コラボレーションデバイスは、ユーザーのワークスタイルに沿って動作するべきです。そのためシスコは、妥協も追加ハードウェアも不要ですべてのプラットフォームに対応するという概念を再定義しています。シスコデバイスは、Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Webex を対象に、ネイティブ統合、インテリジェント共有、中央管理で一貫した統合体験を実現します。
世界はマルチプラットフォーム時代へ
現在、多くの会議デバイスは単一プラットフォーム向けに最適化されています。しかし、現代のマルチプラットフォーム ワークフローでは、この状況はもはや不十分です。シスコの調査では、企業の IT 部門の最大 85% が 2 つ以上の会議プラットフォームを運用していることが分かりました。事業部門全体をサポートするためであれ、会議の特定のユースケース対応や事業継続の確保のためであれ、共通して言えるのは「仕事は複数の会議サービスで進んでいる」という事実です。

シスコは、会議プラットフォームを問わず、誰にとっても直感的でインテリジェントな体験を届けることに注力しています。シスコは、相互運用性の高さが評価され、『IDC MarketScape:全世界の企業向けビデオ会議システムに関するベンダーアセスメント 2025 年(
近日公開 – Zoom for Cisco Rooms
シスコと Zoom の最新の協業により生まれた Zoom for Cisco Rooms は、シスコデバイスでの Zoom ミーティング参加体験を飛躍的に進化させます。
会議参加者は、シスコのビデオ コラボレーション デバイス上でフル機能の Zoom Meetings を利用でき、現行の Zoom Conference Room Connector(CRC)(SIP ベース)ソリューションと比べてより包括的な体験を得られます。

この新しいソリューションでは、専用ボタンを押すだけで予定された Zoom ミーティングに参加でき、Zoom アイコンを押せばミーティング ID の入力や即時会議の開始も可能です。その後、Cisco RoomOS により、Zoom Meetings が立ち上がります。
参加者は会議の間、Zoom のレイアウト、コントロール、共有、その他の標準的な機能にアクセス可能です。さらに、シスコデバイスのエッジ AI を活用したスマートオーディオとビデオ機能により、会議室とリモートを問わず、公平かつインクルーシブな会議体験が実現します。 会議が終わると、デバイスは Cisco Rooms のホーム画面に戻ります。
新しい Zoom for Cisco Rooms ソリューションでは、2 種類の体験が可能です。
- ゲストモード. :Zoom サブスクリプション不要で、ゲストが Zoom ミーティングに参加できます。
- サインインモード:ユーザーは Zoom ミーティングへの参加、ミーティングの主催、新規作成、拡張機能の利用が可能です。利用には Zoom Rooms サブスクリプションと Zoom Web ポータルでのデバイス登録が必要です。
「シスコはステップに弾みをつけ、革新と迅速な展開を進めています…。Zoom との相互運用性の発表により、業界随一の互換性を備えるシステムになりました…。相互運用性のリーダーへと成長しています」
TalkingPointz、Dave Michels 氏と David Danto 氏
この成果は、Zoom ミーティングの参加者および主催者から、シスコの強力なデバイス管理、ネットワークインサイト、ワークスペース分析、スマートビル統合を利用できる IT 部門まで、すべての人にプラスになります。
同じデバイスでフル機能の Webex ミーティングにも参加でき、ミーティングごとに再起動や再設定の必要もなく、ユーザー体験を損なうことはありません。
Zoom for Cisco Rooms は RoomOS のソフトウェアアップグレードとして利用可能となり、2025 年末までに一般提供開始を予定しています。Zoom 認定ハードウェアプログラムの認定手続き完了後、以下のデバイスでの対応が見込まれています。
- Cisco Room Bar
- Cisco Room Bar Pro
- Cisco Room Kit EQ
- Cisco Room Kit EQX
- Cisco Room Kit Pro
- Cisco Board Pro
- Cisco Board Pro G2
- Cisco Desk Pro デバイス
Microsoft Teams Rooms 導入をスピードアップ
シスコは現在、Microsoft Teams Rooms エコシステムで最も急速に拡大しているパートナーです。この戦略的パートナーシップは、お客様に柔軟性と幅広い選択肢をもたらし、大変好意的な反応をいただいています。
お客様が評価しているのは、Microsoft のソフトウェアスイートとシスコの AI 搭載ハードウェアの融合です。両者が一体となることで、ユーザーと IT 部門の双方に次のレベルの体験を実現します。IT 部門が特に評価しているのは Control Hub の利点であり、管理性の強化、オブザーバビリティ、ワークプレースのインサイト、デプロイ加速などを通じて、Microsoft Teams Rooms を組織全体に拡張しやすくします。
しかし、シスコの革新はここで終わらず、継続していきます。直近では、シスコデバイスが Android 13 対応の Microsoft Teams 認定を再取得しました。今年初めには、業界初となる Microsoft Teams Rooms 向け Apple AirPlay 対応を発表しました(現在ベータ版)。これにより、使い慣れたデバイスからのコンテンツの共有がかつてなく容易になりました。

それだけではありません。今月末(9 月 28 日~10 月 1 日)にサンディエゴで開催される WebexOne では、Microsoft の皆さまとご一緒できることを大変嬉しく思います。このパートナーシップの次フェーズに関する詳細をお伝えします。いち早くお聞きいただくには、現地でご参加いただくか、webexone.comで登録してオンラインでご参加ください。
また、Samsung スマートディスプレイや Ashton Bentley、Salamander Designs の家具を使ったエクスプレスインストール展開を含む、Microsoft Teams の最新機能をご紹介します。

Iネイティブな Microsoft Teams Rooms ソリューションを強化するだけでなく、クラウドビデオ相互運用サービス Webex Video Integration for Microsoft Teams(VIMT)も継続的に改善しています。 今週、VIMT で PowerPoint Live に対応し、クロスプラットフォームでのリッチでインタラクティブなプレゼンテーションがさらに簡単に行えるようになりました。
Google Meet での共有機能を強化
シスコデバイス向け Google Meet ソリューションでは、複数の有線および無線手段での双方向コンテンツ共有が可能となるよう機能を強化しました。
- HDMI または USB-C 接続
- Miracast ワイヤレス共有
- AirPlay ワイヤレス共有
これは、Google コンパニオンアプリによるワイヤレス共有を補完する機能です。これらの新機能は、RoomOS リリース 11.29.1.5(2025 年 6 月)以降で提供され、自分に最も合った方法での Google Meet へのコンテンツ共有がかつてないほど簡単になります。詳細については、RoomOS デバイスでの Google Meet ミーティングを参照してください。

プラットフォームの優位性 – Cisco RoomOS
最新の拡張機能により、RoomOS を搭載したシスコデバイスは、あらゆる会議プラットフォーム参加において最高レベルの柔軟性と選択肢を提供します。

Cisco Rooms としても Microsoft Teams Rooms としても構成できるシスコデバイスは、ユーザーに豊かで信頼性の高いマルチプラットフォーム体験を提供しつつ、IT 部門には求められる品質、セキュリティ、拡張性を確保します。
働き方がますますマルチプラットフォーム化するなか、Cisco RoomOS は、使用する会議サービスを問わず、シームレスで完全統合されたコラボレーション体験を提供し、時代をリードしています。
本当のプラットフォームの自由を体験しましょう下記の Workspace Designer でシスコがどのように会議空間をシンプルにできるかをご確認のうえ、来週開催される WebexOne にぜひご参加ください。