ハイブリッドなビデオ会議の新しい基準

On By Espen Loberg1 Min Read
A person sits at a desk, talking to many others who appear via a wall-mounted video conferencing monitor
職場がチームをつなげコラボレーションを促進するハブとして変わりつつある今、コロナ禍以前の会議室での会議体験をどのようにより良いものにしていくかを考えていく必要があります。在宅勤務、外出先、オフィスにいる従業員のギャップをいかに埋めるかについては、多くの議論が行われています。 あらゆる業界がハイブリッド ワークに移行するにつれ、最新の会議室の設計には次のような問題が投げかけられています。 拡大するハイブリッド ワークに物理的な会議スペースを適応させ、しかも複雑なハードウェア管理によってチームの効率を落とさないためにはどうすればよいか。 不十分で質の悪い会議体験が原因でチーム メンバーが取り残されないようにするために、対面でのやり取りをどう再現し、会議環境をどう改善していけばよいか。 オフィス勤務が再開される中で、ウェルビーイング、エンゲージメント、サポート、つながりを重視する文化の推進にコラボレーション テクノロジーが果たす役割とは何か。 最近の調査では、ナレッジ ワーカーの 88% が、オフィス内のテクノロジーに対して不満を持っているという結果が出ています。新しい働き方を実践するためのハイブリッド ワークスペースや会議室には、柔軟性、没入感のある会議体験、インクルージョン、ワークスペース インテリジェンスが一体となった、シームレスなエクスペリエンスが求められます。1 そのためシスコでは、人と人とのつながりを支援し、シームレスな職場環境を実現するツールの提供を続けています。 Webex Desk Mini のようにオフィスでも自宅でも利用可能なソリューション、Webex Desk Hub によって刷新された共有スペースでのホット デスク、受賞歴のある Webex Board Pro による妥協のない統合会議室ソリューションなど、コラボレーション体験をレベルアップし、チーム全員をつなぐデバイスを設計してきました。

Webex Room Bar: ハイブリッド ミーティングの新しい基準

数年前、シスコは小さな会議室やハドル スペースをビデオ バー スペースにする先駆的なシステムとして Webex Room Kit Mini を発売しました。そして今回、このテクノロジーをまったく新しいレベルに引き上げる次世代ルーム デバイス製品、Webex Room Bar を発売することとなりました。 ハドル ルームや小さなワークスペース向けに設計され、現在発売されている製品の中で最高クラスの豊富な機能を持つ、柔軟でインテリジェントなビデオ バー ソリューションです。ここでは、Webex Room Bar がどのようにビデオ会議およびハイブリッド コラボレーションの新しい基準となるかを詳しく見ていきましょう。 テーブルに着く 6 人のチーム メンバー。ビデオ会議テクノロジーを使用して、壁に取り付けられたモニターで同僚と話し合っている。

柔軟なワークスペースを実現

Webex Room Bar はより多くのワークスペースをビデオ対応にして柔軟性を高めるよう設計されていて、より多くの設定オプション、複数のミーティング プラットフォーム、ワークスペースの統合などをサポートしています。没入感のあるデュアルスクリーン体験を会議スペースに取り入れ、魅力的なライブ ビデオやコンテンツ共有を実現します。Webex、Microsoft Teams、Google Meet、Zoom などのプラットフォームを使用して会議に参加できます。また、ビデオ バーを外部マイクに接続することで、さらに多くの会議スペースにエクスペリエンスを拡大し、部屋にいる全員の声がはっきりと聞こえるようにすることもできます。 さらに、Webex Room Bar にはファースト ライト グレイとカーボン ブラックという 2 つのカラー オプションがあり、インテリアに合わせて選ぶことができます。

没入感のある会議でミーティング体験を強化

ミーティングをより魅力的で自然な体験にするには、ただ話ができればよいというものではありません。最近のミーティングではほぼ間違いなくリモートの参加者がいるため、フォーカス ルーム、ハドル スペース、共有スペース、会議室には、シームレスなハイブリッド ミーティングのための適切なテクノロジーを備える必要があります。 Webex Room Bar にはフル HD ビデオ、インテリジェント スピーカー トラッキングとインテリジェント カメラ ビュー、リモートの発言者のライブ ビデオ フィードの近くから発せられる三次元音響、没入感のある 4K コンテンツ共有、業界をリードする AI ベースのノイズ キャンセレーションなどが備わっています。これらを活用することで、すべての参加者に役員室クラスの会議体験を提供できます。 https://youtu.be/cV44DIWxA8A

あらゆる参加者に等しいミーティング環境を実現

Webex Room Bar を使えば、会議室にいる参加者とリモートの参加者のいずれにも、同じミーティング環境を提供できます。全員が完全かつ等しく画面に映し出されるミーティングを想像してみてください。新しい 12MP カメラは広角撮影ができるため、たとえば小さなハドル ルームなどでデバイスの近くに座っている参加者も映すことができます。 翻訳、ライブ字幕、ジェスチャーとリアクション、Slido などの組み込みアプリを利用すれば、インクルーシブで、すべての参加者の意欲を向上させるミーティングにできます。一貫した直感的なユーザー インターフェイスは使いやすく、従来の会議室機器にありがちな問題や失敗の心配がなくなります。

