Cisco Webex App for Salesforce
営業パイプラインの業務を進めるには、社内の営業チームのメンバーと社外の顧客のどちらとも、継続的なコミュニケーションとコラボレーションが必要です。 顧客関係管理 (CRM) ソフトウェアがお使いのコラボレーション ツールと統合されていないと、商談が成立して達成感を味わっていたとしても、すぐに面倒になってうんざりしてしまいかねません。
- 異なるアプリの切り替えがストレスに
これは、特に複数の利害関係者が関与していて調整コストがかかる大企業の取引の場合に当てはまります。 コラボレーションやコミュニケーションのたびにアプリの切り替えが必要になり、営業チームのストレスとなります。
- 関連する顧客とのやり取りの情報が複数のツールに分散アプリを何度も切り替えると、重要な顧客情報が、ミーティング クライアント、ミーティング クラウド、ソフト フォン、メッセージ クライアントなど、さまざまなアプリに分散してしまいます。
顧客とのやり取りを手作業で記録し文書化する方式では大規模に処理できないため、CRM データは部分的で不正確なものとなってしまいます。また、外部のツールを利用できるとしても、正しい情報を外部ツールから取得するのが難しく、合理的とは言えないほどの手間がかかる可能性もあります。 さらに、大企業の営業チームでは組織の再編や離職が起こる場合があり、問題はさらに悪化します。新規メンバーには、進行中の取引の状況について説明する必要があるためです。 CRM データが不正確だったり、顧客とのやり取りの情報が分散したりしている状態では、新規メンバーは自律的に必要な情報を集めることができません。
より緊密な統合が必要
コラボレーション業界では、コラボレーション ツールをナレッジ ワーカーが必要とするアプリすべてにつながるメインの入り口として格上げする動きがあります。しかし、シスコでは、 “ハブ” という枠組みが常に妥当とは限らないと考えています。 通常、企業規模が大きければ大きいほど、また役職の専門性が高ければ高いほど、そうした役職の人たちの一部が業務の大半で利用するツールも専門性の高いものとなります。 Webex チームにとって、お客様の声に耳を傾けることは不可欠です。ご要望を受け、専門性の高いプロフェッショナルがほぼ一日使用しているツールで Webex プラットフォームを活用できるようにするための投資を行いました。
Cisco Webex App for Salesforce
昨年 12 月に発表した WebexOne に続き、このたび Cisco Webex App for Salesforce が新しく登場しました。アプリの切り替えを最小限に抑えて重要なやり取りをすべて集約し、快適なコラボレーション体験を提供できるよう緊密な統合を実現しています。 Salesforce の管理者は、Webex App Hub からアプリをダウンロードして Salesforce インスタンスにインストールし、Webex の機能 (Meetings、Calling、Messaging) を追加した標準オブジェクトやカスタム オブジェクトのレイアウトを作成できます。
Meetings コンポーネント
特定のオブジェクトのコンテキストでスケジュール設定されたミーティングは、そのオブジェクトに関連付けられます。 営業のプロフェッショナルは、メールやカレンダーのクライアントを開くことなく、Salesforce 内でミーティングのスケジュールを設定できるようになります。さらに、ミーティングが自動で記録され、録画や議事録を利用できるという利点もあります。
Messaging コンポーネント
Webex Meetings と同じく、Webex のスペースはあらゆる種類の標準オブジェクトやカスタム オブジェクトに関連付けることができます。 新規のスペースでも既存のスペースでも同様です。 アカウント チームは、グローバル チャット要素を介して、あるいは Salesforce オブジェクトから直接、適切なスペースとコンテンツにアクセスできます。 Salesforce 内に開くチャット ウィンドウは、Webex App とほぼ同じ操作感で使うことができます。
Calling コンポーネント
通話は、Webex のダイヤラー コンポーネントを介してグローバルに行うこともできますが、関連する取引先を自動的に取得して、任意のオブジェクトでローカルに行うこともできます。 PSTN と Webex ビデオ通話の両方をサポートしています。 いずれの場合も、電話を掛けるときに、簡単に電話内容の記録を取って情報収集できるフォームが必ず起動されるように設定できます。 Webex App for Salesforce では、メディア ストリームを処理するため、バックグラウンドで Webex App を同時に立ち上げています。 このアーキテクチャには、Webex App がサポートするあらゆる通話バックエンドと連携できるというメリットがあります。 この統合機能により、仕事の効率が上がります。 ご利用になっているツールが何であれ、お客様には仕事で最大限の力を発揮していただきたいと私たちは考えています。 シスコは使命を実現すべく全力で取り組んでいます。今後も新しい統合機能を提供し続けていきますので、ぜひご期待ください。
Webex App for Salesforce にアクセスすれば、この統合機能の利用を開始できます。詳細情報はこちらの資料をご覧ください。
詳細情報 Webex の新機能: 2021 年 5 月 シスコと Prezi 社、ビデオ コラボレーション体験を強化 Webex アプリの 5 月のアップデート内容: メッセージの未読マーク付け、アプリ内のスケジュール カレンダー、Linux 版 Webex など