Webex プラットフォーム: ハイブリッド ワークの可能性を最大限に引き出す

On By Anurag Dhingra1 Min Read
ハイブリッドワーカーのニーズへの対応が進むなか、IT リーダーは重圧を感じています。エンタープライズグレードの管理を実現しながら、変化の激しいエンド ユーザーの要求に応えなければならないからです。今日のユーザーが、場所やデバイスに関係なくアクセスできる高品質のコラボレーション エクスペリエンスを求めている一方で、IT 部門は、ネットワークのセキュリティ確保や、ドキュメントなどの企業資産の保護に取り組んでいます。 Webex プラットフォームは、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに関する、エンタープライズグレードの標準に基づいて、シームレスなエンドユーザー コラボレーション エクスペリエンスを提供します。Webex のアプローチによって、今日のハイブリッド ワークにすぐに対応し、将来のイノベーションにも適応できるようになります。 では、アーキテクチャの柱となる機能を見ていきましょう。セキュリティ、組織間のコラボレーション、拡張性、AI の機能、スケーラビリティ、管理などのさまざまな点で、Webex がコラボレーション プラットフォームとして最良の選択である理由がわかります。

エンタープライズグレードのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス

Webex では、あらゆる面からセキュリティを確保して、従業員の勤務場所や接続に使うデバイスに関係なく、組織のコンテンツ、アプリケーション、ユーザー アカウントの安全と完全性を維持できます。
  • Webex のゼロトラスト セキュリティ: エンドツーエンドの暗号化で通信を保護します。この仕組みは、最新かつ標準ベースの、クライアントと Webex デバイス向け暗号技術に基づいて構築されています。また、強力なアイデンティティ検証によって、参加者の本人確認を行います。
  • 柔軟な暗号鍵管理: 暗号鍵をオンプレミスで管理できます。Bring Your Own Key (BYOK) 機能 (2022 年初めに提供予定) を利用することで、Webex も含めて何からもアクセスされずに、データの暗号化を自分で制御できます。
  • シスコ セキュリティ: バンドル販売を利用して、CloudLock、Talos、Duo、AMP、Umbrella DNS、SecureX などのセキュリティ機能を簡単に購入できます。
Webex は、多数のパートナーと協力して、コラボレーション スペース全体で利用できる包括的なデータ損失防止 (DLP) ソリューションを提供しています。これにより、機密性の高い情報の共有を防ぐことができます。また、ミーティング、録画、議事録に、次のようなポリシーを適用できます。
  • 編集と削除を行う API: 組織のポリシーに対応しています。
  • ドキュメント向けリアルタイム データ損失防止: Webex スペースにアップロードされたドキュメントをスキャンし、ポリシーに違反しているドキュメントを他のユーザーと共有できないようにします。
  • Webex Calling の統合コンプライアンス ツール: 訴訟ホールド、eDiscovery、DLP に対応するための機能を統合して、ボイスメールと通話録音で利用できます (2022 年に提供開始)。

組織全体でのシームレスなコラボレーション

従業員には、組織を越えたコラボレーションが必要になることがよくあります。そして、ゲスト アカウントやデータ共有の複雑なオプションを設定しなくても、そのようなコラボレーションができることを望んでいます。一方で IT 部門は、データ資産を管理し、共有ドキュメントにウイルス スキャンを実行して、データ損失ポリシーへのコンプライアンスを確保する必要があります。Webex の包括的なシングル ユーザー アイデンティティ モデルを利用すると、データとアカウントを保護しながら、組織を越えたコラボレーションを行えるほか、直感的なユーザー エクスペリエンスも得られます。

サードパーティのアプリケーションと統合からなる広範なエコシステム

従業員は、サードパーティのアプリケーションとサービスを活用して部門のワークフローを作成したいと考えることがよくあります。Webex プラットフォームでは、サードパーティ アプリケーションを簡単に検索して、接続し、事業部門のワークフロー作成に対応できます。 開発者も Webex プラットフォームで、大きなチャンスを得られます。堅牢な API と SDK のセットを使って、Webex オープン プラットフォームを活用できるため、Webex の顧客ベース内での見つけやすさが向上し、採用が進みます。また、IT 管理者は、サードパーティのアプリケーションとサービスを安全なコラボレーション プラットフォームで管理できます。
  • 組み込みの Webex 統合: Salesforce、Zendesk、ServiceNow などの他のアプリケーションから、通話、ミーティング、メッセージングを直接行えます。
  • 組み込みのアプリケーション フレームワーク: Smartsheet、Hacker Rank、Miro、Mural、Workboard、Thrive Reset といった、ISV のさまざまなアプリケーションを、Webex アプリ内から直接利用できます。60 種類を越えるパートナーのアプリが、Webex に新しく提供されます。
  • Webex Assistant Skills API: 開発者は音声で操作するアプリケーションを追加し、Webex Assistant を拡張できます。また、さまざまな Webex アプリとデバイスに新しい機能を提供できます。

