このコロナ禍によって、多くの企業でリモートワークへの移行が急務となり、その場しのぎの判断が行われました。 その結果得られたのは、今まさに変わろうとしている仕事環境のニーズに対応できないソリューションでした。 本日発表する まったく新しくなった Webex Suite なら、将来を見据えた環境を構築できます。このスイートは、お客様にすでにご愛用いただいている、会議、メッセージング、通話といった業界最高水準の機能を統合したものですが、 インタラクティブな投票や、包括的なイベント管理といった機能で、今後さらに強化されます。 ハイブリッド勤務のあらゆるソリューションが包括的なスイート 1 つに統合されているため、その他のツールやソリューションを購入する必要もありません。 ハイブリッド勤務のさまざまなニーズを満たすことができるうえ、アラカルトの場合よりも最大 40% お得に購入することが可能です。 この記事では、ハイブリッド勤務の時代に必要な 5 つの重要な特徴を紹介します。どの企業にも、これらを考慮することをお勧めします。 私たちが市場に投入する業界最高水準のハイブリッド勤務ソリューション、Webex Suite では、どのイノベーションにも、こうした特徴が現れています。
- インクルージョン:ソリューションには、インクルージョンを実現して、すべての人が平等なエクスペリエンスを得られることが求められる
どうすれば、すべての従業員が、受け入れられていると感じ、意見を述べたり、平等感を得たりできるのか。ハイブリッド勤務でお客様が特に懸念しているのはその点です。 新しいハイブリッド環境は、ありのままの自分で参加でき、すべての人から受け入れられる場でなければなりません。 12 月に、英語から 100 ヵ国語以上の言語にリアルタイムで翻訳する機能を紹介しましたが、この機能を利用すると自分の言語で参加でき、これまで以上に有意義な、Webex のエクスペリエンスを得られます。 多くの人が英語のネイティブスピーカーではないため、リアルタイム翻訳と字幕の機能を拡張して、スペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語を含む 11 ヵ国語に対応できるようにしています。 どのような言語を話す人も、Webex で最良のエクスペリエンスを得られるようにしたいと私たちは考えています。 昨年の 10 月に BabbleLabs 社を買収し、インテリジェントな背景ノイズ除去機能を実現しました。この機能があれば、背後で子供たちが走り回っていてもサイレンが鳴っていても、仕事の雰囲気を壊さずに済みます。 Webex のインテリジェントな音声ノイズ除去機能は、自分の声を認識できるように最適化され、さらに強化されます。 今後、オープンスペースや共有スペースで働く人が増えると思われます。この素晴らしい機能は、そのような場面で、自分の声と周りの会話をインテリジェントに区別し、不要な声を抑制してくれます。 次のビデオで実際にご覧いただけます。
リモートワーカーとオフィスに戻る従業員が混在する環境では、どうすれば、すべての人に平等なプレゼンスとエクスペリエンスを提供できるでしょうか。 Webex では、People Focus の機能に加え、高度な Webex カメラのインテリジェンスと、顔認識の応用によって、自宅から参加しても、会議室からグループで参加しても、すべての人が平等に画面に表示されます。
- 柔軟性:ソリューションには、さまざまなワークスタイル、役割、環境に柔軟に適応できることが求められる
今では、タイムゾーンと国をまたいで存在するチームメンバーが、異なる時間帯に、異なるニーズを持ちながら働いています。そのため、柔軟なだけでなく、個人とチーム両方のワークスタイルに適応できるコラボレーションツールが必要です。 シスコは最近 Slido 社の買収を発表しました。これによって同社が提供するクラス最高のオーディエンスインタラクションプラットフォームが、新しい Webex Suite に完全統合されました。 Slido が統合された Webex では、投票、クイズ、リアルタイム Q&A といった魅力的な機能を、その他のツールを購入しなくても利用できます。 私自身もこの機能をよく利用して、参加者の興味を引くインタラクティブな会議を柔軟に演出しています。参加者も Slido を気に入っているはずです。 次のビデオで実際にご覧いただけます。
