本記事では、次の方法について解説します。
- シスコと検証済み Samsung Smart Displays を活用して、魅力的な空間をデザイン
- 大規模かつ高度なニーズに対応する空間に Room Kit Pro G2 を導入
- Desk Pro G2 でハドルスペースとデスクスペースを再構築
- 新しいマルチカメラトラッキング体験を選択
- デザインワイヤフレームを高インパクトなフォトリアリスティック レンダリングに変換
- 小規模な共有スペースにシームレスな BYOD 専用会議を導入
- 壁やドアをカスタマイズして、実際の展開状況をシミュレーション
会議およびコラボレーション空間の可視化と検証を合理化する数々の革新的機能を搭載した Cisco Workspace Designer について改めて紹介します。様々な新しいアップデートと拡張されたハードウェアエコシステム対応により、単なる計画ツールではなくなっています。組織およびグローバルな Pro AV コミュニティ向けの中核となる体験型デザインエンジンなのです。
新しい Cisco Workspace Designer は、バルセロナで開催された ISE 2026 およびアムステルダムでの Cisco Live EMEA の展示フロアで紹介されました。デザインコミュニティで世界最高峰の賞である 2026 年 iF Design Awards において、卓越したユーザー体験(UX)が国際的なデザイン専門家から高く評価されました。また、Best of Enterprise Connect Awards の AV/Video 部門「Best Innovation」において最終候補に選出されました。さらに、コンセプトから技術的な部品表に至るまでの計画を加速し、ROI を証明し、ソリューション選定前に体験を提示できる最高のオンラインツールとして、AV パートナーおよびインテグレータに支持されています。
それでは、最新情報をご紹介します。
シスコと検証済み Samsung Smart Displays を活用して、魅力的な空間をデザイン
会議室の計画に数か月を費やした後に、運用開始時に AV 統合の課題が見つかるというのは、よくあることです。ビデオシステムと連携しないディスプレイ、適切な解像度に対応していない状態、カラー設定が揃っていないデュアルスクリーン、画面の遅れを生むリフレッシュレート、導入当日に出る「信号なし」警告、AV ハードウェア技術スタックが分断されて把握しづらい状況。こうした問題は、ワークスペース更新プロジェクトの遅延や予算オーバーの原因となることがあります。
しかし、その問題はもはや過去のものです。
ISE 2026 で発表された Cisco Workspace Designer は、シスコのビデオ会議技術とシームレスに動作することが確認された Samsung Smart Displays とシスコ コラボレーション デバイスを組み合わせて提供する、初のインタラクティブ体験です。直感的なインターフェイスを利用して会議空間を 3D 画像で映し出すことで、シスコと Samsung の会議室ソリューションを組み合わせ、サイズ、用途、レイアウトに基づく最適な体験を提供するように設計できます。
では、なぜシスコルーム展開において検証済みの Samsung ディスプレイを選ぶべきなのでしょうか。
最新世代の Samsung ディスプレイは、シスコとの完全な互換性を確保するために厳密なテストが行われており、チームが入室すると自動的に最適な映像品質と色バランスに調整されます。会議前に手動で調整する必要はありません。
またスタンバイモードを同期させることで、エネルギー消費を最適化し、ディスプレイの寿命を延ばします。さらに、IT 管理者は Control Hub を使って、接続された画面の正常性状態や Samsung ディスプレイの重要な情報にリモートからアクセスすることができ、推測に頼ることなく完全なワークスペース可視化できます。
それでは、デザインに取りかかりましょう。
会議室、役員会議室、トレーニングルーム、またはその他の空間を構成する際、直感的な UI を使用して、検証済みの Samsung ディスプレイ(LCD スクリーン(QMC シリーズおよび QHFX シリーズ 115”)、超大型 LED ウォール(The Wall 146”、これはシスコ検証済みの初の LED ディスプレイ ソリューション)、および Cisco Rooms の没入型レイアウトや Microsoft Teams Rooms の Front Row 体験に最適化された 21:9 のウルトラワイドディスプレイ(QPDX-5K))から選択できます。

3D モジュールでは、室内のすべての人に対するディスプレイのカバレッジを簡単に確認できます。サイズや設置位置の高さも細かく調整可能です。115” LCD が役員会議室の壁にどのように収まるかをシミュレーションすることもできます。日常的な会議室でも超没入型の役員会議室でも、ディスプレイサイズに最適なカメラ構成を選択できます。さらに、Samsung モニターにリモート参加者とコンテンツを表示した際に、その部屋にいる感覚をシミュレーションできます。
デザインの準備が整ったら、Workspace Designer から、展開に必要なシスコおよび Samsung の機器一覧を含むブループリントを生成して共有できます。最終的に余計な判断や遅延なしで、スムーズに展開することが可能です。
大規模かつ高度なニーズに対応する空間に Room Kit Pro G2 を導入
新しいビデオ デバイス オプションとして Cisco Room Kit Pro G2 が導入されたことで、シンプルで拡張性の高い AVoIP ファーストのアーキテクチャを備えた大規模でインパクトのある空間をデザインし、カスタムプログラムではなく映画のような一体感ある体験を実現できます。この新しいソリューションを選択した際に最初に実感できる違いは、従来のどの製品よりも広範な AVoIP アクセサリエコシステムを制御および統合できる点です。
以下のような部屋をデザインする際、従来より多くの IP カメラ、マイク、タッチコントローラ、その他の周辺機器を使用しながらも、ネットワークスイッチやサードパーティ機器を必要とせず、配線も削減でき、リアルタイムのケーブルマップで全体を確認できます。また、Codec Pro G2 の 10G Ethernet ポート経由で電源供給される Cisco Catalyst 9200CX スイッチを追加することで、難易度の高い AV 展開にも対応できます。