AI を活用した強力なコラボレーション機能

Webex を採用した組織は、最先端の人工知能 (AI) などのイノベーションを常に利用しています。AI を活用する Webex では、ミーティング ハイライトや議事録などの強力なツールで、ユーザー エンゲージメントと生産性を高められます。また、Webex の音声インテリジェンス機能により、気を散らす背景ノイズを除去して音声を最適化できるため、ミーティングがより魅力的でインクルーシブなものになります。さらに、Webex コラボレーション インサイトを利用すると、自分の働き方を分析して、同僚やチームとより良い関係を築くことができるため、パフォーマンスと職場での人間関係が向上します。 AI の新しい機能
  • Optimize for all voices: (2022 年初めに提供予定) 座席の位置に関係なく、すべての参加者の声を同じ音量に調整します。リモート ワーカーが、マイクに最も近い人だけでなく全員の発言を聴き取り、理解できるようになります。
  • デバイス用 Webex Assistant: さらにスマートな機能が実装され、英語、フランス語、スペイン語に加えてドイツ語と日本語にも対応できるようになりました。

世界規模での利用と、地域でのコンプライアンスを確保したサービス展開

Webex では、世界中に広がる、シスコの低遅延ネットワークを介して、高品質のリッチ メディア コンテンツを配信します。さらに、インテリジェント ルーティングによって、パブリック インターネットとキャリア全体で接続を最適化します。
  • ダイレクト Webex バックボーン ピアリング: Webex ネットワークと直接ピアリングすることで、さらに高品質のエクスペリエンスを得られます。
  • グローバル データセンター: 地域での規制コンプライアンスを簡素化するとともに、コンテンツを保存する地域を選択できます。シスコでは、クラウドを継続的に拡張しており、2022 年の初めにモントリオールとトロントに、同年の後半にはインドのムンバイに、データセンターを新設する予定です。
  • 政府と防衛機関の認証を取得: 政府版 Webex は、FedRAMP の認証を、また、Webex for Defense は、DISA による IL-5 ソリューションの認証を取得しました。
  • 柔軟な PSTN オプション: Webex Calling から、グローバル サービス プロバイダーや任意の PSTN プロバイダーなどを利用できます。Webex Calling プランは、北米と英国のシスコから直接利用できます。ヨーロッパのその他の国も年内に利用可能になります。

一元管理とリアルタイム モニタリング

Webex の Control Hub では、組織のコラボレーション ワークスペース全体を対象に、画面表示、診断、モニタリング、トラブルシューティングを直感的に行えます。Webex は、ビッグデータ インテリジェンスを活用し、毎日数十億分もの通話とミーティングから、あらゆる問題を自動的に検出して最適化します。
  • リアルタイム モニタリング: インタラクティブなチャートとデータ分析を利用しながら、サービス品質をモニタリングできます。
  • 包括的なミーティング診断: 大規模なミーティングや Webex Events などに参加している人全員の品質情報をリアルタイムに表示できます。
Webex プラットフォームは、ハイブリッド ワークの可能性を最大限に引き出します

Webex は、エンタープライズグレードのコラボレーション プラットフォームとして最良の選択

高い適応力、信頼性、セキュリティ、利用と管理のしやすさを備え、優れたハイブリッド コラボレーション エクスペリエンスを実現する Webex プラットフォームは、ユーザーと IT 部門のどちらにもメリットをもたらします。お客様の組織でコラボレーションの新たな可能性を発見していただけることを願っています。
WebexOne 2021 のプラットフォーム トラックで行ったセッションで、詳しい情報をご提供しています。
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Anurag Dhingra
Anurag Dhingra SVP/GM, Cisco Collaboration Cisco
Anurag Dhingra is SVP and General Manager, Cisco Collaboration.
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