この 1 年間で、ハイブリッド ワークに関しては多くの変化が見られました。組織と従業員がこの新時代の働き方を具現化しながら、合意可能な条件を交渉した結果、新しいポリシー、新しい計画、新しいワーク パターンが生まれています。ハイブリッド ワークにはかつての働き方よりも多くの課題があることは当然です。ハイブリッド ワークは、単に従業員との間で調和をとるものや、従業員が享受できる特典ではありません。これは、連携して働くためのまったく新しい手段です。そしてハイブリッド ワークは、非常にさまざまなニーズを持ち、多様で世界に分散するワークフォースの課題を解決するものでなければなりません。 働き方のパターンから、オフィスの役割、企業文化、チームを構築して主導することの意味合いまで、あらゆることの見直しが必要になります。ハイブリッド ワークの課題を、単独の個人、グループ、あるいはテクノロジーによって解決できないことは明らかです。これを解決するには、部門を横断して人事、IT、施設部門の各チーム間が緊密に連携する必要があります。また、デバイス、信頼できる接続とネットワーク、あらゆる場所のセキュリティといったテクノロジーに対して総合的なアプローチを取り、優れたコラボレーション ソフトウェアを通じてすべてのテクノロジーを連携させる必要があります。Webex はそこに焦点を当てています。
自分のやり方で人とつながり、コラボレーションする機能を提供
あらゆる働き方に対応できる万能のアプローチはありません。職業、ワーク スタイル、要件は人によって違います。毎日の仕事上のやり取りも、1 対 1 の電話や小規模なミーティングから、数万人が参加する大規模イベントまで、範囲や規模が異なります。こうしたすべてのやり取りをサポートするために私たちが設計したのが Webex Suite です。電話、メッセージ、会議、ホワイトボード、ウェビナー、イベント、投票、非同期型ビデオは、それ自体が製品の 1 カテゴリーになっていますが、これらすべての機能を単一の統合スイートで使用することができます。Webex Suite を市場に投入してからわずか 1 年ですが、この統合スイートがお客様に提供する価値を強化する取り組みの勢いは増しており、その機能はますます向上しています。本日私たちは、40 を超える新機能と機能強化を発表しました。ここではそのごく一部をご紹介します。メッセージ機能の強化
多くの人が、コミュニケーション手段としてメールの代わりにインスタント メッセージを使用するようになりました。インスタント メッセージは、同僚とのつながりや関係の構築にも貢献しています。メッセージの新しいパブリック スペース機能を使用すると、トピック、タスク、趣味などに焦点を当てたオープン スペースを作成して参加できるため、仕事上のコミュニティの構築が容易になります。また、新しいスペース グループ機能によって、自分にとっての重要さに応じてメッセージを並べ替えたり整理することもできます。会議機能の強化
ユーザーは、カスタマイズ可能なレイアウトによって、表示する情報を選択可能になりました。プレゼンテーション、オーディエンス、プレゼンター、または 9×9 のグリッドで最大 81 名の参加者を表示することもできます。 会議機能に追加された新しいモバイル カメラ共有機能のモバイル カメラ ビューによって、これまでよりも強力なコラボレーションと共有の手段を提供します。外出先にいても、コンテンツを利用してリアルタイムで相手とコラボレーションできます。モバイル カメラから高品質のライブ ビデオを共有すると、参加者がこのライブ コンテンツを使用してやり取りしたり、返答を返したりできます。この機能は、外出先からリアルタイムでオフィスにビデオをストリームする必要があるフロントライン ワーカーに特に有益な機能です。[link to Jeetu blog] こちらから詳細をご覧ください。シームレスにパフォーマンスを向上
電話は、現場の担当者、カスタマー サポート エージェント、専門家をはじめ、すべての職種の人に不可欠なワーク ツールです。Webex Calling は、クラウドからエンタープライズ グレードのコール機能を提供する、拡張性、安全性、耐障害性に優れた信頼できるソリューションです。私たちは、もっとシームレスなワークフローを提供するために革新的な機能の開発を続けています。 グループ コール マネジメントは、Webex Calling で追加費用なしで利用可能なコール センターです。コール ルーティングやコール アナリティクスを高度化し、インバウンド コール処理チームのパフォーマンスを向上させることができます。Webex は、新しいユーザー インターフェース内で Webex Calling を Microsoft Teams 内部に統合することで、さらにシームレスなワークフローも実現しました。これにより、2 つの異なるアプリを切り替える必要がなくなりました。 また Google Chrome ユーザーも、ワン クリックだけでブラウザーから直接 Webex Calling を発信および受信可能になりました。このプレビュー機能の詳細については、App Hub ページでご確認ください。 ここで紹介したのは、顧客や従業員への最高のエクスペリエンスの提供を可能にする Webex の最新の革新的な機能のごく一部に過ぎません。これら以外にも、統合ホワイトボード エクスペリエンス、拡張された投票、非同期ビデオ、新しいインサイトと編集機能など、さまざまな機能が追加されました。すべてのやり取りを有意義に
