ハイブリッド勤務向けに構築された次世代のビジネス通話

ハイブリッド勤務が進化を続ける中、場所を問わない働き方を実現する上でモビリティは欠かせないものになっています。従業員は、オフィスや自宅に限らず、あらゆる場所から電話をかけ、コラボレーションしています。この新たな環境では、企業は従業員の働き方に合わせて、場所やデバイスを問わない働き方を可能にするテクノロジーを従業員に提供する必要があります。 Webex チームは、Webex の通話エクスペリエンスを見直し、次世代のコラボレーション機能を提供するために懸命に取り組んできました。毎月 80 億回の通話を接続しているシスコには、人々の働き方に影響を与える多大な機会があります。シスコは、お客様が最新の通話とコラボレーション機能を利用して、最適なエクスペリエンスを得られるようにしたいと考えています。今月は、企業のビジネス通話に関する以下のイノベーションをご紹介します。

移動中のユーザーに快適なモバイル エクスペリエンスを

最も素晴らしいイノベーションは、Webex Go があればモバイル デバイスでこれまでにない快適なエクスペリエンスを実現できるようになったことです。この新機能により、ハイブリッドな環境で毎日の生活と働き方を変えることができます。Webex Go があれば、個人用とビジネス用の 2 台のモバイル デバイスを持ち歩く必要がなくなります。Webex Go を使って Webex Calling のビジネス回線をネイティブに個人の携帯電話に拡張できます。 この新しいサービスでは、新しくアプリを導入せず、個人の携帯電話のデフォルトのダイヤラーを使って、通常の通話と同じ方法でビジネス通話を受発信できます。運転中や電車に乗っているときに、高い通話品質を提供するセルラー音声ネットワークですぐに接続できます。同僚と通話するときには、業務用の番号が示され、個人情報のプライバシーを守ることができます。さらに、業務で国内または国際通話を行っても、個人の携帯電話の料金はかかりません。これは、その通話が会社に紐づいているために、個人のアカウントに課金されたり、個人のアカウントが利用されることがないためです。 Webex Go は Control Hub で簡単にプロビジョニングおよび管理できるので、管理者にも最適です。IT 部門は、ビジネスや業界で義務付けられている通話記録など、個人の携帯電話でコンプライアンス標準を有効にし、ビジネス通話やテキストの分析にアクセスして企業の電話の利用状況を把握することで、すべての携帯電話を安全で標準に準拠したエンドポイントにすることができます。 Webex Go は 2022 年上半期のリリースを予定しています。初期のリリースは米国でのみ提供され、その後、他の地域にも拡大していく予定です。

Webex Go の詳細とデモをご覧になりたい場合は、WebexOne に登録し、Webex Calling セッション「毎月 80 億回の通話を支える通話プラットフォームを備えたクラウドへの移行」にご参加ください。

Webex App に追加された機能

Webex Go の発表に加え、Webex App の通話エクスペリエンスも拡張されました。以下の新機能が追加されています。 動的位置情報がサポートされる Nomadic E911 サービス– Webex App の使用時に緊急電話をかけなければならない場合、この機能によって正確な位置情報が緊急サービスに提供されるため、容易でタイムリーな出動が可能になります。キャンパスでは、Webex App とデバイスにより、管理者が設定したネットワーク トポロジーに基づいて位置情報が提供されます。エンタープライズ キャンパス以外の場所では、Webex App はユーザーに対して緊急通話時に使用する住所の指定を求め、RAY BAUM 法に準拠する (発信元の位置情報を提供する) ことができます。 再構築された共有回線エクスペリエンス: 新しいクイック通話ウィンドウにより、ユーザーは簡単にマルチタスクを行いながら、電話にすばやく応答し、生産性を高めることができます。この複数回線通話フローは、回線と仕事を他のチーム メンバーと共有する、経営幹部やサポート担当者などのパワー ユーザーの通話向けに作成されました。この機能を使うことで、サポートされているすべての電話回線が最新の状況と回線ごとの通知と共に常に表示され、サポート担当の従業員がリアルタイムの通話ルーティングを最適化できます。