また Room Kit Pro G2 は、長大な会議室や役員会議室においてマルチカメラのクロスビューを柔軟に拡張できます。側壁または正面壁に 2 台の PTZ トラッキングカメラを配置する構成に加え、4 台の側面 PTZ カメラによる「デュアルクロスビュー」を選択でき、テーブルを挟んで行われる室内の議論を捉えながら、話者を見失うことなく、非言語的な合図も逃さず、あらゆるやり取りの明瞭性と公平性を支援できます。

Desk Pro G2 でハドルスペースとデスクスペースを再構築
Workspace Designer は、新しい Cisco Desk Pro G2 を用いて、ハドルおよび個人用デスクスペースのデザインを支援し、数分でセットアップ可能な究極のオールインワンビデオ会議ソリューションを提供します。ハドルルーム設定時には、デフォルトで、省スペースかつ公平性を重視したテーブルに配置された新世代の卓上型コラボレーションディスプレイが標準デバイスとして表示されます。

カメラの映像範囲を確認したいですか?カメラオーバーレイにより、参加者がデバイスの 105o の水平視野内に収まっているかを確認できます。テーブル上をすっきりさせたいですか?壁面とシームレスに統合できる VESA マウントオプションを選択できます。あるいは、テーブル上にスタンドアロンのタッチコントローラを設置したいですか?Room Navigator を追加するだけで、デザインは準備完了です。ぜひお試しください。さらに、個人デスク、役員オフィス、政府機関のワークステーション、フォーカスルーム、オープンデスクエリアを、重要な瞬間を支えるオールインワンステージとしてデザインできます。
新しいマルチカメラトラッキング体験を選択
超大画面ディスプレイのセットアップで最適なカメラ配置のデザインに悩んだことはありませんか?もう心配はありません。新しい Cisco Room Kit Pro G2 は、メイン壁面に 2 台の Room Vision PTZ カメラを配置でき、柔軟なカメラ配置を必要とする、または Samsung All-in-One 146” LED ビデオウォールのような超大型スクリーンを備えた役員会議室、ブリーフィングスペース、トレーニングルーム、講堂に最適です。
利用可能なデバイスオプションから「Room Kit Pro G2 + Dual PTZ」体験を選択すると、2 台のトラッキングカメラが室内参加者を自然に捉えるための最適な高さに自動で配置されます。

デザインワイヤフレームを高インパクトなフォトリアリスティック レンダリングに変換
エクスポートした構成は、IT 部門外からの合意を得たり、クライアントにルームデザインを提示したり、外部コンサルタントにデザイン要件を提案するために、より強い視覚的訴求力が必要ではありませんか?既存のワークスペースのデザインに調和させることができたらどうでしょうか?今では、Workspace Designer で生成された任意のワイヤーフレームデザインを使用し、Google Gemini などの生成 AI ツールで当社の AI プロンプトを活用して、写真で撮影したような魅力的なビジュアルにレンダリングし、次回の顧客プレゼンテーションや他部門との技術選定共有に活用できます。
ヘッダーナビゲーションの[リソース(Resources)]メニューにある[フォトリアリスティック レンダリング(Photorealistic renders)]をクリックするだけで、すぐにコピーしてワークフローに組み込めるビジュアル例とガイダンスにアクセスできます。詳細については、こちらのインタビューをご覧ください。

小規模な共有スペースにシームレスな BYOD 専用会議を導入
Workspace Designer の新しいソフトウェア導入モデルとして、USB-C でノート PC を接続するだけで Room Bar BYOD の豊富な音響および映像機能を利用できる、スケーラブルな BYOD 専用ビデオ会議向けのハドルルームや小規模会議室をデザインできます。構成フローのソフトウェア体験ステップで[Bring Your Own Device]を選択するだけで、任意のビデオ会議クライアントで参加および主催が可能なルーム展開を可視化できます。

壁やドアをカスタマイズして、実際の展開状況をシミュレーション
部屋の展開における細部を再現することは重要であり、それが技術選定や AV 設置方法に影響を与える可能性があります。室内の移動のしやすさやアクセス性を考える上で、考慮すべきドアはありますか?音響カバレッジに影響を与える可能性のある壁面の音響処理はありますか?また、マルチカメラ体験を設計する際に考慮すべきガラス壁はありますか?
Workspace Designer により、効率的にデザインし、煩雑さなく展開できます。[概要ビュー(Summary view)] からアクセスできる [壁とドア(Walls and doors)] ステップでは、壁の種類を定義し、ドアを適切な位置に配置し、音響パネルを適用して既存または計画中の空間をシミュレーションできます。