この数年間で、参加方法が対面型かリモート型かを問わずに、ダイナミックなハイブリッド イベントやウェビナー エクスペリエンスをサポートする戦略やテクノロジーが求められていることが証明されました。是非 Webex の新しいリアルタイム翻訳/キャプション機能をお試しください。この機能は、デバイスや居場所を問わずに、ライブ、Simulive、オンデマンドのコンテンツ上で 30 以上の言語で利用できます。 やり取りを強化できるのは参加者だけではありません。ウェビナーのプランナーは、Salesforce や Eloqua などのマーケティング テクノロジー ソリューションとの重要な統合を通じて、マーケティングの投資から最大限の効果を得ることができます。 さらに、新しいステージ マネージャー機能により、チームの全メンバーが色彩豊かな背景ライブラリを利用することや、ロゴ、画像、タイトルなどを駆使してウェビナーのルック アンド フィールをレベルアップすることができます。 ハイブリッド イベントの管理は、特に変更の必要が生じた場合に複雑になることがあります。Webex の新しい組み込み可能なコンテンツ ウィジェットは、イベント プランナーにこれまで以上の柔軟性と制御性を提供します。スピーカー、スポンサー、アジェンダなどのモジュールをイベント Web サイトに組み込むと、Webex Events で行った変更はすべて、モジュールが存在するすべての場所にすぐに反映されます。 ここで紹介したのは、オーディエンスに最高のエクスペリエンスを提供するためにイベントをカスタマイズできるようにする多くの機能の一例です。これらの機能は Webex Suite の一部に含まれていますので、複雑さやコストが増すことはありません。ワークスペースをもっと魅力的に
多くの企業は従業員のオフィスへの復帰を歓迎していますが、従業員はエクスペリエンスの向上を期待しています。私たちは、多様で進化を続ける今日のハイブリッド勤務環境のニーズに対応することを目的とするシスコ デバイスのポートフォリオを拡張しました。Room Kit EQ は、弊社史上最も強力なコラボレーション デバイスで、この種の大規模スペース向けデバイスとしては業界初の製品です。 ルーム設定はカスタマイズ可能で、最大 3 台のスクリーン、複数のマイク、カメラやその他のルーム アクセサリを接続できますので、大規模スペースの魅力をさらに高めることができます。 企業の 85% は日常的に 2 つ以上のプラットフォームを使用しており、その傾向が変化するとは考えられません。そこで私たちは、複数の会議プラットフォームの活用方法に変化をもたらしています。この数年間で、シスコは Microsoft、Google、Zoom などの他のプラットフォーム プロバイダーとの相互運用性強化に多額の投資を行いました。その結果ユーザーは、使用するコラボレーション製品を問わずに、シスコのデバイス上で一貫性あるシームレスなエクスペリエンスを維持できるようになりました。実際、これらのプラットフォームは、ハードウェア内の強力な音声/カメラ インテリジェンスを活用することで、シスコのデバイス上での方がパフォーマンスが向上します。 シスコのデバイスも、Microsoft Teams Room エクスペリエンスをネイティブ サポートしています。まもなく Microsoft Teams Rooms をデフォルトのエクスペリエンスに設定するオプションの使用が可能になりますが、シスコ デバイスでは、現在ご利用のすべての機能を使用できる Webex Meetings への参加も引き続きサポートします。 まずは、シスコのベストセラーの 6 つの会議デバイスと 3 つの周辺機器が Teams の認定を取得する予定です。Cisco Room Bar を皮切りに、Cisco Board Pro 55 インチ/75 インチ、Cisco Room Kit Pro、Cisco Desk Pro、Cisco Room Navigator の順に認定を受けます。最初の Teams 認定周辺機器となった Cisco Desk Camera 4K は、数週間のうちに提供が開始され、2023 年初めには Teams ボタンを搭載した 2 つのヘッドフォンの提供が開始されます。簡単な IT の保護と管理を実現
Webex は、管理しやすい安全なコラボレーション ソリューションを提供することに注力しています。ハイブリッド コラボレーション環境はすでに複雑であるのに、攻撃対象領域やリスクが拡大を続けているため、IT 部門にとって管理性とセキュリティは大きな懸念事項です。このたび、すべての Webex サービスおよびデバイスの一元管理ツールである Control Hub を使用して、コンタクト センターも管理いただけるようになりました。Control Hub によって、Webex 環境のプロビジョニングや管理が容易になります。使用状況、定着状況、パフォーマンスに関する豊富なインサイトを得られるため、状況を把握してコンプライアンスを維持できます。 新しいコーチとしての Control Hub 機能は、組み込み AI を活用して管理性を改善する方法を提案しますので、管理者は実用的なインサイトに基づいて業務を遂行できます。定着状況を改善し、コンプライアンス戦略を実行し、目的を設定できるので、Webex エコシステム全体を最大限に活用するのに役立ちます。データを完全に制御しながら、これらすべてを実行できます。 また、Webex は、まもなく登場する新しい音声透かしテクノロジーを利用してセキュリティを次のレベルに引き上げます。世界中にチームが分散している現在の環境では、会議の機密性を維持するのは容易ではありません。音声透かしは、ユーザーに一層の安心感を与えます。会議を「部外秘」とマークするだけで、すべての参加者の各音声ストリームに、一意の聞き取り不可能な識別子によって透かしが付けられますので、セキュリティ チームは情報の漏えいが発生した場合に容易にその出所まで追跡できます。 これらは、Webex エクスペリエンスに追加された最新機能の一例に過ぎません。真のメリットは、これらの機能が単一の統合ソリューションとして連動することです。- メッセージの段階的な拡大: メッセージを通話に、通話を会議に拡大できます。
- ホワイトボードと投票: 会議でも、会議以外でも、Vidcast でも使用できます。
- 音声の飛躍的な改善: 会議、電話、すべての弊社デバイスで利用可能な AI によって実現しました。
- Webex Control Hub での管理とトラブルシューティング: この機能は、すべてのユーザーとデバイスで、エンドツーエンドのネットワークの可視性とトラブルシューティングを提供する Thousand Eyes と統合されています。