Webex 専用デバイスのポートフォリオ全体で重視されているのは、個人とチームが場所を問わず柔軟に働けることです。 12 月に発表した Webex Desk シリーズでは、高性能の Webex Desk カメラから、ノートパソコンユーザー向けヘッドセット、高品質のオールインワン Desk Pro に至るコラボレーションデバイスを取り揃えています。 初めてご紹介する Webex Desk は、Desk Pro の小型版ですが、高品質のビデオ/音声機能や AI を搭載するなど、Desk Pro と同等の優れた機能を備えています。 最初にご紹介したお客様から、すでに多くの反響を頂いており、今月の受注開始を本当にうれしく思っています。
どの Webex デバイスも、Webex Suite の堅牢な機能とのシームレスな統合を目的としていますが、メリットはそれだけではありません。 Webex Suite を利用されるお客様は、すべてのデバイスを、特別な Webex クラウドプロモーション価格でご購入いただけます。これを活用することで、従業員に配慮した柔軟かつインクルーシブなコラボレーション環境を、組織のさまざまなレベルで実現しやすくなります。 Webex デバイスには、Webex Assistant も搭載されています。これは私のお気に入りの機能です。 Webex Assistant はインテリジェントなイノベーションであり、ユーザーの声を認識して、「会議を開始して」、「電話をかけて」といった命令に応答します。 本日、新しい Webex Assistant Skills Platform を発表します。お客様、パートナー様、サードパーティベンダーの開発者様は、このプラットフォームでスキルとコマンドをカスタマイズして、特定のニーズを満たすように Webex Assistant を調整できます。
対面での会議最後に参加してから 1 年以上が経ちます。そうした会議に参加できなくて寂しいと思うことを恥ずかしいとは思いません。 1 対 1 の交流、お客様との深夜のディナー…。窓のないカンファレンスホールですら恋しくなります。 もちろん誰もがそのように思うとは限りませんが、これからは、多くの人が、会議や打ち合わせに出席することを好むようになります。 そのため、新しいハイブリッドイベントを企画する主催者はこれまで以上に柔軟でクリエイティブな発想を持つ一方で、新しいソリューションを活用して、イベントの魅力を高め、多くの人の参加を可能にしなければなりません。 新しい Webex Suite では、業界をリードする包括的なイベントプラットフォームにより、少人数向けウェビナーから、数日間にわたる大型のイベントまで、あらゆる規模のイベントを主催できるようになりました。 たとえば、Webex Events では、ウェビナーモードで 1 万人が参加できるようにキャパシティが拡張されています。規模をさらに拡大したい場合は、ウェブキャストモードにすると、最大 10 万人が参加できます。 また、最近、Socio Labs 社買収の意向が発表されたため、将来のイベントを考慮してそのレベルをさらに引き上げる予定です。 同社の最新のイベント管理技術が Webex Suite に実装されると、魅力的でインクルーシブなイベントエクスペリエンスをエンドツーエンドで創出するのに必要な、登録、発券、イベント後のフォローアップといったあらゆる業務を行えるようになります。
https://youtu.be/IDX3ieF1yHI
- 支援:ソリューションは従業員の健康と幸福を支援できるものでなければならない
シスコは、「すべての人にインクルーシブな未来を実現する」というミッションを掲げていますが、ハイブリッド勤務の時代になると、その目標がこれまで以上に重要になります。 私たちは、シスコの社員のためだけにそうするのではなく、製品開発でも従業員の幸福を真剣に考えています。 先週、私たちは Webex と Thrive Reset アプリの統合を発表しました。 この統合機能を利用すると、会議や通話を連続して行ったときに、短い休憩を促す Webex メッセージが届きます。 60 秒の深呼吸やストレッチを行うことになりますが、好きな画像、引用、音楽を使って個人的な Reset をつくることもできます。 神経科学の研究によれば、わずか 60 秒間、心の中を整理するだけでストレスの蓄積を防止できます。 Thrive Reset を Webex プラットフォームに統合すると、従業員の健康状態を良好に保ち、燃え尽き症候群を軽減できるようになります。
