シスコの Webex と Ford 社が実現する未来の外出先での働き方

On By Aruna Ravichandran1 Min Read
Ford blog
今月初め、Ford 社は世界のメディアのトップ記事を飾りました。新興 EV 競合企業と老舗自動車メーカー両方との競争に備えて、Ford Model e と Ford Blue と呼ばれる電気自動車部門と内燃機関部門の設立を発表したのです。この変化は、顧客の所有エクスペリエンスに変革をもたらすとともに、カーボン ニュートラルの達成にも貢献します。EV の強化について、Ford 社の CEO である Jim Farley 氏は次のように述べています。
「私たちは全力で、新興企業のようなスピードと自由なイノベーションを実現する、独立していながら相補的な事業を実現します」。
Ford 社は、この声明を裏付けるかのように、2026 年までに 200 万台を超える電気自動車を生産すると発表しています。これは、同社の世界生産台数の約 3 分の 1 にあたります。Ford 社は、こうした画期的な EV の開発と大規模な市場投入のために、2026 年にかけて世界的に 500 億ドルを超える資金を投じます。象徴的な自動車メーカーのこの動きは、実に印象的です。

ハイブリッド ワーク向けの次世代オフィス スペース

しかし Ford 社は、自社の電気自動車を移動手段としてだけ考えているわけではありません。すでに Ford 社は、停電時に家屋に電力を供給できる機能を強調して Ford F-150 Lightning を購入者にアピールしています。Ford F-150 Lightning は、家庭用発電機や家庭用バッテリー パックに代わって使用することができます。しかし Ford 社の戦略は、そこでは終わりません。 Ford 社の電気自動車プログラム担当副社長の Darren Palmer 氏によると、Ford 社は F-150 Lightning やその他の EV をハイブリッド ワーク向けの次世代オフィス スペースとして捉えています。
「私たちは、人とつながれる機能を搭載する手段を考えています。なぜ人々は、コラボレーションのための高性能なオフィスとして車を使用しないのでしょうか」。Palmer 氏によると、Ford 社は EV を電話したりミーティングに参加したりするだけの場所ではなく、ミーティングを開くのに最適な場所だと考えています。
将来あなたの車は、最高のモバイル オフィスになります。多くの車には、最高の音声システム、マイク システム、スクリーン システムまで搭載されています。さらに Ford 社の車は、マッサージ機能や、座席を冷やしたり温めたりする機能も装備しています (素晴らしい!)。 Ford 社は、自社の車に安全かつイマーシブなエクスペリエンスを提供できるコラボレーション ベンダーを探していました。つまり、各自の最高のモバイル オフィスのビジョンに合わせて、人々が場所を問わずに働けるようにするソリューションを提供できるベンダーです。
「Ford は、シスコ社の Webex とともに弊社の電気自動車に次世代エクスペリエンスを提供できることを嬉しく思います」と Palmer 氏は述べています。「Webex は、安全でイマーシブなコラボレーション エクスペリエンスを提供してくれます」。
Ford 社は、新しい EV に 15.5 インチ画面のエンターテインメント システムである SYNC® 4A を搭載します。SYNC 4A は 柔軟なシステムで、Web サイトのように HTML 5 を使用して新しいソフトウェア エクスペリエンスを構築し、新機能のリリース時にインターネットを介してアップデートすることができます。本日 Ford 社は、Webex との連携による SYNC 4A のブラウザー エクスペリエンスを発表しました。まもなく SYNC 4A スクリーン内で、シームレスなコラボレーション エクスペリエンスを提供するネイティブ Webex アプリの利用が可能になります。

外出先での Webex の利用

EV 車の優れたオフィス エクスペリエンスは、ドライバーだけでなく車内で仕事をしたい他の同乗者も享受できます。Webex の音声インテリジェンスにより、ユーザーは Webex の「Optimize for My Voice」機能を使用できるので、リモートからのミーティング参加者には、ミーティングの主催者の声だけが聞こえ、周囲で話している人の声は聞こえません。 もちろん、Ford 社にとっては安全が最優先事項です。Palmer 氏は次のように述べています。「私たちは、ドライバーの注意が散漫になることを真剣に捉え、車内でのその対処方法を考えています。Webex のようなコラボレーション テクノロジーは、車の停止中にのみ利用可能にし、運転中は音声のみのモードに制限することを徹底します」。 Ford 社と Webex のこのパートナーシップは、新しいイノベーションとニュースの始まりに過ぎません。Ford 社からはすでに、Webex を使用して顧客とコンタクト センターおよびディーラーをつなぐ計画が持ち上がっています。今年後半には、さらに多くのことを発表できると思います。

次世代のイマーシブなコラボレーション エクスペリエンス

未来のコラボレーションとオフィスのコンセプトによって、どのような自律走行車が実現されるかを考えてみましょう。Ford 社はすでに、2025 年までに自律走行車に 70 億ドルを投資する計画を発表しています。間違いなく、この分野でも多くのイノベーションが実現するでしょう。 Palmer 氏は、最近 F-150 Lightning の車内で Webex Meetings を使用して同僚と 8 時間ミーティングを行ったときのことを話してくれました。「空調が効いていて、静かで、音声品質も最高でした。SYNC 4A はほぼ電力を消費しないので、車への影響はほとんどありませんでした」。 次のオフィスとして車を使用することを考えたことがない方は、是非ご検討ください。もちろん私は検討しています!
まず、電気自動車の次世代エクスペリエンスの実現に向けた Ford 社とシスコの Webex のコラボレーションについてご確認ください。

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Aruna Ravichandran
Aruna Ravichandran SVP, Chief Marketing & Customer Officer, Cisco Collaboration Cisco
Aruna Ravichandran is the SVP & CMO for Webex by Cisco.
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