貢献者 Reuvain Aarons、販売担当ディレクター (AGAT Software) Didi Atallah、マーケティング マネージャー (AGAT Software)
データ損失は組織にとって大きな懸念材料
今日の従業員はかつてないほど分散しています。従業員が互いに、またお客様やパートナーとコラボレーションする方法は増え続けています。Metrigy によると、現在、従業員が従来のオフィスで働くことを求めている企業はわずか 20% です。ハイブリッド ワーク環境では、データやアプリケーションのセキュリティを担当する IT リーダーには、すべてのコラボレーション アプリケーションのセキュリティ、ガバナンス、およびコンプライアンス ポリシーに対応するプロアクティブな計画が求められます。 ユーザーがコラボレーション ツールに依存し続け、管理されていないデバイスの使用が増加するにつれ、データの損失や漏洩は多くの組織にとって大きな懸念材料となっています。組織は、ユーザーがミーティングやメッセージを介して共同作業している間に、重要な情報が不正に、または偶然に共有されるのを防ぐ必要があります。ほとんどの場合、ユーザーはファイルやメッセージで機密情報を送信していることに気付いていません。そのため、ユーザーとデータを安全かつセキュアに保つために、適切な対策を備えておくことが重要です。リアルタイム DLP とは何か? また、いつ必要となるか?
企業が社内外でのコミュニケーションの方法を拡大するのに伴い、真の意味でのリアルタイム データ損失防止 (DLP) ソリューションを手にすることがより急務になっています。機密情報を効果的に管理および保護するためには、リアルタイム DLP ソリューションが不可欠です。このソリューションにより、機密データを受信者に届く前にインターセプトし、フィルタリングできるようになります。 これまで、市場ではニア リアルタイム DLP しか選択肢がありませんでした。ニア リアルタイム DLP は、機密情報が見られた後や他の共同作業者に公開された後に対処する事後対応型のアプローチです。たとえば、従業員が機密データを含むファイルやメッセージを送信した場合、そのデータは送信先のユーザーに届いた後でなければ削除されません。これでは、送信されたコンテンツを相手側が表示および保存できるというコンプライアンス ギャップが生じたままになります。 機密データをいかなる瞬間でも保護することに関心のある企業にとって、ニア リアルタイム DLP は十分なアプローチではありません。制御されていない方法でデータが拡散するリスクは、特に高度に制御された業界では高くなります。たとえ数秒でも機密データが悪用されることは誰も望んでいません。Webex と AGAT Software はファイルおよびメッセージ向けのリアルタイム DLP を提供
喜ばしいことに、Webex は AGAT Software との提携により、ファイルとメッセージの両方に対してリアルタイム DLP を提供することになりました。これにより、企業は Webex 用のリアルタイム DLP ソリューションを利用できるようになります。Webex の新しい API では、他の共同作業者が受信する前にファイルをスキャンすることができます。この API により、Webex パートナーは DLP ポリシーで定められた検査を実行し、ファイルを許可するかブロックするかを決定することができます。また、Webex では、パートナーがトラフィックを代理で受信して、リアルタイムでメッセージをスキャンすることができます。 データ損失防止ポリシーは、日々の Webex 通信に含まれる機密情報を検出するために設定されています。こうしたソリューションの目的は、クレジット カード番号などの金融データ、発明などの知的財産、個人を特定できる情報 (PII) といった機密情報が Webex スペースから社内外の許可されていないユーザーに送信されそうになると、それが故意にせよ偶然にせよ、その機密情報を送信源でブロックすることです。 ファイルについては通信をスキャンして機密情報を検知する他にも、さまざまな方法で制御できます。たとえば、ファイルの種類やサイズといったパラメーターを設けてアップロードをブロックすることができます。また特定のグループ、ユーザー、ドメイン間でのファイル共有をブロックすることで、組織のコンプライアンスや規制に準拠できます。次のビデオでは、リアルタイム DLP の仕組みや、AGAT とそのフラッグシップ製品である SphereShield によってどのような状況で実装されるかを紹介しています。 リアルタイム DLP ではメッセージもファイルも即時にブロックされるため、送信先ユーザーが機密情報を受信することは決してありません。一方、ユーザーと IT 管理者には通知が届き、管理ポータルでインシデントが調査されます。SphereShield Real time DLP for Webex の詳細については、こちらをクリックしてください。詳細情報 ミーティングに適したソリューション: Gartner がシスコをミーティング ソリューション リーダーに 15 回目の選出 政府版 Webex のコラボレーション機能を拡張 Webex の新機能: 2021 年 10 月