シスコ デバイスとの連携を強化

Webex App をビジネス用の電話として使い、通話、ミーティング、メッセージなど複数のワークフローで価値を得るのに加え、シスコ デバイスとのシームレスな統合も行っているお客様が増えてきたことを嬉しく思います。たとえば、机上のシスコ電話機で熱心に話し込んでいる最中に、携帯電話に移行することができます。このとき会話は中断することなくシームレスに転送されます。 今月リリースされたもう 1 つの優れたイノベーションは、パーソナル会議室デバイスからのクラウド通話です。この機能を使うと、名前または内線番号で同僚に電話をかけたり、Webex Desk Pro デバイスで直接 PSTN 通話を受発信できます。シスコ デバイスにも AI ベースの背景ノイズ消去や、Control Hub からデバイスを簡単に設定および管理できる機能など最新イノベーションが搭載されています。実際、Control Hub では、通話、ミーティング、メッセージにおけるすべてのワークロードとデバイスに関する分析が提供されます。大きな違いは、ハードウェアとソフトウェア データの分析に対するインサイトを 1 つの場所で得ることができる点です。 シスコはイノベーションを生み出す熱意があるのはもちろんのこと、目的に合った製品機能も作りたいと考えています。お客様の多くは安全性を第一に掲げているので、この取り組みでは安全性を確保しています。そのために、最新の緊急通知サービス プロバイダーの Singlewire Software と連携し、Webex Calling と InformaCast ソフトウェアを統合しました。この新機能により、組織は緊急通信を送信して安全性を実現し、人々のつながりを維持できます。ライブのブロードキャストや録音された音声ページをシスコの電話機やスピーカーに送信したり、テキストのアラートをデジタル サイネージ、デスクトップ コンピューター、モバイル デバイスに送信できます。たとえば、学校の環境で、オフィスの管理者がボタンをタッチして侵入者アラートを送ると、中継システムにすぐに一斉送信され、すべての電話に配信されます。全体的に、Webex Calling とシスコ デバイスの連携が向上しています。

中断のないクラウド イノベーション

ここまで、マルチテナント サービスを介して提供される Webex Calling クラウド エクスペリエンスのあらゆる面について紹介してきました。ほとんどのお客様はクラウドの価値を認識していますが、さらなる柔軟性と段階的な移行のアプローチを求めるお客様もいます。 素晴らしいお知らせがあります。クラウドの専用インスタンスの提供が開始されました。この専用インスタンスは、Cisco Unified Communications Manager コール制御スタックに基づいていて、Webex Calling に統合されています。これにより、古いシスコ電話機、リモート サイトでのローカル サバイバビリティ機能、および既存の Unified Communications Manager の統合のサポートを必要としているお客様に、クラウドのイノベーションと拡張されたエクスペリエンスが提供されます。お客様は、マルチテナントと専用インスタンスを柔軟に併用して、ナレッジワーカーだけでなく、現場や規制のある業務を担当する従業員を含むすべての従業員に対してハイブリッドな環境を実現できるようになっています。

通話プラン カバレッジの拡大

Cisco Calling Plans にバンドルされたソリューションを使って、クラウド通話エクスペリエンスを簡素化できます。Webex Calling のお客様は、新しい PSTN 番号をシスコに発注するか、または既存の番号を移植して、シスコとシスコのパートナーの完全なサポートを受けることできます。 シスコは、現在米国、カナダ、英国ですでに運用している Cisco Calling Plans でグローバルな展開を積極的に推し進めています。今月は、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、リトアニア、ルクセンブルグ、スウェーデンの EU 10 か国で Cisco Calling Plans のトライアルを開始しました。本年度末までに一般公開される予定です。

次世代の通話エクスペリエンスへの対応はお済みですか? 

ご覧いただいたように、Webex チームはお客様をサポートする多くの新しいイノベーションを提供するために全力を尽くしています。ハイブリッドな働き方に合わせた次世代の通話エクスペリエンスをお探しの場合は、ぜひ Webex をお試しください。

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