ワークストリームを強化
Future Research が実施した調査によると、パンデミックが始まって以来、デジタル コラボレーション ツールの使用は 74% 増加しています。 テレワークは既に連邦政府機関と民間組織に導入されていましたが、今後はハイブリッド ワーク モデルに進化しながら継続されていくでしょう。 こうしたモデルが広がると、テレワークを導入している連邦政府機関は、他の組織とのコラボレーション機能を拡大しながらも、コラボレーション エコシステムへのアクセスを管理し、データ損失からの保護などのデータ セキュリティ体制を維持しなければならなくなります。 そこで Webex は今月、政府版 Webex のコラボレーション機能を拡張しました (FedRAMP Moderate)。これにより FedRAMP ユーザーは、商用 Webex ユーザーや他の FedRAMP 組織とのメッセージングやファイル共有を行えるようになります。 拡張された機能のうちでも注目していただきたいのは、今月 Webex が試用版を公開した「Guests Invited」です。この機能により、プロセスを開始した政府版 Webex 組織によって決定されたセキュリティ体制が保護されます。 Guests Invited は、安全なコラボレーション エコシステムの維持、ワークストリームの複雑さと不要な作業の低減、連携する組織との大規模なコラボレーションの促進に役立ちます。
Guests invited:コラボレーション エコシステムを拡張
他に例を見ない Guests Invited 機能は、政府版 Webex ユーザーが組織外のユーザーとコラボレーションを行う際の障害を取り除きます。 コラボレーションの境界を拡張し、隔離されたコラボレーション エコシステムから脱却することにより、FedRAMP ライセンス所有者は、日々使用している使いやすくシームレスな 1 つのアプリを通じて多数の請負業者、サプライヤー、パートナーとコラボレーションし、生産性を高めることができます。 さらにこの機能では、政府機関内の Webex 管理者が Webex インスタンスに追加せずにゲストを招待できるため、追加ライセンスも不要です。 Guests Invited 機能を使用すれば、FedRAMP ライセンス所有者は、1 対 1 またはグループ スペースでのメッセージング、ファイルやリンクの共有に商用 Webex ユーザーを 招待することができます。 スペースは常に FedRAMP (ホスト) 組織によって開始され、ホストは共有スペースに複数の組織を招待できます。 この機能の初期公開段階では、FedRAMP に紹介されたゲストが利用できるのはメッセージングおよびファイル転送機能のみになる予定です。 この機能は、FedRAMP セキュリティ要件を満たすために必要な制約のもとで動作し、機密情報の安全性を維持します (この機能は Webex App バージョン 41.5.0.18911 以上で動作し、政府版 Webex サービスに既定でバンドルされています)。
パートナーとのコラボレーションの仕組み
コンプライアンスと eDiscovery
Guests Invited 機能を展開する場合、ゲスト組織と交換したメッセージとコンテンツを確認できるのは、FedRAMP (ホスト) 組織のコンプライアンス責任者および管理者のみになります。 各ゲスト組織のコンプライアンス責任者および管理者は、自分の組織のユーザーが FedRAMP ユーザーと交換したメッセージとファイルを確認できません。 したがって、ホスト組織はゲスト ユーザーと交換したメッセージおよびファイル上で保持ポリシー、eDiscovery、およびデータ損失防止ツールを使用できますが、ゲスト組織はこれと同じことを行うことはできません。 Webex は、ゲスト オンボーディング プロセスにおける Guest Invited 機能の一般提供の範囲内で、商用顧客にはコンプライアンス機能が提供されないことを文書化します。 お客様がこの制限を許容できない場合には、Webex はオプションを提供することがあります。 また、Webex は FedRAMP の利用者に対し、試用期間中に招待する商用版の利用者およびエンド ユーザーとともにこの制限について確認するよう依頼します。
ワークストリーム内のプロセスのスピード、信頼性、セキュリティ
Guests Invited 機能は、メッセージング、会議、ビデオ、ファイル共有機能を装備する単一のツールを通じてチームのメンバーをつなげることで会話を促進し、一層シームレスなやり取りを実現します。 さらに政府機関は、ファイル共有とメッセージングの権限を活用してデータ漏えいを防げるというメリットを享受できます。 Guests Invited 機能を利用することで、たとえば医療および医療給付組織は、医療および保険のプロバイダーと、介護、給付、還付の管理についてやり取りできます。 この分野の多くのベンダーは、適切なファイルやメッセージを安全に交換して政府機関と緊密にコラボレーションを行う必要があります。 この機能がなければ、このようなやり取りは電子メール、電話、ファックス、郵便でしか行うことができません。 したがって Webex は、市民の案件の処理にかかる時間を短縮する強力な促進剤になります。 同様に、政府機関と取引する製造業者やサプライヤーは、プロセスとワークフローを合理化できます。 政府版 Webex の Guest ステータスを活用することで、連邦政府機関の顧客およびパートナーと安全にメッセージングおよびファイル共有を行うことができます。 1 つの安全なエコシステム内で、関連する作業命令書や部品に関する情報を共有および送信できるため、プロセスを合理化できます。
政府版 Webex を利用したハイブリッド ワーク
Webex は、ユーザーが効率を高め、パートナーと重要な関係を構築できるよう支援しながら、ユーザーの不要な作業や複雑さを低減することを目標として開発されています。 Guests Invited 機能の登場は、その目標に向けて政府版 Webex のコラボレーション機能を拡張するための次のステップになります。 この分野のリーダーである Webex が提供するシームレスな機能により、機密データのセキュリティに妥協することなく、組織間での安全なメッセージングとファイル共有が実現します。 シスコでは、今後数か月の間に政府版 Webex のコラボレーション体験を強化する機能やツールをリリースする予定です。コラボレーション エコシステムの機能と管理のさらなる強化にご期待ください。
詳細については、Webex.com をご覧ください。
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