ワークスペースへのインテリジェンスの導入

企業がワークスペースを刷新する中、重要なのは職場にインテリジェンスを取り入れ、従業員が自分のワークスタイルに合ったオフィス内での働き方ができるようにすることです。 Webex Room Bar には受賞歴のあるタッチ パネルの Webex Room Navigator が付属し、デバイスと会議室を簡単にコントロールできます。タップ 1 回で (または Webex Assistant を使って自分の声で) 簡単にミーティングに参加したり、ビデオ レイアウトを変更したり、ワークプレイス環境アプリにアクセスしたりできます。シスコの他のルーム デバイスと同様に、このコンパクトなビデオ バーにはスマート超音波テクノロジーが使用され、自動「ウェイクアップ」機能により会議室内にいる人を感知してスリープを解除したり、人数をカウントして部屋の使用状況を追跡したり、リソースをより有効に活用できるようプランニングしたりすることができます。 Webex Room Bar は、コーデックを使用したアプライアンスとしても、USB 周辺機器としても使用できます。Webex Room Bar をノートパソコンと USB-C ケーブルでつなげば、どのミーティング プラットフォームでも没入感のあるビデオやオーディオ、コンテンツ エクスペリエンスを利用できます。

簡単にセットアップして拡張できるビデオ バー

小さなワークスペースへの大規模なビデオの導入が、これまでよりはるかに簡単になります。1 つの会議室にビデオを設置する場合でも、キャンパス全体に信頼できるマルチプラットフォーム ビデオ会議システムを導入する場合でも、Webex Room Bar は設置が簡単で、使い勝手が良く、管理も容易であるため、メンテナンス費用を抑えられる最適なソリューションです。これにより、これまで以上につながりのある職場を作ることができます。必要な要素がすべて備わっているので簡単にセットアップでき、すべてのエンドポイントを手間なく設定できるため、すぐに展開して稼働できます。 Control Hub を使えば、ビデオ バーだけでなく Webex のすべてのデバイス、ユーザー、連携、ワークスペースなどを管理できます。シームレスな管理者エクスペリエンスで、プロビジョニングからトラブルシューティング、ワークスペースのインサイトの取得まで実行できます。 生徒のいない教室のホワイトボードの前に立ち、ビデオ会議テクノロジーを使って生徒とやり取りする教師

ウェルビーイングとサステナビリティを支援

以前のブログでも取り上げたとおり、Webex Room Bar は職場のスペースをビデオ対応にするためだけの装置ではありません。タッチ パネルに組み込まれたセンサーが会議室の状況をリアルタイムで追跡し、チームが最適な環境で会議できるようにします。また、スマート マクロが自動アラートをトリガーし、ユーザーに安全ガイドラインを通知したり、デジタル サイネージで従業員や訪問者に情報提供したり関心を引き付けたりできます。 サステナビリティは To-Do リストにチェックを入れるように実施すればよいのではなく、製品の設計や生産段階から組み込まれるべきものです。シスコの循環型経済への取り組みに従い、Webex Room Bar はすべての人の持続可能な未来を支えるため、使用する材料、デバイスの設計や包装の方法、発送方法の改善などに工夫を凝らして作られています。使用中も簡単に修理、調整、リサイクルできるようにして製品のライフサイクルを延ばし、カーボン フットプリントの最適化に努めています。このプロセスについては、近日中にさらに詳しくお伝えできる予定です。

大きな発想を小さな会議室に

Webex Room Bar はコンパクトながらも強力なルーム デバイスだということがおわかりいただけたと思います。このデバイスがあれば、ハドル スペースや小さなミーティング ルームに、柔軟でインテリジェントかつインクルーシブな会議体験を提供できます。職場をハイブリッド ワークに適した空間に変革するため、コスト効率が高く管理しやすい設計になっています。 この新しいソリューションをお届けできるのが楽しみです。Webex Room Bar なら世界中の企業のワークスペースを変革し、ハイブリッド ワークに伴う課題を解決できるはずです。どうぞご期待ください。 —
Webex Room Bar について関心をお持ちであれば、シスコのウェブサイトのビジュアル ツアーで、このソリューションがどのようにワークスペースをハイブリッド ワーク対応に変えるかをご覧いただけます。 新しいeBoook では、専用オフィスからハドル スペース、大規模な会議室まで、Webex Room Kit が柔軟なワークスペースを実現する方法を解説しています。
1 『インサイト調査: 会議室およびビデオ会議の傾向、推進要素、COVID-19 の影響』Wainhouse Research 社、2020 年第 2 四半期

About The Author

Espen Loberg
Espen Loberg VP of Product Management Cisco
Espen Løberg joined Cisco through the acquisition of Tandberg in 2010 and currently leads Product Management for Collaboration Devices while playing a pivotal role in shaping Cisco's Conferencing business through several significant market transitions. Driven by a passion for creating future-proof workplaces, Espen continually pushes the boundaries of what's possible.
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