人と人との交流をより自然にするのか。それとも、妨げるのか」と。これらのイノベーションこそが、私たちの答えです。人と AI が調和し、距離を感じさせず、テクノロジーが意識されることのない環境です。

これらは One Cisco の一部です。ネットワークに接続され、エッジで保護され、単一のプラットフォームを通じて管理されます。デバイスは、学習し、適応し、拡張していくワークプレイスにおけるインテリジェントノードとなります。

ぜひ、バルセロナで開催される ISE 2026Cisco Live Amsterdam で、シスコのイノベーションを実際に体感してください。

関連資料:

アナリストレポート:

About The Author

Espen Løberg
Espen Løberg VP/GM, Collaboration Devices Cisco
Espen Løberg is the Vice President and General Manager of the Collaboration Devices business at Cisco.
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