いつでもクリアに通話: 音声品質を上げる 3 つのヒント

On By Patrick Achtelik1 Min Read
Webex Meeting With Man Holding Microphone Device For Better Sound Quality
「サウンド フォーカス」ブログ シリーズの一部: ビデオ会議の質はサウンドで決まります。自然で、聞き取りやすい音声は優れたコミュニケーションの鍵です。このシリーズでは、最適なサウンドで Webex 会議を行うために知っておくべきさまざまな情報を紹介します。

ビデオ会議のサウンドが重要な理由

ビデオ会議に頻繁に参加する人なら、会議を妨げるあらゆる問題を経験していることでしょう。しかし、参加者の音声品質が低いことほど、コミュニケーションに水を差すものはありません。オンライン ミーティングでは、周囲の雑音で他の参加者の話が聞こえなかったり、残響音を聞き続けて疲労したりすることがあります。

ビデオ会議のサウンド品質を改善する重要なヒント

次の 3 つのヒントを頭に入れておけば、音声の問題の多くを解決して、ハイブリッド コラボレーションを存分に活用できるようになります。 fos_ep2 v7.00_01_52_10.jpg

1. 話す方向に障害となるものを置かない

音は、物体の周囲を回りこんだり、角を曲がったりして伝わることもできますが、高周波の音は途中で減衰します。プラスチックの衝立の向こうにいる人の声は聞こえるものの、理解するのが難しいと感じたことがあるでしょう。ビデオ通話で話すときは、自分とスピーカーまたはマイクの間に何も置かないようにしてください。「クリアな音は、クリアな視界から」です。

2. ノイズをカットする

ノイズの発生源に注意して、マイクから離します。それほど大きなノイズでなくても、マイクに近ければ、自分の声が他の参加者に聞こえづらくなるなど音声品質に悪影響を及ぼすことがあります。Webex のような高品質ビデオ会議プラットフォームには強力な背景ノイズ除去機能が備わっていますが、それでもできるだけノイズを避けるのが得策です。ノイズ除去のアルゴリズムは、マイクが拾ったノイズを除去するのみで、室内のノイズ発生源を消すことはできません。仕事環境のノイズを低減することは、疲労防止と集中力の持続にも役立ちます。

3. 距離が重要

Webex の AGC (オートゲイン コントロール) はマイクのレベルを調整して周囲のノイズを除去できます。ただし、マイクから離れすぎると、ある地点から音声品質が低下します。マイクから遠いと、マイクに届くノイズよりも声の方が小さくなります。また、さらに離れると直接届く声よりも残響音の方が大きくなります。こうした要素はどれも、声の聞き取りやすさに悪影響を及ぼします。 ビデオ会議で自分の声を最大限に聞き取りやすくするには、ビデオ システムの設計上の有効範囲内にいるようにします。卓上のマイクからは、1.5 メートル (5 フィート) を超えて離れないようにします。 スピーカーから離れている場合は、ボリュームを上げる必要があります。スピーカーはいずれも、音量を上げると音の歪みが生じます。歪みが生じると、AEC (アコースティック エコー キャンセレーション) に問題を起こす場合があります。音量を上げすぎると周囲の人の迷惑になる場合もあります。 外出先の場合や周囲に迷惑をかけたくない場合、または周囲の音が気になる場合は、マイク システムが組み込まれた高品質ヘッドセットが効果的です。ヘッドセットは音を直接耳に届け、声を口元で拾うことで、室内音響の影響を最小限にできるほか、スピーカーとマイクの間で起きる音響フィードバック ループを遮断します。ヘッドセットを使うことで、リモート ワークやノイズの多い環境でも仕事に集中できます。ただし、同じ部屋に他にも会議参加者がいる場合には、Webex のコラボレーション デバイスのスピーカーやマイクを使った方が自然に会話できるでしょう。

高品質な音声で、コミュニケーションを円滑にする

以上の 3 つのヒントを活かして、今後のビデオ会議では最大限にクリアな声を届けてください (同僚の声もクリアに聞こえるはずです)。それでも自分では制御できない周囲の雑音がある場合は、Webex の高度なノイズ除去機能とスマート マイク アレイが音声にフォーカスし、明瞭に聞こえるようにしてくれます。 こちらのビデオをご覧になり、実際に聞いてお確かめください。質問やご意見がある場合はお気軽にご連絡ください。また、「サウンド フォーカス」シリーズの最初の投稿で紹介している、室内音響の最適化についてのインサイトもご覧ください。

詳細については、プロジェクト ワークプレースにアクセスして、学習セクションのベスト プラクティス ガイドを参照してください。また、ワークスペース セクションで音響ルームの取り扱いに関する参考例や、シスコのすべてのデバイスの音声機能の概要をご覧いただくこともできます。
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Patrick Achtelik
Patrick Achtelik Acoustic Engineer Cisco
Patrick Achtelik is an electro-acoustic development engineer in Oslo, Norway.
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