オフィス勤務の再開では、従業員を第一に

On By Aruna Ravichandran1 Min Read
people first in hybrid work

オフィス勤務再開のための新しい考え方

企業のリーダーがオフィス勤務の再開について検討するとき、昔からの習慣で、人数、予算、インフラストラクチャ、テクノロジーの要件の計画を立てることから始めようとしてしまうかもしれません。 しかし、今では多くの企業とその従業員がハイブリッド勤務を採用しています。日によって在宅で勤務したり、オフィスに出社したり、外出先で仕事したりするチームを管理するとなれば、まったく新しい習慣と考え方が必要です。 新しい働き方の時代には、従業員のニーズを第一としなければなりません。でなければ、従業員のニーズの変化に合わせて融通を利かせられる賢明な企業に従業員を奪われてしまう恐れがあります。

「従業員の 55% が、柔軟な働き方ができるかどうかは、今後も今の企業に残るかどうかを左右すると回答しています」 – Gartner 社

誰にとってもインクルーシブで公平公正なエクスペリエンスを実現

自分だけがリモートから電話でミーティングに参加していて、他の人たちは皆オフィスで顔を合わせているとしたら、どんな気持ちがするか想像してみてください。 あるいは、自分にとって英語は第 2 言語なのに、バーチャル ミーティングに出席している他の人たちが早口の英語でしゃべっていたらどうでしょうか? 電話で上司の言葉を聞き取ろうとしているのに、上司の飼い犬が吠えるせいで話の半分も聞き取れないとしたら? これがリモートで働く従業員の現実でした。 パンデミックの間に、多くの人がこうした状況を多かれ少なかれ経験してきました。でも今なら、新しいコラボレーション テクノロジーの力によって、誰にとってもインクルーシブで公平なエクスペリエンスを実現できます。地理、場所、言語はもはや問題になりません。 リアルタイムの文字起こし、背後の話し声の除去、グリッド ビューにミーティングの参加者を個別に表示するルーム システム、これらが新しいテクノロジーによって実現しました。もう、どこにいても平等にミーティングに参加できます。

従業員の燃え尽き症候群 | 思いやりと心身の健康を重視した、サポートを受けられる環境を実現

この 1 年、多くの従業員がリモートで勤務してきたことで、リモート勤務疲れが懸念されるようになりました。 調査機関 Gartner 社が実施した最近の調査によると、人事部門のリーダーの 93% が、従業員の燃え尽き症候群に対する懸念をますます強めていると回答しています。 この調査では、燃え尽き症候群を引き起こすストレスとして、デジタル機器の使用による注意散漫、負荷の高すぎる仮想体験、仕事から離れることの難しさの 3 つが挙げられています。 従業員の燃え尽きを緩和するため、まず第 1 に、リーダーが新しい行動様式の模範を示す必要があります。つまり、オフライン状態になったり、ミーティングの合間に休憩を取ったり、1 時間や数日間 PC や仕事から離れる時間を従業員が取ったりすることを認める必要があるということです。 次に、新しいコラボレーション テクノロジーを導入しましょう。従業員とチームは、詳細で非公開のインサイトを利用してワークライフ バランスを改善し、心身の健康に役立てることで、燃え尽き症候群に陥るのを防ぐことができます。 例を挙げると、こうしたインサイトによって、自分が希望する勤務時間以外にミーティングに出席している回数を従業員が確認できます。また、チーム内の誰と一番多くミーティングをしているかや、自分のことに集中できる時間を十分に確保できているかを評価することもできます。 健康アプリをチームで利用することを検討するのもまたひとつの手です。 例えばシスコは Thrive Global 社と提携し、同社の Reset App と Webex を統合しています。 Reset App は、従業員が心身の健康と精神面の回復力を高める新しい習慣を身に付けるのに役立ちます。 Webex を利用している人は、事前に準備されているさまざまなテーマの Reset をダウンロードできます。呼吸に集中したり、感謝していることを振り返ったり、問題を見つめなおしたり、立ち上がってストレッチをしたりといった習慣が身に付くよう、Reset がサポートしてくれます。

パンデミック後の世界の安全性

従業員がオフィス勤務を再開する一方で、新型コロナウイルスの感染者は世界中で増え続けており、多くの国では依然として重大な懸案事項のままです。 従業員がオフィス勤務する際には、安全が確保されていなければなりません。そのために、リーダーは新しい慣習を作り上げ、ポリシーを策定し、テクノロジーを開発し、オフィス デザインを変更する必要があります。 多くの企業は、室内の占有センサー、サイネージ、通知を活用し、人数制限や清掃スケジュールの徹底を図っています。 こうした対策は、従業員と頻繁にコミュニケーションを取ることで強化できます。最も大事なのは自分の心身の健康であることを出社している従業員に理解してもらい、従業員の健康を守るために講じられている施策を忘れないようにしてもらうのです。

思いやりとパイオニア精神で従業員を導く

ハイブリッド勤務という新しい時代に突入した今、従業員の心身の健康は、最も重視されるべき事項です。 パンデミックは、すべてのリーダーと企業を、未知の領域への道を切り開くパイオニアへと変貌させました。 最善の道は、思いやりを持って従業員を導くとともに、働き方や暮らし方の定義を一新するパイオニア精神を持ち続けることです。 働く場所に関係なく、これまでよりもインクルーシブで共感的な、思いやりのある新しい働き方を実現する大きなチャンスを私たちリーダーは手にしています。

ハイブリッド勤務を支える、シスコの主要パートナーとの統合機能について、詳しくはこちらをクリック

詳細情報 ハイブリッド イベントを成功に導く 6 つの重要な戦略 進化し続ける Webex を基にした、優れたハイブリッド勤務向けソリューション インクルーシブなハイブリッド勤務の新時代にふさわしい新しいブランド

About The Author

Aruna Ravichandran
Aruna Ravichandran SVP, Chief Marketing & Customer Officer, Cisco Collaboration Cisco
Aruna Ravichandran is the SVP & CMO for Webex by Cisco.
Learn more

Topics


More like this