Webex for Defense HCS-D は、IL5 の認定を受けたクラウドベースのコミュニケーション プラットフォームであり、これによって、アメリカ国防総省 (DoD) とその請負会社に提供されている製品とアプリケーション (音声、ビデオ、データ、モビリティ) を統合できます。
Webex for Defense HCS-D の SaaS (Software as a Service) は、次の特徴と機能を備えています。
- クラウドベースの電話
- 音声メッセージング
- インスタント メッセージングと在席状態の表示 (「IM&P」)
- モバイル アクセスとリモート アクセス (「MRA」)
- 緊急電話の処理
- 音声会議とビデオ会議
新しい購入モデル
Webex for Defense HCS-D には、会議、メッセージング、電話全体で、セキュリティの高い最新の統合コラボレーション エクスペリエンスを得られる専用の機能が組み込まれています。Webex for Defense HCS-D は、コラボレーション サブスクリプション モデルに基づいており、改良された民間向け Webex オプションと同等の機能を備えています。また、クラウド プロビジョニングを簡素化すると同時に、リスクベースの強力なセキュリティを確保して防衛規格に準拠することも可能です。
Webex for Defense HCS-D では、お客様の組織に合わせて調整されたコラボレーション オプションにアクセスでき、異なる展開モデルを選択することも可能です。しかも、こうした機能をすべて 1 つのサブスクリプションにまとめられます。基本サブスクリプションでは、ビジネス クラスの音声とビデオ ソリューションに加え、インスタント メッセージングと在席状態の表示の機能を提供する、シスコのソリューションである Cisco Jabber (ソフトフォン、ビデオ、インスタント メッセージング、在席状態) を利用できます。会議、メッセージング、電話をすべて含む包括的なユニファイド コミュニケーション ソリューションが必要な場合は、2 つ目のオプションとして Cisco Meeting Server をビジネス クラスの音声、ビデオ、メッセージングに追加できます。Flex Plan を利用すると、ユーザー単位のライセンス (Named User)、または組織向けライセンス (Enterprise Agreement) という 2 つの異なるモデルを選択できます。これにより、現在と将来に必要な柔軟性を得られます。
Named User による展開
「Named User」とは、クラウド サービスにアクセス可能な従業員を表します。Named User には、指定された従業員以外による共有や使用が許可されない一意のアカウントが付与されます。Named User ライセンスの利点は、最初に少数のライセンスを使用し、必要になった時点でサービスとユーザーを追加できることです。
Enterprise Agreement による展開
Enterprise Agreement (EA) 購入モデルは、Cisco Enterprise Agreement Program の条件に従って管理されます。このモデルでは、組織に合わせて調整されたライセンスを取得でき、ライセンス規模を拡大する機会も得られます。契約を変更しなくても、契約ごとに 20% の拡大を行えます。
利点
- オンプレミスの電話から、IL5 のクラウドホスト型電話に自組織のペースで移行できます。
- 会議と電話をバンドル購入すると、お客様にとって有利な価格が設定されます。
- 将来、拡張機能や新しい機能に簡単に移行できます。
まとめ
Webex for Defense HCS-D では、お客様のニーズに対応できるように、継続的に拡張を行います。シスコは、テクノロジーとセキュリティの分野の信頼できるリーダーとして、シスコが設計する製品と提供する機能のすべてで、お客様のセキュリティとプライバシーを最優先しています。また、成熟した開発方法をとり、透明性のあるプライバシー体制を整えることで、DoD IL5 の仕様を上回る Webex のセキュリティを実現しています。
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