今年の初めに People Insights という新しいイノベーションを市場に投入しました。 これにより、ユーザー個人だけがアクセス可能なデータをリアルタイムに取得してスマートに活用したり、そのデータを基に時間の使い方を決定したりできます。 この機能が、Personal Insights の導入によって強化されます。Personal Insights では、個人目標を設定して、その進捗をリアルタイムで確認できます。これらはすべて、Webex Suite から操作できます。 Personal Insights のデータを利用できるのも、ユーザー個人のみです。 Webex を現在ご利用中のお客様は、Personal Insights を今月プレビューいただけます。 詳細については Cisco Customer Connection にアクセスしてください。 オフィスへの復帰には不安が伴うため、従業員を安全に復帰させるスマートテクノロジソリューションも求められています。 インテリジェントな Webex デバイスは、オフィスへの安全な復帰をサポートする機能を備えています。たとえば、従業員が利用可能な会議スペースを見つけやすくするために、会議室の予約や、会議室までの道順把握の機能を提供します。 ソーシャルディスタンスや消毒の手順を守れるように、室内の密度に関するアラートや消毒関連の通知を送信することも可能です。 こうした機能をすべて備える Webex Suite と Webex デバイスを利用することで、従業員がどのような場所で働いていても、彼らの安全と健康を守ることができます。
- 安全性:ソリューションは、安全性とプライバシを重視したものでなければならない
セキュリティの確保が重要だとわかっていても、多くの場合、それが適切には行われていません。 ハイブリッド勤務で成果を得るにはセキュリティ対策が非常に重要です。 ビジネスが成功するか否かは、セキュリティソリューションを実装できるかどうかにかかっています。 たとえば、ドアを閉めた部屋で行われていた機密性の高い会議が、今では、ビデオを介して行われています。出席者の ID や参加方法を物理的に確認できなくなると、セキュリティの確保が非常に困難になります。 シスコがコラボレーション向けに業界で初めて開発したゼロトラストセキュリティでは、リソースやデータにアクセスを試みた段階で ID が確認されます。業界初のリアルタイムデータ損失防止(DLP)も新たに導入しました。 リアルタイム DLP を使用すると、投稿済みコンテンツの編集や削除を行うのではなく、それらを事前に分類し投稿を禁止できます。これも、Webex ソリューションに実装された業界最高水準のセキュリティ機能を示すほんの一例です。DLP を利用すれば、問題が発生しそうな段階から対策を打つことができます。
- 管理:ソリューションには、円滑かつ簡単に環境を管理できることが求められる
ハイブリッド勤務が複雑で動的なものであることは明らかです。 それによって、最良のセキュリティエクスペリエンスを提供する管理者が、新たな課題を抱えることになりました。しかし、新しい Webex Suite なら、強力なツールセットで、インフラストラクチャを管理し、ユーザーをサポートできます。 すでにご利用いただいている Webex Control Hub では、ユーザー、デバイス、環境のサポートやリアルタイムなトラブルシューティングといった IT 管理を一元的に行えますが、 こうした管理機能がさらに強化されました。 Webex Control Hub と Webex デバイスがシームレスに統合されたため、ハイブリッド勤務環境のユーザーデバイスを一括で管理できます。セキュリティパッチとファームウェアアップデートも、以前より効率的に適用可能です。 また、ハイブリッド勤務環境では、フィードバックを直接得られることがこれまで以上に重要になっています。そのため、ユーザーの満足度を Control Hub から一元的に調査する機能を新たに開発しています。これにより、ユーザーの意見や、Webex のフィードバックをすべて 1 ヵ所で収集し確認できます。
新しい Webex Suite を象徴する、Webex の新ブランド
新しい Webex Suite の精神を目に見える形にしようと刷新した Webex ブランドも発表します。このブランドには、インクルージョンという私たちの基本的価値観と、未来の働き方への期待感が生き生きと表されています。 新ブランドは、新しいグローバルブランドキャンペーンで紹介され、Webex Suite 全体に展開されます。
こちらの記事でも、新しい Webex Suite を紹介しています。Webex がお客様のハイブリッド勤務実現にどのように役立つかをご覧ください。
詳細情報 Webex の新機能:2021 年 6 月 Webex アプリの新機能:2021 年 6 月 新たなハイブリッド環境に合わせて進化する、Webex のエクスペリエンス 包括的な未来の働き方の実現:シスコが、ハイブリッド ワークとハイブリッド イベントを実現して均等な機会と発言権を確保する、Webex のイノベーションを発表(プレス リリース)